しんけいしょうせい‐しょうがい【神経症性障害】
心理的なストレスによって誘発されるパニック障害・不安障害・PTSD・摂食障害などの総称。
しんけい‐しんせい【神経新生】
神経幹細胞などから新たな神経細胞が分化する現象。胚・胎児期・幼年期に盛んになる。成体になると新たに神経細胞が生じな...
しんけい‐しんりがく【神経心理学】
脳の機能と人の精神活動との関係を研究する学問分野。脳の損傷によって生じる障害の様相と損傷部位との関係から、言語・思...
しんけい‐すいじゃく【神経衰弱】
1 身体的、精神的な過労によって、注意集中困難・疲労感・焦燥感(しょうそうかん)など、さまざまな自覚症状を訴える状...
しんけいせい‐かしょくしょう【神経性過食症】
⇒過食症
しんけいせい‐さべつ【神経性差別】
⇒ニューロセクシズム
しんけいせいしょくよくふしん‐しょう【神経性食欲不振症】
⇒神経性無食欲症
しんけいせい‐たいしょくしょう【神経性大食症】
《Bulimia nervosa》⇒過食症
しんけいせいちょう‐いんし【神経成長因子】
脳の老化防止・活性化や神経細胞の分化・成長に関係するたんぱく質。認知症などさまざまな神経障害の予防と治療に有効とさ...
しんけいせい‐むしょくよくしょう【神経性無食欲症】
やせようとして、あるいは太ることをおそれて厳しい食事制限をしているうちに、食欲が極度に減退して著しくやせる病気。思...
しんけいせい‐やせしょう【神経性痩せ症】
⇒神経性無食欲症
しんけい‐せつ【神経節】
末梢神経の途中で、神経細胞と神経線維とが集まってこぶ状に太くなった部分。興奮の伝わり方を調節する。ガングリオン。
しんけい‐せん【神経戦】
物理的戦闘力によらないで、宣伝・謀略などを用いて相手の戦意を失わせたり操作したりする戦法。
しんけい‐せんい【神経線維/神経繊維】
神経細胞(ニューロン)の構成要素で、細胞体から出ている突起のうち、最も長い突起。末端は次の神経細胞の樹状突起とシナ...
しんけいせんいしゅしょう‐いちがた【神経線維腫症Ⅰ型】
⇒レックリングハウゼン病
しんけい‐そう【神経叢】
脊椎動物の末梢神経の基部や末端部で、多数の神経細胞などが枝分かれして網状になっている部分。神経集網。
しんけい‐そしき【神経組織】
神経系を構成する組織。神経細胞と神経膠細胞(こうさいぼう)などからなる。
しんけい‐たようせい【神経多様性】
⇒ニューロダイバーシティー
しんけい‐たんい【神経単位】
神経系の構造的、機能的単位。神経細胞(ニューロン)のこと。
しんけい‐ちゅうすう【神経中枢】
末梢から興奮を受け、また末梢に興奮を伝える中枢神経。働きによって呼吸中枢・運動中枢・言語中枢などとよぶ。
しんけいちょうせつせい‐しっしん【神経調節性失神】
立ち続けるなどして脈拍数や血流量が低下し、脳の血流が悪くなって起こる失神。脳貧血のこと。
しんけい‐つう【神経痛】
末梢の知覚神経の分布領域に沿って痛みを生じる病態。三叉(さんさ)神経痛・肋間(ろっかん)神経痛・座骨神経痛など。
しんけい‐でんたつぶっしつ【神経伝達物質】
ニューロンの軸索末端から放出され、次の細胞を興奮させる、あるいは抑制する物質。アセチルコリン・ノルアドレナリンやド...
しんけい‐とうがい【神経頭蓋】
頭蓋のうち、脳や嗅覚器官・視覚器官・聴覚器官などを覆う部分。前頭骨・頭頂骨・側頭骨・後頭骨・蝶形(ちょうけい)骨・...
