もん‐しょう【門牆/門墻】
1 門と垣。転じて、家の出入り口。かどぐち。 2 《門と垣が並んで続いているところから》きわめて近い所のたとえ。
もん‐しょう【紋章】
氏族・家・国・団体などのしるしとして用いる一定の図柄。天文・地文・動植物・器物などを図案化したものが多い。紋。紋所。
もんしょう【紋章】
横光利一の小説。昭和9年(1934)発表。自意識過剰で消極的な知識人山下久内と、行動家雁金八郎との対比を描く。
もんしょう‐がく【紋章学】
紋章の意義・意匠・由来などを研究して、系図・祖先などを明らかにする学問。
もんしろ‐ちょう【紋白蝶】
シロチョウ科のチョウ。最も普通にみられるチョウで、翅(はね)の開張5、6センチ。翅は白色で、前翅の先端が黒く、前翅...
もん‐しん【問診】
[名](スル)医師が患者を診察する際、まず、本人や家族の病歴、現在の病気の経過・状況などを尋ねること。
もんしん‐ひょう【問診票】
現在の心身の状態や、病歴・アレルギーの有無などについての質問をまとめた書類。診察を受ける前に、患者本人が書いて提出する。
もん‐じ【文字】
「もじ(文字)」に同じ。「十—」「大(だい)—」
もんじ‐の‐くに【文字の国】
中国の異称。漢字が豊富であるところからいう。
もんじ‐の‐ごく【文字の獄】
中国の諸王朝で起こった筆禍事件の総称。特に清朝の康熙帝・雍正帝・乾隆帝時代のものが有名。満州出身の清朝は、その政治...
もんじ‐の‐ほうし【文字の法師】
もっぱら教理・経文の研究にのみふけり、実践的な禅行を修しない法師。禅僧が学問僧をあざけっていう語。→暗証(あんしょ...
もん‐じゃ【文者】
学者。また、詩文に巧みな人。「まことしき—にて」〈大鏡・道隆〉
もん‐じゃ【問者】
1 問う人。質問者。 2 仏語。論議などの席や竪義(りゅうぎ)の際に、提出されている問題について竪者(りっしゃ)に...
もん‐じゃく【文尺】
足袋を製作する職人専用の木製の物差し。1尺は曲尺(かねじゃく)の8寸に相当。文木(もんぎ)。
もん‐じゃく【文籍】
書籍。書物。ぶんせき。
もん‐じゃく【問籍】
「名対面(なだいめん)1」に同じ。「滝口の—も絶えにければ」〈平家・四〉
もんじゃ‐やき【もんじゃ焼(き)】
お好み焼きに似た食べ物。ゆるく溶いた小麦粉で鉄板に文字を書いて楽しんだりしたところから、「文字焼(もんじや)き」の...
もんじゅ
福井県の敦賀半島北端部にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉。高速の中性子によって燃料のプルトニウムを増殖し、ナ...
もんじゅ【文殊】
「文殊菩薩(ぼさつ)」に同じ。
モンジュ
[1746〜1818]フランスの数学者。海軍大臣。画法幾何学を創始した。また、解析幾何学の業績や、微分方程式のモン...
モンジュイック
スペイン北東部、カタルーニャ州の都市バルセロナの市街南西部にある丘。カタルーニャ美術館、カタルーニャ考古学博物館、...
モンジュイック‐じょう【モンジュイック城】
《Castillo de Montjuic》スペイン北東部の都市バルセロナにある要塞。市街南西部のモンジュイックの...
もんじゅ‐いん【文殊院】
奈良県桜井市にある華厳宗の別格本山。山号は、安倍山。通称、安倍文殊院。推古天皇の時代、阿倍倉梯麻呂の創建と伝える。...
