だい‐ねつ【大熱】
1 非常に高い体温。高熱。「この半月の—にからだはさながら燃えがらのごとくなって」〈蘆花・思出の記〉 2 ひどい暑...
だい‐ねんぶつ【大念仏】
1 大声で阿弥陀仏の名を唱えること。また、その法会。陰暦3月15日に東京隅田川のほとりの木母寺で行われるものが有名...
だいねんぶつ‐しゅう【大念仏宗】
融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)の別称。
だいねんぶつ‐じ【大念仏寺】
大阪市平野区にある融通念仏宗の総本山。山号は大源山、院号は諸仏護念院。開創は大治2年(1127)、開山は良忍。兵火...
だい‐の【大の】
[連体] 1 大きな。りっぱな。一人前の。「—おとなが涙を流す」 2 非常な。たいへんな。「—仲よし」
だい‐のう【大脳】
脳の主要部分。左右の大脳半球とそれを結ぶ脳梁(のうりょう)があり、半球の表面には多数のしわやひだがある。表層は大脳...
だい‐のう【大農】
1 広い農地を所有する農家。大百姓。豪農。⇔小農。 2 多くの資本と機械力とをもってする大規模な農業。
だい‐のう【代納】
[名](スル) 1 本人に代わって金品を納めること。 2 本来納めるべきものの代わりに、別のものを納めること。「地...
だい‐のうかい【大納会】
取引所で、一年の最後の立ち会い。通常12月28日。⇔大発会。
だいのう‐がま【大脳鎌】
頭蓋骨の内側に密着した脳硬膜において、正中線の下で内側に張り出した組織。大脳縦裂の間隙にあり、右脳と左脳を隔てる。...
だいのう‐きていかく【大脳基底核】
大脳皮質と視床・脳幹を結びつけている神経核の集まり。線条体・淡蒼球・黒質・視床下核からなる。運動調節・認知機能・感...
だいのう‐しんひしつ【大脳新皮質】
⇒新皮質
だいのう‐じゅうれつ【大脳縦裂】
大脳の、右脳と左脳を隔てる溝。間に、頭蓋から下垂した大脳鎌がある。
だいのうどうみゃく‐りん【大脳動脈輪】
内頸動脈と椎骨動脈から分岐した血管が脳底部で吻合して形成する環状の構造。前大脳動脈・前交通動脈・中大脳動脈・後大脳...
だいのう‐はんきゅう【大脳半球】
脳の最大の部分。左右の半球が対をなし、各半球は溝または裂によって前頭葉・頭頂葉・後頭葉・側頭葉・島(とう)に分けら...
だいのう‐ひしつ【大脳皮質】
大脳半球の表層を覆う灰白色の部分。人間では大部分が新皮質で、神経細胞が数層に並び、感覚・運動および精神活動の中枢が...
だいのうひしつきていかく‐へんせいしょう【大脳皮質基底核変性症】
パーキンソン症状(筋肉の固縮・動作緩慢・歩行障害など)と大脳皮質症状(失行・失語など)が同時に起こる病気。中年期以...
だいのう‐へんえんけい【大脳辺縁系】
大脳半球の内側面にある古皮質・旧皮質の総称。脳梁(のうりょう)・海馬(かいば)などが属し、本能や情動の中枢で、新皮...
だいの‐おとこ【大の男】
一人前の男。成人した男。「—のすることではない」
だい‐の‐じ【大の字】
「大」という字。また、その形に似たもの。特に、両手両足を広げて寝た形。「芝生に—になる」
だい‐の‐つき【大の月】
1か月の日数が陽暦で31日、陰暦で30日の月。⇔小(しょう)の月。
大(だい)の虫(むし)を生(い)かして小(しょう)の虫(むし)を殺(ころ)す
やむをえない場合は、大きなものを救うために小さなものを犠牲にするたとえ。
だい‐の‐もの【台の物】
1 大きな台の上にのせた料理または進物。 2 遊郭などで、台屋から取り寄せる料理。大きな台の上に料理を盛りつけ、松...
