うし‐へん【牛偏】
漢字の偏の一。「牧」「物」などの「牜」の称。
うし‐べに【丑紅】
寒中の丑の日に買う紅。口中の荒れを防ぐといわれる。寒紅。《季 冬》「—を皆濃くつけて話しけり/虚子」
うし‐べや【牛部屋】
1 牛小屋。「—に蚊の声くらき残暑かな/芭蕉」〈三冊子・赤双紙〉 2 遊戯具の十六六指(じゅうろくむさし)の盤面で...
うし‐ぼとけ【牛仏】
衆生の利益のため、牛の姿になって現れた仏。
うし‐まつり【牛祭】
陰暦9月12日(現在は10月12日)の夜に京都市右京区太秦(うずまさ)の広隆寺で行われる祭り。摩多羅神(またらじん...
うしまど【牛窓】
岡山県南東部にあった町。瀬戸内海に面し、前島との間は牛窓瀬戸とよぶ。西国航路の港として栄えた。オリーブ・ミカンを栽...
うし‐みせ【牛店】
明治時代、牛肉を鍋などにして食べさせた店。うしや。ぎゅうや。「この—のなべさかもり」〈魯文・安愚楽鍋〉
うし‐みつ【丑三つ】
丑の刻を四つに分けた第3にあたる時。今の午前2時から2時半ごろ。一説に、午前3時から3時半ごろ。また転じて、真夜中...
うしみつ‐どき【丑三つ時】
「丑三つ」に同じ。「夜も更けわたる—」
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処...
ウシャカ‐マリンワールド
南アフリカ共和国東部の港湾都市ダーバンにあるテーマパーク。2004年開設。世界有数の規模をもつ水族館をはじめ、プー...
う‐じゃく【烏鵲】
《「うしゃく」とも》カササギの別名。
ウシャス
インド神話で、曙(あけぼの)の女神。太陽神スーリアに先立って現れ、暗黒を追い、生物の目を覚まし、祭祀(さいし)の開...
うし‐や【牛屋】
1 牛小屋。 2 牛の飼育を職業とする人。 3 牛の売買を職業とする人。牛博労(うしばくろう)。 4 牛店(うしみ...
うしやまホテル【牛山ホテル】
岸田国士の戯曲。昭和4年(1929)、「中央公論」誌に発表。昭和7年(1932)初演。仏領インドシナのホテルを舞台...
う‐しゅう【羽州】
出羽(でわ)国の異称。
う‐しゅう【烏集】
烏(からす)の群れのように規律も統制もなく騒がしく集まること。「—の交わり」
うしゅう‐かいどう【羽州街道】
江戸時代の街道の一。福島県伊達郡桑折(こおり)から小坂峠・新庄・大館(おおだて)を経て青森に至る、奥州街道の脇(わ...
うしゅう‐たんだい【羽州探題】
室町幕府の職名。出羽国の軍事・民政を総管。奥州探題斯波家兼(しばいえかね)の次男兼頼(かねより)が出羽を分掌したの...
うしゅ‐ふう【有主風】
世阿弥の能楽論で、能の芸を自分のものとして体得しきった境地。また、その現れた形。⇔無主風。
ウシュマル
メキシコ東部、ユカタン州にあるマヤ文明を代表する遺跡。ユカタン半島北西部、州都メリダの南約80キロメートルに位置す...
うし‐ゆ【丑湯】
夏の土用の丑の日に、薬草などを入れた湯に入ること。また、その湯。病気をしないまじないとされる。《季 夏》
う‐しょ【羽書】
「羽檄(うげき)」に同じ。「—を頸に懸けたる早馬三騎、門前まで乗り打ちにして」〈太平記・一一〉
う‐しょう【有生】
1 生命のあるもの。生き物。「凡そ—の属その生命を惜まざる者なし」〈西周・明六雑誌三八〉 2 仏語。生じること。ま...
う‐しょう【有性】
仏語。 1 あること。存在すること。 2 悟りを開く素質のあるもの。仏性を持っているもの。⇔無性。
う‐しょう【羽觴】
もと、雀(すずめ)の形に作って頭部や翼などをつけた杯のこと。転じて、杯。酒杯。
う‐じょう【鵜匠】
《「うしょう」とも》鵜飼いを職業とする人。うだくみ。《季 夏》
う‐しょうこく【右相国】
右大臣の唐名。右相府(うしょうふ)。
う‐しょうしょう【右少将】
⇒右近衛(うこんえの)少将
う‐しょうじょう【右丞相】
《「うじょうしょう」とも》右大臣の唐名。右相。
う‐しょうふ【右相府】
右大臣の唐名。右相国(うしょうこく)。右丞相(うしょうじょう)。右府。
う‐しょうべん【右少弁】
律令制で、太政官右弁官局の第三等官。正五位下相当。→右弁官
羽觴(うしょう)を飛(と)ば・す
《李白「春夜宴桃李園序」から》盛んに酒杯のやり取りをする。
う‐しょく【雨食】
雨水による浸食作用。
う‐しょく【齲蝕】
歯の組織が細菌によって破壊され、穴ができていくこと。虫歯になること。
う‐しょとく【有所得】
仏語。 1 理解すること。知覚すること。⇔無所得。 2 こだわりの心をもつこと。⇔無所得。
うしろ【後ろ】
1 人や物の正面とは反対の側。また、その方向。 ㋐後方。背後。「—を向く」「—へ順に送る」「駅の—の公園」⇔前。 ...
うしろ‐あがり【後ろ上(が)り】
1 後方が上がっていること。 2 鬢(びん)の後方が上がって見えるように月代(さかやき)を小さくそり、髻(もとどり...
うしろ‐あき【後ろ明き】
ブラウス・ワンピースなどの洋服の、着脱のためのあきが背面にあること。背(せ)明き。
うしろ‐あし【後ろ足】
1 「後足(あとあし)」に同じ。 2 きびすを返して、逃げようとすること。「国々の兵どもに向かって—をも踏み」〈盛...
うしろ‐あわせ【後ろ合(わ)せ】
1 互いに後ろ側が向き合っていること。背中合わせ。「—に立つ」 2 あべこべ。反対。逆の方向。「両人の異見—なり」...
うしろ‐おし【後ろ押し】
「後(あと)押し」に同じ。
うしろ‐おび【後ろ帯】
1 帯を背後で結ぶこと。近世の未婚の女性の風俗。後ろ結び。→抱え帯 →前帯 2 若い娘。また、帯を背後で結んだ素人...
うしろ‐かげ【後ろ影】
その場を去って行く人の後ろ姿。
うしろ‐がえり【後ろ返り】
[名](スル)後方へとんぼ返りすること。
うしろ‐がみ【後ろ髪】
1 後頭部の髪の毛。 2 (「後ろ髪を引かれる」の形で)心残りがしてなかなか思い切れないこと。「—を引かれる思いで...
後(うし)ろ髪(がみ)を引(ひ)か◦れる
⇒後ろ髪2
うしろ‐きず【後ろ傷/後ろ疵】
逃げる時にからだの背面に受けた傷。武士はこれを恥とした。⇔向こう傷。
うしろ‐ぎたな・い【後ろ汚い/後ろ穢い】
[形][文]うしろぎたな・し[ク]いさぎよくない。卑劣だ。「子供を餌(ゑば)に恩にかけて味方にせんと—・い信玄に」...
うしろ‐くび【後ろ首/後ろ頸】
首の後ろ側。