もんじゅう【文集】
「白氏文集(はくしもんじゅう)」の略。
もんじゅ‐え【文殊会】
文殊菩薩を供養する法会。毎年7月8日に諸国の寺院で行われたが、のち京都の東寺・西寺のものが有名になった。《季 夏》
もんじゅ‐どう【文殊堂】
文殊菩薩の像を安置した堂。
もんじゅ‐の‐ちえ【文殊の知恵】
文殊菩薩のような、すぐれてよい知恵。「三人寄れば—」
もんじゅ‐はちじほう【文殊八字法】
密教で、文殊菩薩を本尊とし、八字の真言をもって息災を祈願する修法。八字文殊。
もんじゅ‐ぼさつ【文殊菩薩】
《「文殊」は、梵Mañjuśrīの音写「文殊師利」の略。妙吉祥・妙徳と訳す》智慧を象徴する菩薩。普賢(ふげん)菩薩...
もん‐じょ【文書】
1 書きつけ。書類。ぶんしょ。「古—」「紙背—」 2 古文書学で、ある人から他の人にあてて発給され、何らかの効果を...
もん‐じょう【文章】
1 「ぶんしょう(文章)」に同じ。 2 「文章道(もんじょうどう)」の略。
もん‐じょう【問状】
1 答弁を求めるための質問書。 2 鎌倉・室町幕府の訴訟制度で、訴人(原告)の訴えを受理したとき、論人(被告)や証...
もんじょう‐いん【文章院】
平安時代の大学別曹。承和元年(834)ごろ、菅原清公の建議により、文章道を学ぶ学生のための施設として設けられた。東...
もんじょう‐しょう【文章生】
大学寮で文章道を専攻した学生。もんぞうしょう。もんじょうのしょう。
もんじょう‐とくごうしょう【文章得業生】
文章生の中から、成績優秀な者2名を選んで、官吏登用試験の最高段階である秀才・進士試験の受験候補者としたもの。
もんじょう‐どう【文章道】
律令制における大学寮の一科。中国の詩文および歴史を学ぶ学科。→紀伝道(きでんどう)
もんじょう‐はかせ【文章博士】
大学寮に属して詩文と歴史とを教授した教官。神亀5年(728)設置。平安時代には多く東宮学士・大外記(だいげき)を兼...
もん‐じょうみゃく【門静脈】
⇒門脈
もん‐じん【門人】
門下の人。門下生。門弟。
もん‐じん【問訊】
[名](スル) 1 問いたずねること。聞きただすこと。訊問。「即今各国人より—するの節」〈公議所日誌〉 2 禅宗の...
モンス
ベルギー南西部、エノー州の都市。同州の州都。もとエノー伯領の旧都で、聖ウォードリュ教会や市庁舎などの歴史的建造物が...
モンスター
1 怪物。化け物。 2 巨大なもの。また、圧倒的な存在感や影響力をもつ人や物。「政界の—」
モンスター‐ぎんが【モンスター銀河】
爆発的な勢いで新しい恒星を生み出す銀河。太陽系がある天の川銀河では年に10個前後の恒星が誕生するのに対し、数千〜一...
モンスター‐ペアレント
《(和)monster+parent》学校や教育委員会に対して理不尽な要求や苦情を繰り返す保護者をモンスター(怪物...
モンスター‐ペイシェント
《(和)monster+patient》医療機関において、理不尽な要求をくり返す、医師や看護師に暴力をふるう、診療...
モンステラ
サトイモ科モンステラ属の蔓植物(つるしょくぶつ)。茎は太く、節間から気根を出す。葉は厚く革質で、羽状に切れ込み、と...
モンスーン
1 季節風のこと。本来はアラビア海で半年交代で向きの変わる風をさし、季節の意のアラビア語が語源。 2 インドや東南...
モンスーン‐うず【モンスーン渦】
日本列島の南方、北西太平洋上に発生する低気圧性の循環。直径約2500キロメートルという巨大な渦で、反時計回りで回転...
モンスーン‐きこう【モンスーン気候】
⇒熱帯モンスーン気候
モンスーン‐ジャイア
⇒モンスーン渦