しち‐とう【七島】
1 七つの島々。特に、伊豆七島や、鹿児島県吐噶喇(とから)列島のうちの宝(たから)七島のこと。 2 カヤツリグサ科...
しち‐とう【七等】
1 七つの等級。また、7番目の等級。 2 人としてすぐれた七つの階級。五人にすぐれた者を茂、十人にすぐれた者を選、...
しち‐とう【七頭】
室町時代、三管領(さんかんれい)に次ぐ家柄の山名・京極・一色(いっしき)・土岐(とき)・赤松・上杉・伊勢の七家。
しちとう‐い【七島藺】
シチトウの別名。
しちとう‐おもて【七島表】
鹿児島県宝(たから)七島産の畳表。シチトウの茎で織ったもの。琉球表(りゅうきゅうおもて)。
しちとう‐ねつ【七島熱】
ツツガムシ病の一種。伊豆七島に多く、タテツツガムシが媒介。比較的症状は軽い。
しちとう‐むしろ【七島筵】
鹿児島県宝(たから)七島産のむしろ。シチトウの茎で織ったもの。
しち‐とく【七徳】
1 《「春秋左氏伝」宣公一二年から》抗争・軍事に関する七つの徳。武力行使を禁じ、武器をしまい、大国を保全し、君主の...
しちとく‐の‐まい【七徳の舞】
《唐の太宗の七徳を象徴するところから》「秦王破陣楽(じんのうはじんらく)」の通称。
しち‐ど【七度】
7回。ななたび。ななど。また、回数が多いこと。
しちど‐いり【七度入り】
(普通の杯を三度入りというのに対して)杯の大きなもの。→五度入り
しち‐どう【七堂】
「七堂伽藍(がらん)」の略。
しち‐どう【七道】
東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道のこと。→五畿七道
しちどう‐がらん【七堂伽藍】
寺院の堂宇の規模で、型どおりに七つの建物が完備しているもの。古くはふつう塔・金堂・講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂(じ...
しちど‐やき【七度焼(き)】
幾度も焼き付けをして精製した上等の鍍金(めっき)。七度鍍金。
しち‐ながれ【質流れ】
質屋に借りた金の返済をしないまま期限が切れて、質物の所有権が質屋に移ること。また、その品物。「—のカメラ」
しち‐ならべ【七並べ】
トランプゲームの一。すべてのカードを競技者に配り、まず7のカードを出し、順にそれに続くカードを出して並べ、先に手持...
しち‐なん【七難】
1 仏語。火難・水難など7種類の災難。内容は経典により異なる。七苦。 2 いろいろな難点。多くの欠点。「色の白いは...
しちなん‐くやく【七難九厄】
男女とも7と9の年回りには、災難が起こりがちであるという俗信。
しちなん‐そくめつ【七難即滅】
七難がただちに滅び、福がもたらされること。下に「七福即生」と続けて用いられる。
しちなん‐はっく【七難八苦】
七難と八苦。多くの苦難が重なること。
質(しち)に置(お)・く
財物を質として預ける。質入れする。「カメラを—・いて金を借りる」
死地(しち)に陥(おとしい)れて後(のち)生(い)く
《「孫子」九地から》味方の軍を絶体絶命の状態に陥れ、必死の覚悟で戦わせることではじめて、活路を見いだすことができる。
質(しち)に取(と)・る
質物として財物を預かる。「指輪を—・る」
しち‐にん【七人】
人数が7であること。ななにん。
しちにんせい‐サッカー【七人制サッカー】
⇒CPサッカー
しちにんせい‐ラグビー【七人制ラグビー】
⇒セブンズ
七人(しちにん)の子(こ)は生(な)すとも女(おんな)に心許(こころゆる)すな
《「詩経」邶風・凱風から》七人の子をもうけるほど長年連れ添った妻にも、気を許して大事な秘密を打ち明けてはいけない。...
しちにんのさむらい【七人の侍】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和29年(1954)公開。白黒作品。農村を荒らす野武士に立ち向かう浪人と農民た...
しちにんのまご【七人の孫】
日本のテレビドラマシリーズ。森繁久弥主演によるホームドラマ。第1シーズンは昭和39年(1964)に、第2シーズンは...
しちにん‐ばり【七人張り】
六人で弓をたわめ、他の一人が弦を張るほどの強弓。
しちにんみさき【七人みさき】
秋元松代の戯曲。昭和45年(1970)にNHKで放映された同名のテレビドラマのシナリオを舞台劇用に書き換えたもの。...
しち‐ねん【七年】
年数で七つ。7年間。ななとせ。
しちねん‐き【七年忌】
「七回忌」に同じ。
しちねん‐せんそう【七年戦争】
1756年から1763年までの7年間、シュレジエンの領有をめぐって行われたオーストリアとプロイセンとの戦争。また、...
しちねんめのうわき【七年目の浮気】
《The Seven Year Itch》米国の映画。1955年製作。監督はワイルダー。恐妻家の中年男性が結婚7年...
しちのじ‐づくし【七の字尽(く)し】
「七」のつく言葉をたくさん書き連ねること。また、その詩歌や文章。70歳の賀などに書く。
しち‐の‐ず【七の図/七の椎】
尻の上部。第7肋骨のあたり。「裾—まで引っからげ」〈浄・宵庚申〉
しち‐はいせん【七俳仙】
松永貞徳門下の七人の俳人。野々口立圃(ののぐちりゅうほ)・松江重頼・山本西武(やまもとさいむ)・鶏冠井令徳(かえで...
しちはかせ‐じけん【七博士事件】
明治36年(1903)東京帝大教授戸水寛人(とみずひろんど)・金井延ら七人の博士が対露強硬論を主張する意見書を発表...
しちはふのやしき【七破風の屋敷】
《原題The House of the Seven Gables》ホーソンの長編小説。1851年刊。のろわれた家系...
しち‐ばり【しち針】
衣服の裏のくけ糸が誤って表に出ること。
しちばんにっき【七番日記】
江戸後期の句日記。1冊。小林一茶著。文化7年(1810)正月から文政元年(1818)12月までの記録。
しち‐ふくじん【七福神】
福徳の神として信仰される七人の神。大黒天・恵比須(えびす)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天・福禄寿・寿老人・布...
しちふくじん‐もうで【七福神詣で】
正月元日から7日までの間に、七福神を祭った社寺を巡拝して開運を祈ること。七福神参り。七福詣で。福神詣で。《季 新年》
しち‐ふだ【質札】
質屋が金銭を貸す際に客に渡す、質物(しちもつ)の預かり証。質券。
しち‐ぶ【七分】
1 10分の7。7割。 2 100分の7。7パーセント。
しちぶ‐がゆ【七分粥】
米1、水7の割合(容量比)で炊いたかゆ。かゆの濃さは全がゆ7に重湯(おもゆ)3の割合で加えたものに相当する。
しちぶ‐さんぶ【七分三分】
全体に占める割合の一方が7割で、他方が3割であること。「勝算は—とみる」
しちぶ‐しゅう【七部集】
「俳諧七部集」の略。 「俳諧七部集」に倣い、一家または一派において選ばれた代表的な7部の集。「蕪村七部集」など。