だい‐はい【代拝】
[名](スル)本人に代わって参拝すること。また、その人。
だい‐はいぐうし【大配偶子】
⇒雌性配偶子
大(だい)は小(しょう)を兼(か)ねる
大きいものは、小さいものの役目もすることができる。
だい‐はじめ【代始め】
帝位・将軍職・家督などを継いだ始めの年。「我朝改元の例は—または革命、革令…等の事によれり」〈折たく柴の記・下〉
だい‐はち【大八/代八】
「大八車」の略。
だいはち‐ぐるま【大八車】
荷物運搬用の二輪車で、二、三人でひく大型のもの。八人の代わりをする車の意からとも、大津八町の約で、その地に昔からあ...
だいはち‐げいじゅつ【第八芸術】
文芸・音楽・絵画・演劇・建築・彫刻・舞踊に次いで、8番目に現れた芸術。映画、特に無声映画のこと。→第九芸術
だいはち‐こうとうがっこう【第八高等学校】
旧制高校の一。明治41年(1908)名古屋に開設。昭和24年(1949)新制名古屋大学に統合。略称、八高。→ナンバ...
だいはちよう‐の‐くるま【大八葉の車】
牛車(ぎっしゃ)の八葉の車の一。車の箱にかいた八葉の文様が大きく、高位の者が用いたもの。おおはちようの車。
だい‐はっかい【大発会】
取引所で、一年の最初の立ち会い。通常1月4日。⇔大納会。
だい‐はつ【大発】
大型の発動機艇。
だいはつねはんぎょう【大般涅槃経】
小乗経典。3巻。法顕(ほっけん)訳。釈迦の入滅前後のことを記したもの。 大乗教典。原典は失われ、北涼の曇無讖(どん...
代(だい)は見(み)てのお帰(かえ)り
代金は、見て気に入ったら帰りに払って下さい、の意。見世物で、客の呼び込みに用いる言葉。お代は見てのお帰り。
だい‐ばん【台盤】
《「だいはん」とも》公家の調度の一。食器や食物をのせる台。4脚・横長の机状で、朱または黒の漆塗り。上面は縁が高く、...
だい‐はんじ【大判事】
1 律令制で、刑部(ぎょうぶ)省や大宰府の上級の判事。中判事の上。 2 明治2年(1869)の制度で、最上級の判事。
だい‐はんそん【大半損】
地震保険の損害区分の一つ。従来の「半損」を細分化したもので、居住用建物の主要構造部(壁・柱・床・梁(はり)・屋根・...
だい‐はんにゃ【大般若】
「大般若経」の略。 狂言。和泉(いずみ)流。信者の家で、神楽をあげにきた神子(みこ)と祈祷(きとう)をしにきた僧...
だいはんにゃ‐きょう【大般若経】
大乗経典。600巻。唐の玄奘(げんじょう)訳。「仁王(にんのう)経」「般若心経」以外の般若部諸経を集大成したもので...
だいはんにゃきょう‐え【大般若経会】
大般若経を転読する法会。国家鎮護のため東大寺・大安寺・薬師寺などで行われた。
ダイ‐ハード
最後まで頑張ること。また、頑強に抵抗する人。
だい‐ば【台場】
江戸末期、海防の目的で要害の地につくった砲台。→品川台場 東京都港区の地名。東京港埋立13号地の北部を占め、臨海副...
だいば【提婆】
《(梵)Āryadevaの音写》3世紀のインドの仏教哲学者。中観哲学派の祖。ナーガールジュナ(竜樹)の弟子となり、...
だい‐ばかり【台秤】
比較的大型の物の重さを量るはかり。量ろうとする物を台の上にのせ、その重量を、てこやばねによって目盛りのある棹(さお...
だい‐ばこ【台箱】
江戸時代、市中を回る髪結いが、結髪の道具を入れて持ち歩いた箱。
ダイバーシティー
《「ダイバシティー」とも》 1 多様性。相違点。 2 企業で、人種・国籍・性・年齢を問わずに人材を活用すること。こ...
だいばだった【提婆達多】
《(梵)Devadattaの音写》釈迦の従兄。釈迦の弟子となったが、のちに背き、阿闍世(あじゃせ)王をそそのかして...
だいばだった‐ぼん【提婆達多品】
法華経の第十二品。提婆達多と竜女の成仏を通して、悪人などの成仏を説く。