すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊/須佐之男命】
日本神話の神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟...
すさび【荒び/進び/遊び】
1 興にまかせてすること。慰みごと。「筆の—」 2 成り行きにまかせること。「すきずきしき心の—にて、人のありさま...
すさび‐ごと【遊び事】
気まぐれにすること。慰みごと。「はかなき古歌物語などやうの—にてこそつれづれをも紛らはし」〈源・蓬生〉
すさび‐わざ【遊び事】
なぐさみとして興じること。慰みわざ。「文作り、韻ふたぎなどやうの—ども」〈源・賢木〉
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度...
すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさ...
すさみ【荒み/進み/遊み】
慰みごと。すさび。「うなゐこが—に鳴らす麦笛の声におどろく夏の昼ぶし」〈聞書集〉
すさ・む【荒む/進む/遊む】
[動マ五(四)]《動詞「すさぶ」の音変化》 1 心の持ち方・行動などが乱れてきて、ゆとりやおおらかさがなくなる。と...
すさ‐やき【須佐焼】
山口県萩市須佐地区から産した陶器。萩焼に先立つ16世紀末に開窯。青釉(せいゆう)を用いたものに優品が多い。
すさ・る【退る】
[動ラ五(四)]後ろへさがる。しりぞく。「こそこそと—・って」〈露伴・椀久物語〉
すざか【須坂】
長野県北東部の市。もと堀氏の陣屋町。明治以後は製糸工業、第二次大戦後は電子工業が中心。リンゴ・ブドウの産地。人口5...
すざか‐し【須坂市】
⇒須坂
すざかし‐どうぶつえん【須坂市動物園】
長野県須坂市にある動物園。昭和37年(1962)開園。ミニ水族館と複合遊具を併設する。
す‐ざかな【酢肴】
酢につけたさかな。酢の物。
すざく
平成17年(2005)7月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-EⅡ(アストロイーツー)の愛称。JAXA(ジャク...
す‐ざく【朱雀】
1 四神(しじん)の一。天上南方の守護神で、鳳凰(ほうおう)などの鳥の形に表す。朱鳥。しゅじゃく。 2 サトザクラ...
すざく【朱雀】
京都下京区の地名。千本通りの西側、七条通りの北側の地。 「朱雀大路(おおじ)」の略。
すざく【朱雀】
天武天皇朝にあったとされる逸年号。朱鳥(しゅちょう)の異称と考えられる。しゅじゃく。
すざく‐いん【朱雀院】
嵯峨天皇以後、代々の天皇の譲位後の住居とされた離宮。三条の南、朱雀大路の西にあって、8町を占めた。 朱雀天皇のこと。
すざく‐おおじ【朱雀大路】
平城京・長岡京・平安京で、中央を南北に通じる大路。大内裏南面中央の朱雀門から、都城南端の羅城門に至り、これより東を...
すざく‐き【朱雀旗】
四神旗(しじんき)の一。朱雀を描いた旗。
すざく‐てんのう【朱雀天皇】
[923〜952]第61代天皇。在位930〜946。醍醐天皇の第11皇子。名は寛明(ゆたあきら)。在位中は世俗混乱...
すざく‐もん【朱雀門】
平安京大内裏外郭十二門の一。南面中央の門で、朱雀大路の起点。中国の長安の朱雀門にならったもので、平城宮などにもあっ...
スザンナとちょうろうたち【スザンナと長老たち】
《原題、(イタリア)Susanna e i vecchioni》ティントレットの絵画。カンバスに油彩。縦147セン...
スザンナのすいよく【スザンナの水浴】
⇒スザンナと長老たち
すし
[名・形動ナリ] 1 なれなれしいこと。出過ぎていること。また、そのさま。「すこし—に見えて、幅のなき男」〈浮・一...
すし【鮨/鮓/寿司】
《形容詞「酸(す)し」の終止形から》 1 塩をふった魚介類を飯とともに漬け、自然発酵によって酸味を生じさせたもの。...
すし‐あゆ【鮨鮎】
鮨1にした鮎。押し鮎。
すし‐あわび【鮨鮑】
鮨1にした鮑。
すし‐おけ【鮨桶】
1 鮨飯を作るときに用いる浅い、白木の桶。もと、熟(な)れずしを作る漬け込みの桶。飯台(はんだい)。飯切(はんぎり...
すしきり‐ぼうちょう【鮨切り包丁】
巻き鮨や押し鮨を切るための包丁。かまぼこ形の刃で、飯や具をつぶさずに切ることができる。
すし‐げた【鮨下駄】
鮨をのせる木製の平らな器。板の下に下駄の歯のような支えがある。
すし‐ず【鮨酢】
すし飯に用いる酢。酢に塩・砂糖を加えて作る。
すし‐だね【鮨種】
鮨の具として使う材料。魚貝や卵など。たね。ねた。すしねた。
すし‐づめ【鮨詰(め)】
すしを折箱などに詰めるように、多くの人や物がすきまなく入っていること。「—の電車」「—学級」
すし‐ねた【鮨ねた】
「すしだね」に同じ。
すし‐めし【鮨飯】
鮨に用いる飯。白米に酢・塩・砂糖で味をつけたもの。
す‐しゃ【素紗】
《「すじゃ」とも》染めてない紗。白い紗の織物。
すし‐や【鮨屋】
鮨をつくって売る店。また、その人。 浄瑠璃「義経千本桜」の三段目切(きり)の通称。弥助と変名して鮨屋にかくまわれて...
すしゅん‐てんのう【崇峻天皇】
[?〜592]第32代の天皇。欽明天皇の皇子。名は泊瀬部(はつせべ)。蘇我馬子(そがのうまこ)に擁立されたが、のち...
すじ【筋/条】
[名] 1 筋肉。また、その線維。「肩の—が凝る」 2 筋肉を骨に付着させている組織。腱(けん)。「足の—を切る」...
すじ‐あい【筋合(い)】
物事の道理。また、確かな理由や根拠のある関係。「とやかく言われる—はない」
すじ‐えび【条蝦】
テナガエビ科の甲殻類。体長約5センチの淡水産のエビ。体は透明で、黒褐色の横縞がある。つくだ煮の材料、釣りのえさにする。
すじ‐かい【筋違い/筋交い】
1 斜めに交差していること。また、斜めであること。はすかい。「—にしばる」「交差点を隔てて—にある家」 2 木造建...
すじかい‐もん【筋違門】
江戸城外郭門の一。現在の千代田区神田須田町1丁目にあった、内神田から外神田に出る関門。交通量が多く、昼夜ともに開門...
すじ‐か・う【筋違ふ/筋交ふ】
[動ハ四] 1 斜めに交差する。はすかいになる。「箸のいときはやかにつやめきて—・ひ立てるもいとをかし」〈枕・二〇...
すじ‐かえ【筋違へ】
「筋違(すじか)い」に同じ。「戌亥のかたへ—に、とびこえとびこえ焼けゆけば」〈平家・一〉
すじ‐かぶと【筋兜】
鉢のはぎ合わせの鋲頭(びょうとう)を出さずに縁(へり)の筋だけを立てた兜。
すじ‐かまぼこ【筋蒲鉾】
魚の筋や皮、中落ちなどで作ったかまぼこ。おでんだねなどに用いる。
筋(すじ)がい・い
芸事などの素質がある。筋が良い。「—・いと褒められる」