よ‐みち【夜道】
夜の道。また、夜の道を行くこと。
よみ‐ちが・える【読(み)違える】
[動ア下一][文]よみちが・ふ[ハ下二]まちがって読む。読みあやまる。「文字を—・える」「消費動向を—・える」
夜道(よみち)に日(ひ)は暮(く)れない
帰る夜道にはもう日も暮れる心配はない。腰を落ち着けてゆっくりと物事をするように勧めるときの言葉。
よみ‐ちら・す【読(み)散らす】
[動サ五(四)] 1 いろいろな本を手当たりしだいに読む。あちらこちらの文章を少しずつ読む。「詩集から学術書まで—...
よみ‐つ・く【読み付く】
[動カ四]「読み付ける」に同じ。「よろづの草子、歌枕…—・きたる筋こそ」〈源・玉鬘〉 [動カ下二]「よみつける」の...
よみ‐つ・ける【読(み)付ける】
[動カ下一][文]よみつ・く[カ下二]いつも読んでなじんでいる。読みなれる。「—・けた新聞」
よみ‐て【読(み)手】
1 文章を読む人。また、読む役の人。「宣誓書の—」 2 歌ガルタで、読み札を読む役の人。取り手に対していう。 3 ...
よみ‐で【読みで】
読みごたえのあること。「短くて—がない」「内容が乏しく—がない」
読(よ)みと歌(うた)
「歌と読み」に同じ。
よみ‐とお・す【読(み)通す】
[動サ五(四)]最後まで読む。「大河小説を—・す」
よみ‐と・く【読(み)解く】
[動カ五(四)] 1 文章を読んで意味を理解する。文章の意味するところを明らかにする。「源氏物語を—・く」 2 物...
よみ‐とば・す【読(み)飛ばす】
[動サ五(四)] 1 一部分を抜かして読む。興味のないところや必要のないところを読まないで先へ読み進む。うっかりと...
よみ‐と・る【読(み)取る】
[動ラ五(四)] 1 文章などを読んで、意味や主旨を理解する。「詩の言わんとするところを—・る」 2 外面に現れた...
よみ‐なが・す【読(み)流す】
[動サ五(四)] 1 ひととおり大ざっぱに読む。「後半は—・した」 2 よどみなくすらすらと読む。「古文書を—・す」
よみ‐な・れる【読(み)慣れる/読み馴れる】
[動ラ下一][文]よみな・る[ラ下二]読むことに慣れる。読みつける。「英文なら—・れている」
よみ‐の‐くに【黄泉の国】
「黄泉(よみ)」に同じ。
よみ‐びと【読(み)人/詠(み)人】
詩歌の作者。
よみびと‐しらず【読(み)人知らず】
歌の撰集などで、作者が不明、またはそれを明らかにしにくい場合に記載する語。古今集以下の勅撰集に多い。
よみ‐ふけ・る【読み耽る】
[動ラ五(四)]夢中になって読む。耽読(たんどく)する。「小説に—・る」
よみ‐ふだ【読(み)札】
歌ガルタで、読み上げるほうの札。⇔取り札。
よみ‐ぶり【読(み)振り】
1 文章などを読むようす。「たどたどしい—」 2 (ふつう「詠み振り」と書く)和歌などの作風。
よみ‐ほうだい【読み放題】
読みたいだけ、自由に読むこと。読むことに制限がないこと。「所蔵する書物が—の施設」
よみ‐ほん【読本】
1 江戸時代の小説の一種。絵を主とした草双紙に対して、読むことを主体とした本の意。寛延・宝暦(1748〜1764)...
よみ‐もの【読(み)物】
1 本などを読むこと。「家で—をする」 2 読むために書かれたもの。書物。また、気軽に読めるように書かれたもの。「...
よ‐みや【夜宮/宵宮】
祭りの前夜に行う簡単な祭り。本来は真夜中に重要な祭儀が行われていたが、後世は前夜祭または翌日の準備行事とみられる例...
よみ‐やぶ・る【読(み)破る】
[動ラ五(四)]《「読破(どくは)」を訓読みにした語》分量の多い本などを全部読む。読み通す。「万巻の書を—・る」
よみや‐まつり【夜宮祭(り)】
「夜宮(よみや)」に同じ。
よ・む【読む/詠む】
[動マ五(四)] 1 文字で書かれたものを一字一字声に出して言う。「子供に本を—・んでやる」「経を—・む」 2 文...
よむことのアレゴリー【読むことのアレゴリー】
《原題Allegories of Reading》ドマンの批評書。1980年刊。著者の代表作。副題「ルソー、ニーチ...
よめ【嫁/娵/媳】
1 息子の妻。⇔婿。「息子の—に菊子が来て」〈康成・山の音〉 2 妻。また、他人の妻。「彼の—さんは働き者だ」 3...
よ‐め【夜目/夜眼】
夜、暗い中で物を見ること。また、夜、物を見る目。「—にも白く見える花」「—がきく」
よ‐め【良目】
[形動ナリ]見た目のよいさま。器量のよいさま。「少し—なる女房の」〈浄・薩摩歌〉
よめ‐あたり【嫁当(た)り】
嫁に接する態度。
よ‐めい【余命】
残りの命。これから先残っている命。「—いくばくもない」
よめ‐いびり【嫁いびり】
姑(しゅうとめ)などが嫁をいじめて苦しめること。
よめ‐いり【嫁入り】
[名](スル)女性が結婚して夫のもとに行くこと。とつぐこと。また、その儀式。「旧家に—する」⇔婿入り。
よめいり‐こん【嫁入り婚】
婚姻成立の儀礼を夫方で挙げ、妻は初めから夫宅に居住する婚姻の方式。娶嫁(しゅか)婚。夫処(ふしょ)婚。→婿入(むこ...
よめいり‐どうぐ【嫁入り道具】
嫁入りするときに持っていくタンス・鏡台などの道具類。
よめいり‐どき【嫁入り時】
嫁入りの時。また、嫁入りするのにふさわしい年ごろ。
よめいり‐まえ【嫁入り前】
嫁入りする前。女性が結婚する前であること。「—の娘」
よめ‐い・る【嫁入る】
[動ラ五(四)]嫁に行く。とつぐ。「農村に—・る」
よめ‐が‐かさ【嫁笠】
ヨメガカサガイの別名。
よめがかさ‐がい【嫁笠貝】
ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に群生。貝殻は笠形で、殻径4センチくらい。殻表には不規則な放射肋(ろく)があり...
よめ‐がかり【嫁掛(か)り】
嫁に養われること。
よめ‐が‐きみ【嫁が君】
ネズミの別名。特に正月三が日に忌み詞として使う。《季 新年》「行灯(あんどん)の油なめけり—/子規」
よめ‐が‐はぎ【嫁が萩】
ヨメナの別名。
よ‐めぐり【夜巡り】
「夜回り」に同じ。「ゆづる打ちをしつつ—するやうになむ侍る」〈宇津保・蔵開上〉
よめ‐ご【嫁御】
1 嫁を敬っていう語。 2 ネズミの異名。
よめ‐ごぜ【嫁御前】
嫁を敬っていう語。「謀反の用意をせうとすれば、この—の知りて」〈史記抄・淮南衡山伝〉
よめ‐ごりょう【嫁御寮】
嫁を敬っていう語。