むむじゅん‐せい【無矛盾性】
理論体系一般において、ある公理系内に相互に矛盾する公理が存在しないこと。また、そこからの命題の導出に論理的矛盾がな...
むめ【梅】
⇒うめ
む‐め【無目】
敷居・鴨居(かもい)と同じ位置にあり、建具を入れる溝のない横木。
む‐めい【無名】
1 名がないこと。名がわからないこと。また、名を記さないこと。無記名。「—の手紙」「—投票」 2 世間に名が知られ...
む‐めい【無銘】
書画・刀剣・器物などに、製作者の名が記してないこと。「—の刀」⇔在銘。
むめい‐か【無名化】
[名](スル)特定の個人に関するデータから個人情報を取り除いて匿名化し、さらに性別・職業・居住地などの属性を取り除...
むめい‐けいやく【無名契約】
法律によって名称・内容が規定されている典型契約(有名契約)以外の契約。非典型契約。→典型契約
むめい‐こつ【無名骨】
寛骨(かんこつ)の旧称。
むめい‐し【無名氏】
名前がわからない人。名前を記してない人。失名氏。「—による投稿」
むめい‐し【無名指】
くすりゆび。名無し指。
むめい‐すう【無名数】
単位の名称のつかない数。不名数。
むめい‐せんし【無名戦士】
名の知られていない兵士。「—の墓」
む‐めんきょ【無免許】
免許をもっていないこと。「—で営業する」「—運転」
む‐めんもく【無面目】
[名・形動ナリ]常識をわきまえないこと。また、そのさま。「啼(な)くと食はうのねねさんでも、—ぢゃあねえはな」〈滑...
むもう‐しょう【無毛症】
体毛、特に陰毛が欠如しているか発育不全である状態。
むもう‐ていり【無毛定理】
《no-hair theorem》ブラックホールを特徴づける物理量が、質量・角運動量・電荷の三つしかないという定理...
む‐もくてき【無目的】
[名・形動]目的をもたないこと。目的がないこと。また、そのさま。「近所を—に歩く」
むも・る【埋る】
[動ラ下二]⇒うもれる
む‐もん【無文】
1 衣服などに文様がないこと。無地。⇔有文(うもん)。 2 和歌・連歌・俳諧で、表現が平淡なこと。また、そのような...
む‐もん【無紋】
1 紋がついていないこと。衣服や調度などに紋がはいっていないこと。また、そのもの。⇔有紋(うもん)。 2 能楽で、...
むもん‐えかい【無門慧開】
[1183〜1260]中国、南宋の臨済宗の僧。杭州良渚(浙江(せっこう)省)の人。月林師観に参じて「無字」の公案に...
むもんかん【無門関】
中国の仏教書。1巻。南宋の無門慧開(えかい)著。1228年成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの...
むやい【舫ひ/纜ひ】
「もやい」に同じ。「—するがまのほ縄の絶えばこそ蜑(あま)のはし舟ゆらも別れめ」〈堀河百首〉
むやい‐ぶね【舫ひ船】
「もやいぶね」に同じ。「波岸も同じ憂き世の—」〈明日香井集〉
むや・う【舫ふ/纜ふ】
[動ハ四]「もやう」に同じ。「水もせに紅葉の舟を—・ひつつにしき帆にかけて風ぞこぎ行く」〈夫木・三三〉
む‐やく【無役】
1 役目のないこと。「—の旗本」 2 課役のないこと。無税。
む‐やく【無益】
[名・形動]「むえき(無益)」に同じ。「取次いでも—なれば」〈露伴・五重塔〉
むやく‐し・い【無益しい】
[形][文]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。「あはは—・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉
む‐やま【共有山】
(佐渡で)共有の山林。
むやみ【無闇/無暗】
[名・形動] 1 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。「—な約束はしない方がよい」「な...
むやみ‐やたら【無闇矢鱈】
[名・形動]「むやみ」を強めた言い方。「—に練習しても効果がない」
むや‐むや
[副]嫉妬(しっと)に悩みもだえるさま。「—修羅を燃(もや)して」〈円朝・真景累ヶ淵〉
むゆうおうこくのためのおんがく【夢遊王国のための音楽】
島田雅彦の中編小説。昭和59年(1984)第4回野間文芸新人賞受賞。同作を表題作とする作品集はほかに「スピカ、千の...
むゆう‐げ【無憂華】
《(梵)aśokaの訳。悲しみがない意。阿輸迦と音写》ムユウジュの花。インドの文学では瑞兆を表すのに用いられる。むうげ。
むゆうごう‐せいしょく【無融合生殖】
⇒無配生殖
むゆう‐じゅ【無憂樹】
マメ科の常緑高木。インドなどに産する。葉は羽状複葉で、若葉は紅色。4枚の萼(がく)が花びら状をし、黄から橙・赤色に...
むゆう‐びょう【夢遊病】
睡眠の途中で起き上がってした動作を何も記憶していない病的症状。睡眠時遊行症。夢中遊行症。夢遊症。
むゆうびょうしゃ【夢遊病者】
《原題、(ドイツ)Der Nachtwandler》シェーンベルク作曲のドイツ語による歌曲。1901年作曲。歌詞は...
むゆうびょうのおんな【夢遊病の女】
《原題、(イタリア)La sonnambula》ベリーニのイタリア語によるオペラ。全2幕。1831年初演。ある村娘...
むゆ‐か【六日】
「むいか」に同じ。「帝(みかど)かくれさせ給ひて—といふに」〈今鏡・一〉
む‐よう【無用】
[名・形動] 1 役に立たないこと。使い道のないこと。また、そのさま。無益。「—な(の)臓器はない」⇔有用。 2 ...
むよう‐の‐ちょうぶつ【無用の長物】
あっても役に立つどころか、かえってじゃまになるもの。「かつての最新工場も今では—となった」
むよう‐の‐ひと【無用の人】
働こうにも仕事がなく、世間からは役に立たないとして無視されている人。
むよう‐の‐よう【無用の用】
《「荘子」人間世から》一見無用とされているものが、実は大切な役割を果たしていること。不用の用。「—をなす」
むようまく‐るい【無羊膜類】
脊椎動物のうち、羊膜を欠くもの。円口類・軟骨魚類・硬骨魚類・両生類が含まれる。水生、または陸生への移行状態に位置し...
むよう‐らん【無葉蘭】
ラン科の多年草。暖地の林内に生え、高さ約30センチ。地下の細長い根茎から地上茎が1〜3本出る。葉緑素はなく、葉は退...
む‐よく【無欲/無慾】
[名・形動]欲望がないこと。欲ばらないこと。また、そのさま。「—な(の)人」「—の勝利」「—恬淡(てんたん)」
むよ‐ねはん【無余涅槃】
仏語。煩悩を断ち、分別を離れ、肉体をも滅しつくした悟りの境地。生存の根源を残さない境地。⇔有余(うよ)涅槃。
むら【村】
《「群(むら)」と同語源か。また、朝鮮語からとも》 1 農業・林業・漁業などを営む人々が形成するある一定規模の集落...
むら【斑】
[名・形動] 1 色の濃淡、物の厚薄などがあって一様でないこと。また、そのさま。まだら。「—なく塗る」「染め上がり...