ゆう‐ゆう【悒悒】
[ト・タル][文][形動タリ]気がふさいで晴れないさま。怏怏(おうおう)。「—たる心中」
ゆう‐ゆう【悠悠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 はるかに遠いさま。限りなく続くさま。「—たる大空」「—たる時の流れ」 2 ゆっ...
ゆう‐ゆう【融融】
[ト・タル][文][形動タリ]とけ合ってなごやかなさま。のどかなさま。「和気—として福神も此所(ここら)に居たまう...
ゆう‐ゆう【優遊/優游】
[ト・タル][文][形動タリ]のんびりと心のままにするさま。「郷里に帰り、其後、—として時日を送りしが」〈中村訳・...
ゆう‐ゆう【優優】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとしたさま。また、みやびやかなさま。「馬は群る蠅と虻との中に—と水飲み」〈鏡...
ゆうゆう‐かんかん【悠悠閑閑/優優閑閑】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりと落ち着いているさま。のんきにかまえるさま。「—と毎日を過ごす」
ゆうゆう‐じてき【悠悠自適】
[名](スル)世間のことに煩わされず、自分の思いのままに暮らすこと。「—の生活」
ゆうゆう‐ふだん【優遊不断】
[形動][文][ナリ]「優柔不断(ゆうじゅうふだん)」に同じ。
ゆう‐よ【有余】
1 余りがあること。余分。「気の毒に思うて—の金を給するは」〈福沢・文明論之概略〉 2 《「有」はその上また、の意...
ゆう‐よ【猶予】
[名](スル) 1 ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。「もはや一刻の—も許されない」「—している場合では...
ゆう‐よう【有用】
[名・形動]役に立つこと。また、そのさま。「社会に—な(の)人材」⇔無用。
ゆう‐よう【有要】
[名・形動]非常に大切なこと。また、そのさま。肝要。緊要。「国家—の事実を」〈田口・日本開化小史〉
ゆう‐よう【悠揚】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとしてこせこせしないさま。落ち着いているさま。「—たる物腰」「—迫らぬ態度で...
ゆうよう‐こんちゅう【有用昆虫】
人間の生活に役立つ昆虫、およびその生産物を利用できる昆虫。益虫のほか、食用・愛玩用のものも含めていう。
ゆうようざっそ【酉陽雑俎】
中国、唐代の随筆集。20巻、続集10巻。段成式(だんせいしき)著。860年ごろ成立。古今の神話・伝説・故事・風俗・...
ゆうよう‐しょくぶつ【有用植物】
食用のほか建築・工芸・薬剤・園芸などに用いられて、人間の生活に役立つ植物。菌類まで含め、非常に多くの種類に及ぶ。
ゆう‐よく【遊弋】
[名](スル)艦船が水上をあちこち動き回って敵に備えること。また、あちこち動き回ること。「鴨羽(かもは)の雌雄夫婦...
ゆう‐よく【有翼】
1 ミサイルなどが、弾道を安定させるための翼(よく)をそなえていること。「—弾」 2 神や天使、想像上の動物などに...
ゆうよく‐だん【有翼弾】
弾道を安定させるため、尾部に翼(よく)をつけた弾丸。
ゆう‐らい【誘雷】
雷が落ちる場所を人為的に制御し、安全な場所に誘導すること。古くから避雷針が利用される。
ゆう‐らく【遊楽】
遊んで楽しむこと。ゆらく。「夜を明して舞ひ戯るる—の西班牙(スペイン)を見る事が」〈荷風・ふらんす物語〉
ゆう‐らん【遊覧】
[名](スル)見物して回ること。「島内を—する」「—船」
ゆうらん‐バス【遊覧バス】
観光客を乗せて、史跡・名勝などを回るバス。観光バス。
ゆうらん‐ひこう【遊覧飛行】
上空からの遊覧を目的とした飛行。
ゆう‐り【有利】
[名・形動]利益のあること。利益を望めること。他よりも条件や状態がよいこと。また、そのさま。「—な取引」「相手方に...
