やましろ‐の‐くに【山城国】
⇒山城
やましろ‐の‐くにいっき【山城国一揆】
文明17年(1485)山城南部で国人(こくじん)・地侍(じざむらい)らが中心となって起こした一揆。抗争を続ける畠山...
やましろ‐もの【山城物】
山城の刀工が鍛えた刀の総称。三条・粟田口(あわたぐち)・来(らい)などの流派が有名。京物。
やま‐じ【山路】
山の中の道。やまみち。
やまじ‐あいざん【山路愛山】
[1865〜1917]評論家。江戸の生まれ。本名、弥吉。「国民新聞」の記者、「信濃毎日新聞」の主筆を経て雑誌「独立...
やま‐じお【山塩】
岩塩(がんえん)のこと。
やま‐じおう【山地黄】
シソ科の多年草。山地に生え、ジオウに似て、高さ5〜10センチ。地下茎で増える。茎の下部の葉はロゼット状をなし、上部...
やまじ‐かぜ【やまじ風】
愛媛県東部に吹く局地風。石鎚山脈と剣山地の間を抜ける南寄りのフェーンで、春に多く、日本海側を低気圧が通過する際に発...
やま‐じそ【山紫蘇】
シソ科の一年草。日当たりのよい地に生え、高さ約30センチ。茎は紅紫色を帯び、毛がある。葉は対生し、卵形。9〜10月...
やま‐じゃり【山砂利】
山地や台地から採取した砂利。洗浄して粘土や有機物を去り、コンクリートの原料とする。
やま‐じるし【山印】
⇒木印(きじるし)
やま‐じろ【山城】
山に築いた城。→平城(ひらじろ)
やま‐すいぎゅう【山水牛】
アノアの別名。
やま‐スカ【山スカ】
「山スカート」の略。
やま‐スカート【山スカート】
ウールや防水加工をした化繊などで作られたスカート。低山の登山やハイキングの際に、厚手のタイツやスパッツと組み合わせ...
やま‐すが【山菅】
「やますげ1」に同じ。「咲く花はうつろふ時ありあしひきの—の根し長くはありけり」〈万・四四八四〉
やま‐スキー【山スキー】
整備されたスキー場ではなく、自然のままの雪山をスキーで登降すること。雪山登山に準じた装備が必要。→ゲレンデスキー
やま‐すげ【山菅】
1 山に生えている野生のスゲ。 2 ヤブランの古名。〈和名抄〉
やますげ‐の【山菅の】
[枕] 1 山菅の葉が茂り乱れている意から、「乱る」「背向(そがひ)」にかかる。「—思ひ乱れて恋ひつつ待たむ」〈万...
やま‐すそ【山裾】
山のふもと。山麓(さんろく)。
やま‐ずきん【山頭巾】
きこりや猟師などがかぶる頭巾。
やま‐ずみ【山住み】
山の中や山里、あるいは山寺に住んでいること。また、その人。
やま‐せ【山背】
1 山を越えて吹いてくる風。フェーンの性質をもつ風。 2 夏季に北日本の太平洋側、特に三陸地方に吹く冷湿な北東風。...
やませ‐かぜ【山背風】
1 「やませ」に同じ。《季 夏》 2 琵琶湖沿岸に吹く春夏の風。瀬田あらし。
やま‐せみ【山翡翠/山魚狗】
カワセミ科の鳥。全長38センチくらい。体は白と黒の鹿の子模様で頭に冠羽があり、くちばしは黒く大きい。アジア東部に分...
やま‐せん【山千】
《「海千山千」の略》山に千年住むこと。世知にたけ、老獪(ろうかい)なこと。また、その人。
やま‐ぜり【山芹】
セリ科の多年草。山地の湿った所に生え、高さ約1メートル。葉は羽状複葉で、小葉は卵形。7〜10月、白い小花を散形につける。
やま‐そだち【山育ち】
山に育つこと。また、その人。山家(やまが)育ち。
やま‐そわ【山岨】
山の険しい所。山のがけ。
やま‐ぞい【山沿い】
山に沿うこと。また、山に沿った場所。「—に人家が点在する」
やまたい‐こく【邪馬台国/耶馬台国】
「三国志」の魏志倭人伝に記載される、3世紀ごろ日本にあった国。女王卑弥呼(ひみこ)が統治。2世紀後半の倭の大乱では...
やま‐たか【山高】
1 山形に高くなっていること。中高(なかだか)であること。 2 「山高帽子」の略。
山(やま)高(たか)からざれば則(すなわ)ち霊(れい)ならず
《「世説新語」排調から》山は高くなければ神霊があるとは思えないの意で、人も徳がなければ尊くないということ。
山(やま)高(たか)きが故(ゆえ)に貴(たっと)からず
《「実語教」の「山高きが故に貴からず、樹あるを以(もっ)て貴しと為す」から》どんなに外観がりっぱであっても、内容が...
山高(やまたか)く水長(みずなが)し
君子の徳がすぐれていることを、高くそびえた山、長大な河の流れにたとえていう語。
山(やま)高(たか)ければ谷(たに)深(ふか)し
相場格言の一。高騰が激しければ、その反動で暴落も激しいものであるという教訓。
やまたか‐じんだいざくら【山高神代桜】
山梨県北杜(ほくと)市武川町の実相寺境内にあるエドヒガンザクラの古木。根回り13.5メートルで、樹齢は約2000年...
やまたか‐の‐じんだいざくら【山高の神代桜】
⇒山高神代桜
やまたか‐ぼう【山高帽】
「山高帽子」に同じ。
やまたか‐ぼうし【山高帽子】
フェルト製で上部が丸くて高い、つばのある男子の礼服用帽子。山高帽。ボーラー。ボーラーハット。
やま‐たず【山たづ】
ニワトコの古名。
やまたず‐の【山たづの】
[枕]ニワトコの枝葉が対生している意から、「むかふ」にかかる。「—迎へ参(ま)ゐ出む君が来まさば」〈万・九七一〉
やま‐たちばな【山橘】
1 山に生えるタチバナ。野生のタチバナ。 2 ヤブコウジの別名。《季 冬》 3 植物ボタンの別名。
やまたに‐かぜ【山谷風】
山の斜面に沿って吹く風。日中に谷底から山頂へ向かって吹き上がる谷風が、夜間になると山風となって谷底へ吹き下ろすもの...
やまた‐の‐おろち【八岐大蛇】
日本神話にみえる頭と尾が八つずつある巨大な蛇。出雲の簸川(ひのかわ)上流にいて、大酒を好み、毎年一人ずつ娘を食った...
やま‐だ【山田】
山中にある田。
やまだ【山田】
福岡県中部にあった市。遠賀(おんが)川上流域にあり、筑豊炭田の炭鉱町として栄えた。閉山後は酪農などが行われた。平成...
やまだ【山田】
姓氏の一。 [補説]「山田」姓の人物山田顕義(やまだあきよし)山田浅右衛門(やまだあさえもん)山田五十鈴(やまだい...
やまだ‐あきよし【山田顕義】
[1844〜1892]軍人・政治家。陸軍中将。山口の生まれ。松下村塾門下。明治維新後は工部卿・内務卿・司法卿を経て...
やまだ‐あさえもん【山田浅右衛門】
⇒首斬浅右衛門(くびきりあさえもん)