だいとくじ‐は【大徳寺派】
臨済宗の一派。大徳寺を本山とし、妙超を派祖とする。
大徳(だいとく)は小怨(しょうえん)を滅(めっ)す
《「春秋左伝」定公五年から》大きな徳は小さなうらみを消してしまう。恩恵が大きければ、わずかの怨恨など気にならなくなる。
だい‐とこ【大徳】
「だいとく(大徳)2」に同じ。「いと尊き—なりけり」〈源・若紫〉
だい‐とし【大都市】
人口が多く、商工業・経済・文化・政治などの中心となる都市。
だいとしこうつう‐センサス【大都市交通センサス】
国土交通省が行う交通統計調査の一。首都圏・中京圏・近畿圏の三大都市圏における鉄道・乗合バス・路面電車などの大量公共...
だいとたんちょう【大ト短調】
モーツァルトの交響曲第40番ト短調の通称。1788年作曲。モーツァルトが残した2曲の短調の交響曲のうちの1曲。もう...
だいと‐ひじき【大斗肘木】
斗栱(ときょう)の一形式。大斗の上にのせた肘木で、直接桁(けた)を受けるもの。
だいトリアノン‐きゅうでん【大トリアノン宮殿】
《Grand Trianon》フランス北部、イブリーヌ県の都市、ベルサイユにあるベルサイユ宮殿の離宮の一。17世紀...
だいドイツ‐しゅぎ【大ドイツ主義】
19世紀、オーストリアを主体として、ほぼ旧神聖ローマ帝国の全領域を統合するドイツを建設しようとする立場。プロイセン...
だい‐どう【大同】
1 だいたい同じであること。「小異を捨てて—につく」 2 一つの目的のために多くの者が一つにまとまること。
だいどう【大同】
中国山西省北部の炭鉱・工業都市。近郊に雲崗石窟(うんこうせっくつ)がある。人口、行政区153万(2000)。タートン。
だいどう【大同】
平安初期、平城(へいぜい)天皇・嵯峨天皇の時の年号。806年5月18日〜810年9月19日。
だい‐どう【大道】
1 幅の広い道。大通り。また、その路上・道ばた。「—で物を売る」 2 人の行うべき正しい道。根本の道徳。「政(まつ...
だいどう‐えきしゃ【大道易者】
道路上に店を出して、占いをする易者。
だいどう‐げい【大道芸】
盛り場や街頭で演じて見せる芸。見物料を受けたり、物売りの人集めに行ったりする。
だいどう‐げいにん【大道芸人】
大道芸で稼いでいる人。大道芸を職業としている人。
だいどう‐こう【大同江】
朝鮮民主主義人民共和国の狼林山脈に源を発し、平壌(ピョンヤン)を経て黄海に注ぐ川。全長431キロ。テドンガン。
だい‐どうし【代動詞】
《pro-verb》同じ動詞の反復使用を避けるために用いる動詞。英語のdoの類。
だいどう‐しょうい【大同小異】
[名・形動]小さな違いはあっても、大体が同じであること。また、そのさま。「—な(の)意見」
だいどう‐しょうにん【大道商人】
道路のかたわらに露店を出して商売をする人。露店商。
だい‐どうじ【大童子】
1 寺院で召し使う童子のうち、上童子の下、中童子の上にある者。「御供に—の大きやかに年ねびたる四十人」〈栄花・初花...
だいどうじ‐ゆうざん【大道寺友山】
[1639〜1730]江戸前期の兵法家。山城の人。名は重祐(しげひろ)。通称、孫九郎。北条氏長・山鹿素行に兵法を学...
だいどう‐すじ【大道筋】
大通りの道筋。街道の通り筋。「堺の—に、長崎商ひして」〈浮・男色大鑑・五〉
大道(だいどう)廃(すた)れて仁義(じんぎ)あり
《「老子」一八章から》人の道理が自然に行われていた昔は、仁義という人為的な道徳は必要なかった。世の道理が失われたか...
だいどう‐たまき【大道珠貴】
[1966〜 ]小説家。福岡の生まれ。アルバイト生活を経て、ラジオドラマの脚本を執筆するかたわら小説を書き始める。...