ゆう‐り【有理】
1 道理のあること。 2 数学で、加・減・乗・除以外の演算を含まないこと。
ゆう‐り【遊里】
一定の区画を仕切って遊女屋を集めてある地域。遊郭。くるわ。いろざと。
ゆう‐り【遊離】
[名](スル) 1 他と離れて存在すること。離れた存在となること。「仲間から一人—している」「庶民感情から—した政...
ゆうり‐か【有理化】
無理式の一部を変形して、根号を含まない式に直すこと。特に、無理数を含む分数式の分母を、無理数のない形に直すこと。
ゆうり‐かんすう【有理関数】
変数の有理式で表される関数。⇔無理関数。
ゆうり‐き【遊離基】
対をなさない電子を一つまたはそれ以上もつ原子または原子団。一般に、分子が熱・光・放射線などの作用を受け結合が切れて...
ゆう‐りき【勇力】
「ゆうりょく(勇力)」に同じ。「神変希代(じんぺんきたい)の—の男子となって」〈浄・嫗山姥〉
ゆうり‐こう【釉裏紅】
陶磁器の装飾技法の一。また、その陶磁器。染め付けと同様の技法で、下絵付けに呉須(ごす)のかわりに銅系統の彩料を用い...
ゆうり‐ご【遊里語】
「郭詞(くるわことば)」に同じ。
ゆうりごにん‐ひょうじ【有利誤認表示】
景品表示法が禁じる不当表示の一つ。販売価格などの取引条件を実際よりも著しく安くみせかけたり、著しく有利にみせかけた...
ゆうり‐しき【有理式】
根号の中に文字を含まない代数式。整式と分数式の総称。⇔無理式。
ゆうりし‐ふさい【有利子負債】
銀行からの借入金、社債、CB(転換社債)の発行による返済金など、利子を付けて返済しなければならない負債。その残高は...
ゆうり‐しぼうさん【遊離脂肪酸】
脂肪の分解によって生じる脂肪酸。生体内でエステルなどになっていない脂肪酸。血漿アルブミンと結合し、肝臓に運ばれてエ...
ゆり‐とう【勇留島】
歯舞群島中部の島。無人島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。
ゆうり‐すう【有理数】
実数のうち、2個の整数の比によって表される数。無理数以外の実数。⇔無理数。
ゆうり‐とう【遊離糖】
単糖類と二糖類の総称。でんぷんなどの高分子の多糖類ではなく、遊離状態で存在する糖。グルコース、フルクトース、ショ糖...
ゆう‐りゃく【勇略】
勇気と、すぐれた計略。「如何にレオンチアデスに—ありとも」〈竜渓・経国美談〉
ゆう‐りゃく【雄略】
雄大な計略。
ゆうりゃく‐てんのう【雄略天皇】
記紀で、第21代天皇。允恭天皇の皇子とされる。名は大泊瀬幼武(おおはつせわかたけ)。大和朝廷の勢力を拡大。478年...
ゆう‐りょ【憂慮】
[名](スル)心配すること。思いわずらうこと。「—に堪えない」「事態を—する」
ゆう‐りょう【有料】
料金が必要であること。「—駐車場」⇔無料。
ゆう‐りょう【遊猟】
[名](スル)狩りをして遊ぶこと。「『グリンノエ』村へほどよく—に往った所はなかった」〈二葉亭・めぐりあひ〉
ゆう‐りょう【優良】
[名・形動]他のものより、すぐれていること。また、そのさま。「—な商品」「健康—児」⇔劣悪。 [派生]ゆうりょうさ[名]
ゆうりょう‐うんてんしゃ【優良運転者】
運転免許証を更新する際の区分の一。70歳未満で免許の継続期間が5年以上、有効期間満了日の前5年間に無事故・無違反で...
ゆうりょう‐かぶ【優良株】
財務内容がよく、配当率も高くて安定している会社の株式。ブルーチップ。