ざん‐おう【残鶯】
春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいす。夏うぐいす。老鶯。《季 夏》
ざん‐か【残火】
1 燃え残りの火。残り火。 2 暁の茶事のとき、前夜からの灯籠(とうろう)の灯が、かすかに露地を照らしていること。残灯。
ざん‐か【残花】
1 散り残っている花。「—一輪」 2 春の末のころに咲き残っている桜の花。残る花。名残の花。《季 春》
ざん‐かい【残壊】
きずつけ、こわすこと。破壊。
ざん‐かい【残懐】
思い残すこと。また、その思い。「国家の末を思いいたれば、—山のごとく此胸やぶるるばかり」〈一葉・うもれ木〉
ざん‐かい【慙悔/慚悔】
[名](スル)あやまちなどを恥じて悔いること。「心中大いに己の不廉恥を—し」〈織田訳・花柳春話〉
ざん‐かく【斬獲】
[名](スル)敵を、きり殺すことと、生け捕ること。「奸党は已に、洩れなく—せられ」〈竜渓・経国美談〉
ざんかすえおきがた‐ローン【残価据(え)置(き)型ローン】
⇒残価設定型ローン
ざんかせっていがた‐クレジット【残価設定型クレジット】
⇒残価設定型ローン
ざんかせっていがた‐ローン【残価設定型ローン】
自動車ローンの一種。一定期間(3〜5年)後の下取り予定価格を残価として設定し、車両価格から残価を据え置いた残りの金...
ざんかせってい‐クレジット【残価設定クレジット】
⇒残価設定型ローン
ざんかせってい‐ローン【残価設定ローン】
⇒残価設定型ローン
ざん‐かん【残寒】
寒(かん)が明けても残る寒さ。余寒。
ざん‐かん【残簡/残翰】
一部またはかなりの部分が失われて不完全な形で残っている文書。
ざん‐かん【斬奸】
悪者をきり殺すこと。
ざん‐かん【慙汗/慚汗】
恥じ入って汗が出ること。また、その汗。「—の背に流るるを」〈有島・星座〉
ざん‐かん【讒陥】
[名](スル)告げ口をして、人を不利な立場に追いやること。「英仏の為めに—せられ、炎熱万里の沙漠に放謫せらる」〈東...
ざんかん‐じょう【斬奸状】
悪者をきり殺すについて、その理由を書いた文書。
ざんかん‐れいぼく【残簡零墨】
一部分が失われたりきれぎれになったりして残っている書きもの。断簡零墨。
ざん‐がい【残害】
[名](スル)《「さんがい」とも》傷つけ、損なうこと。また、傷つけ、殺すこと。
ざん‐がい【残骸】
1 戦場や災害地などにそのまま残された死体。 2 原形をとどめないほどに破壊された状態で残っているもの。「事故車の—」
ざん‐がく【残額】
残りの数量または金額。残(ざん)。
ざん‐がん【巉巌】
切り立った険しいがけ。高くそびえた岩。
ザンガー‐いいんかい【ザンガー委員会】
原子力に関する国際的な輸出管理の枠組みの一つ。核拡散防止条約(NPT)で輸出管理の対象となる原子力資機材の具体的な...
ざん‐き【慙愧/慚愧】
[名](スル)《古くは「ざんぎ」とも》自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。「—の念」「僕は—して前...
ざん‐き【讒毀】
[名](スル)悪口を言い、人をきずつけること。「思うに人の僕を—する者ある可し」〈織田訳・花柳春話〉
ざん‐き【残基】
たんぱく質・核酸・多糖類などの重合体を構成している単量体。多数のアミノ酸がペプチド結合したたんぱく質の分子上で、も...
ざん‐きゅう【残丘】
浸食から取り残されて、準平原の上に孤立する一段高い丘陵。モナドノック。
ざん‐きょう【残響】
音源が振動をやめたあとも、天井や壁などからの反射が繰り返されて、音が引き続き聞こえる現象。
ざんきょう‐けい【残響計】
室内や音楽ホールなどにおいて、音源が振動をやめたあとも、引き続き聞こえる残響の強さを測定する計器。残響音の強さが6...
ざんきょう‐しつ【残響室】
壁・床・天井などの音の反射率を大きくし、残響が長時間続く部屋。自動車の遮音性能の評価や音響材料の吸音率の測定などに...
ざんきょう‐じかん【残響時間】
室内や音楽ホールなどにおいて、音源が振動をやめたあと、残響音の強さが60デシベル減衰するまでの時間。音場の容積V立...
ざんき‐りょう【残気量】
肺に空気を深く吸い込み、できるかぎり吐き出したのちに残る空気の量。肺活量と残気量の和が肺気量となる。
ざん‐きん【残金】
1 支出後に手もとに残った金。 2 支払うべき金額の未払い分。「月賦の—」
ざん‐ぎく【残菊】
重陽の節句を過ぎたあとの菊。また、晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花。残る菊。《季 秋》「—や昨日逃げにし酒の礼/太祇」
ざんぎく‐の‐えん【残菊の宴】
平安時代以降江戸時代のころまで、陰暦10月5日に宮中で残菊を観賞して催された酒宴。《季 秋》
ざんぎくものがたり【残菊物語】
村松梢風の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和12年(1937)9月、雑誌「サンデー毎日」増刊号に...
ざん‐ぎゃく【残虐/惨虐】
[名・形動]人や生き物に対してする行為のむごたらしいこと。また、そのさま。「—な行為」 [派生]ざんぎゃくさ[名]
ざん‐ぎょう【残業】
[名](スル)規定の勤務時間を過ぎてからも残って仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。「—して仕事を片づける」...
ざんぎょうだいゼロ‐せいど【残業代ゼロ制度】
⇒高度プロフェッショナル制度
ざん‐ぎり【散切り】
1 ちょんまげを切り落として、刈り込んだ髪形。明治初期に流行し、文明開化の象徴とされた。散切り頭。斬髪(ざんぱつ)...
ざんぎり‐あたま【散切り頭】
「散切り1」に同じ。
ざんぎり‐きょうげん【散切り狂言】
⇒散切り物
ざんぎり‐もの【散切り物】
歌舞伎世話狂言の一種。明治初期の散切り頭・洋服姿などの新風俗を取り入れたもの。明治5年(1872)から同30年代ま...
ザンクト‐アントン
オーストリア西部、チロル州の町。チロル地方屈指のスキーリゾート。1907年にスキー学校が設立され、アルペンスキー発...
ザンクト‐ウォルフガング
オーストリア中部、ザルツブルク州の町。ザルツカンマーグート地方のウォルフガング湖に面する観光保養地。町の背後に標高...
ザンクト‐ガレン
スイス北東部、ザンクトガレン州の州都。612年、アイルランドの隠修士ガルスが建てた僧院に起源する。8世紀から11世...
ザンクトガレン‐しゅうどういん【ザンクトガレン修道院】
《Klosters Sankt Gallen》スイス北部、ボーデン湖の南にある修道院。8世紀の創建で、10世紀以降...
ザンクト‐ギルゲン
オーストリア中部、ザルツブルク州の町。ザルツカンマーグート地方のウォルフガング湖に面する観光保養地。モーツァルトの...
ザンクト‐クリストフ
オーストリア西部、チロル州の町。正式名称ザンクトクリストフ‐アム‐アールベルク。アールベルク峠の代表的な観光地の一...