だいどう‐だいがく【大同大学】
名古屋市にある私立大学。昭和39年(1964)に大同工業大学として開学。平成21年(2009)に現校名に改称した。
だいどう‐だんけつ【大同団結】
[名](スル)複数の党派や団体が、ある目的のために、主張などの少しの違いは問題としないで力を合わせること。「—して...
だいどうだんけつ‐うんどう【大同団結運動】
明治19〜22年(1886〜89)民権派による反政府運動。後藤象二郎が民権各派の大同団結を唱えて中心的指導者となっ...
だいどう‐みせ【大道店】
路上で物を売る簡単なつくりの店。露店。
だい‐どうみゃく【大動脈】
1 心臓の左心室から全身に血液を送り出す動脈の本幹。上行大動脈・大動脈弓・下行大動脈に区分され、下行大動脈はさらに...
だいどうみゃくえん‐しょうこうぐん【大動脈炎症候群】
高安動脈炎の旧称。平成27年(2015)の難病法施行に伴い改称。
だいどうみゃく‐かいり【大動脈解離】
3層構造になっている大動脈壁の内膜の亀裂から中膜に血液が流入することにより、中膜が2層に解離し、本来の血管内腔とは...
だいどうみゃく‐きゅう【大動脈弓】
左心室を出た大動脈が弓状にまがっている部分をいう。上行大動脈から続き、左の気管支を乗り越えて背側へ向かい、第4胸椎...
だいどうみゃくない‐バルーンパンピング【大動脈内バルーンパンピング】
急性心筋梗塞や心不全などで心機能が低下した場合に用いられる治療法。胸部大動脈内にバルーンカテーテルを挿入し、心拍に...
だいどうみゃく‐べん【大動脈弁】
心臓の左心室と大動脈を隔てる半月弁。左心室が収縮するときに開いて血液を大動脈へ送り出し、拡張するときに閉じて逆流を防ぐ。
だいどうみゃくべんきょうさく‐けん‐へいさふぜんしょう【大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症】
心臓弁膜症の一。大動脈弁狭窄症と大動脈弁閉鎖不全症が同時に起きた疾患。
だいどうみゃくべん‐きょうさくしょう【大動脈弁狭窄症】
心臓弁膜症の一。左心室が収縮するときに、大動脈弁が十分に開かなくなり、血液が十分に送り出されなくなる疾患。重症にな...
だいどうみゃくべん‐へいさふぜんしょう【大動脈弁閉鎖不全症】
心臓弁膜症の一。左心室が拡張するときに、大動脈弁が完全には閉じなくなり、大動脈から左心室へ血液が逆流する疾患。重症...
だいどうみゃく‐りゅう【大動脈瘤】
動脈硬化や動脈解離によって大動脈の血管壁が弱くなり、瘤状(こぶじょう)に拡張した状態。
だい‐どく【大毒】
《「たいどく」とも》たいへんな毒。また、大きな害となるもの。
だい‐どく【代読】
[名](スル)人に代わって読むこと。「祝辞を—する」
だい‐どこ【台所】
「だいどころ」の音変化。
だい‐どころ【台所】
1 家の中で食物の調理や炊事をする場所。厨(くりや)。勝手。炊事場。だいどこ。 2 会社・団体などの内部で、金銭の...
だいどころ【台所】
坂上弘の短編小説。平成9年(1997)、第24回川端康成文学賞を受賞。同作を表題作とする小説集は同年刊行で、「カラ...
だいどころ‐じじょう【台所事情】
家計の状態。会社・団体などの財政状況。「我が家の—」「—が好転する」→台所2
だいどころ‐ぶね【台所船】
料理を供するために本船に付きしたがう船。厨(くりや)船。
だい‐ないき【大内記】
律令制で、内記のうち上位の官職。だいだいき。→内記
だい‐なごん【大納言】
1 律令制で、太政官(だいじょうかん)の次官。大臣に次ぐ官で、正三位相当。大臣とともに政務に参与し、大臣不参のとき...
だいなごん‐あずき【大納言小豆】
アズキの一品種。粒が大きくて色が濃い。尾張の名産なので尾張大納言に掛けていったもの。
だい‐なし
中間(ちゅうげん)・小者などが着た紺無地で筒袖の着物。「御門脇の長屋より紺の—」〈浄・宵庚申〉