しんけい‐とっき【神経突起】
軸索(じくさく)(神経線維)のこと。軸索突起。
しんけい‐どく【神経毒】
体内に摂取されると神経系の障害を起こす毒。フグ・コブラ・ボツリヌス菌・ワライタケなどの毒。
しんけい‐ないぶんぴつけい【神経内分泌系】
特定の神経系と、それと緊密に連絡して活動する内分泌腺の系統。交感神経と副腎髄質、視床下部と脳下垂体など。
神経(しんけい)に障(さわ)・る
不愉快な気持ちを刺激する。腹立たしく思う。「—・る言い方をする」
しんけい‐はい【神経胚】
脊索動物の発生過程で、神経板が現れてから神経管を形成するまでの胚。
しんけい‐はっせい【神経発生】
⇒神経新生
しんけいはったつ‐しょう【神経発達症】
⇒発達障害
しんけい‐ばいどく【神経梅毒】
⇒脳梅毒
しんけい‐ばん【神経板】
主に脊索動物の発生初期に、外胚葉の背側に生じる肥厚。やがて左右両側が隆起し、合わさって神経管をつくる。
しんけい‐びょう【神経病】
神経系の病気の総称。
しんけいびょうじだい【神経病時代】
広津和郎の短編小説。大正6年(1917)、雑誌「中央公論」に発表。同作を表題作とする作品集は、大正7年(1918)刊行。
しんけい‐ブロック【神経ブロック】
末梢神経や神経叢(しんけいそう)などに局所麻酔薬を作用させて、その部位よりも末梢の神経への伝達を抑制する治療法。疼...
しんけいブロック‐ちゅうしゃ【神経ブロック注射】
痛みの原因となっている部位や神経に局所麻酔薬を注射することで、慢性的な疼痛(とうつう)を緩和する治療法。ブロック注...
しんけいへんせい‐しっかん【神経変性疾患】
神経細胞に異常なタンパク質が蓄積して、神経細胞が変性・脱落し、神経系の機能が損なわれる病気。アルツハイマー病・パー...
しんけい‐ペプチド【神経ペプチド】
神経細胞に含有されるペプチド。脳内に多く、神経伝達物質として重要。
しんけい‐ホルモン【神経ホルモン】
神経組織から分泌されるホルモンの総称。血液によって運ばれる。
しんけい‐まひ【神経麻痺】
運動神経の刺激が末梢へ伝わらなくなり、その支配部位の運動が起こらなくなること。また、感覚神経が障害されたために、そ...
しんけい‐マーケティング【神経マーケティング】
⇒ニューロマーケティング
しんけい‐もうまく【神経網膜】
網膜の内側を形成する組織。視細胞や神経節細胞など多種類の細胞が層状に重なり、光を感知し、脳へ情報を伝達する。
神経(しんけい)を尖(とが)ら・せる
手抜かりのないように、各方面に注意を行き届かせる。また、必要以上に気をつかう。「警護に—・せる」
シンケプ‐とう【シンケプ島】
《Pulau Singkep》インドネシア西部、スマトラ島東岸沖に浮かぶ島。リンガ諸島に属す。バンカ島、ブリトゥン...
しん‐けつ【心血】
精神と肉体のすべて。
しん‐けつ【審決】
[名](スル)審査して決定すること。特に、公正取引委員会や特許庁が、裁判手続きに準じた審判手続きを経て行う公権的判断。
心血(しんけつ)を注(そそ)・ぐ
心身の力のありったけを尽くして行う。「—・いだ作品」 [補説]文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」...
しん‐けん【神剣】
神から授かった剣。また、神に供える剣。 三種の神器の一である天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)(草薙剣(くさなぎの...
しん‐けん【神権】
1 神の権威。 2 神から授けられたとする権力。近世初期のヨーロッパで、絶対王制を基礎づけた観念。→王権神授説