しきねん‐ぞうたい【式年造替】
神社で、定期的に神殿の全部または一部をつくり替えること。式年遷宮(せんぐう)。
しき‐のう【式能】
儀式として催される能。江戸時代には、幕府の行事や祝典、将軍家の慶事などの際に、江戸城本丸表の舞台で翁(おきな)付き...
しき‐の‐かみ【式の神/識の神】
「式神(しきがみ)」に同じ。
しき‐のし【敷き伸し】
1 浴衣や麻のひとえなどの仕上げ方。湿りを与えて畳み、おもしをしてしわを伸ばすこと。 2 「寝押し」に同じ。
しきのソナタ【四季のソナタ】
⇒ソナタ
しき‐の‐ぞうし【職曹司】
中宮職の一局。中務(なかつかさ)省に属して皇后・皇太后・太皇太后に関する事務を取り扱った所。内裏の東北方、外記局の...
しき‐の‐みこ【志貴皇子/施基皇子】
[?〜716ころ]奈良初期の歌人。天智天皇の第7皇子。光仁天皇の父。万葉集に短歌6首が載る。
しきのみずがき‐の‐みや【磯城瑞籬宮】
奈良県桜井市金屋にあったとされる崇神天皇の皇居。
しきのやまんば【四季の山姥】
長唄。11世杵屋六左衛門作曲。作詞は毛利家奥女中といわれる。文久2年(1862)初演。山姥が若いころの遊女時代の思...
しき‐はだ【敷膚】
馬具の一。下鞍(したぐら)の3枚重ねのうち、最も下のもの。
しきはるこ【四季・波留子】
五木寛之の小説。4人姉妹のそれぞれの人生を描く連作「四季シリーズ」の第2作。離婚して実家に戻った長女波留子を主人公...
しき‐ばらい【四季払い】
掛け金などを四季の末に支払うこと。
しき‐ばり【敷梁】
小屋梁が長いとき、その途中で直角方向に配する大きな梁。
しき‐びき【敷引(き)】
《主に関西で》賃貸住居を退去するとき、入居時に払った保証金から原状回復などの費用として一定額を差し引かれること。
しき‐ひょうじょうしゅう【式評定衆】
室町幕府の職名。評定衆のうち、例式の評定にだけ参与したもの。
しき‐ひらがわら【敷平瓦】
軒先を葺(ふ)く唐草瓦の下に敷く平瓦。
しきび【樒/梻】
シキミの別名。
しき‐び【式微】
《「詩経」邶風・式微から。「式」は発語の助字、「微」は衰える意》はなはだしく衰えること。「信長が王室の—を慨(なげ...
しきびき‐とくやく【敷引(き)特約】
住居の賃貸借契約において、賃借人が退去する際に、賃貸人が損耗分の原状回復などの理由で敷金から一定額を差し引いて返還...
しき‐ふ【敷布】
敷き布団の上に敷く布。シーツ。
しき‐ふ【職封】
律令制で、高級官人に対してその官職に応じて支給された封戸(ふこ)。
しき‐ふく【式服】
儀式のときに着る衣服。礼服。
しき‐ぶとん【敷(き)布団/敷き蒲団】
寝るときにからだの下に敷く布団。《季 冬》
しきふゆこ【四季・布由子】
五木寛之の小説。4人姉妹のそれぞれの人生を描く連作「四季シリーズ」の第3作。心の病に苦しんだ過去を持つ繊細な四女布...
しき‐ふ・る【頻降る】
[動ラ四]絶え間なく降る。「春の雨はいや—・るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも」〈万・七八六〉
しき‐ぶ【式部】
1 「式部省」の略。 2 女官の呼び名。特に、紫式部・和泉式部など。 3 明治初期の官職名。式部局に属し、儀式のこ...
しきぶ‐かん【式部官】
宮内庁式部職の職員で、祭典・儀式および接待に当たる官。
しきぶ‐きょう【式部卿】
式部省の長官。親王は四品、諸臣は正四位相当。のちには親王が任ぜられるのが例となった。吏部尚書。
しきぶ‐きょく【式部局】
明治政府の太政官(だじょうかん)の一局。内外の儀式などに関する事務を管掌した。明治4年(1871)7月設置。
しきぶ‐しょう【式部省】
律令制で、太政官八省の一。文官の考課・選叙・禄賜など人事一般を取り扱い、大学寮・散位寮を管理した。のりのつかさ。
しきぶ‐しょく【式部職】
宮内庁の一部局。皇室の祭典・儀式・交際および雅楽などをつかさどる。しきぶしき。
しき‐ぶすま【敷き衾】
1 敷き布団。 2 夏、ノミを避けるための布団の下に敷く渋紙。
しき‐ぶたい【敷舞台】
1 舞楽の高舞台の上に置く、四方約5.4メートル、高さ約15〜30センチの檜(ひのき)製の舞台。置き舞台。 2 ⇒...
しきぶ‐の‐たいふ【式部の大夫】
式部省の第三等官である丞(じょう)で五位に叙せられた者の称。しきぶのたゆう。
しきぶ‐ぶし【式部節】
古浄瑠璃の一。江戸の広瀬式部太夫が貞享・元禄(1684〜1704)のころに創始。
しきぶ‐りょう【式部寮】
明治4年(1871)8月、式部局を改称したもの。明治17年(1884)式部職に改称。
しきぶん‐しじん【職分資人】
律令制で、中納言以上の上級貴族に与えられた従者。→資人
しきぶん‐でん【職分田】
⇒職田(しきでん)
しき‐べつ【識別】
[名](スル)物事の種類や性質などを見分けること。「雌雄を—する」
しきべつ‐し【識別子】
複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値。識別符号。
しきべつ‐ふごう【識別符号】
⇒識別子
しき‐ほう【四季報】
ある分野に関する新しい情報・資料などを掲載して1年に4回刊行される出版物。
しき‐ほう【式法】
正しい儀式・作法。
しき‐ほう【色法】
仏語。物質的存在の総称。一切の存在するもののうち、空間的占有性のあるもの。⇔心法(しんぽう)。
シキホール‐とう【シキホール島】
《Siquijor Island》フィリピン中央部、ビサヤ諸島南部の島。セブ島の南、ネグロス島の南東に浮かび、航路...
しき‐ぼう【指揮棒】
音楽で、指揮者が手に持って振る細い棒。タクト。
しき‐ぼう【式帽】
儀式に用いる帽子。
しき‐ま【色魔】
色欲を満足させるために、次から次へと女性をだまし、もてあそぶ男。女たらし。
しき‐まき【重播き/頻播き】
上代の天つ罪の一。他人が穀物の種をまいた上に、さらに種をまいて穀物の生育を害すること。「時に素戔嗚尊(すさのをのみ...
しき‐まつば【敷(き)松葉】
1 初冬に霜よけのため、また趣を添えるためなどの目的で、庭園に敷く松葉。《季 冬》「北向の庭にさす日や—/荷風」 ...