よじょう‐まい【余剰米】
⇒過剰米
よじり‐すじり【捩り捩り】
[副]身をよじらせてもだえるさま。「いかにせん、いかにせんと、—するほどに」〈宇治拾遺・五〉
よじり‐ふどう【捩り不動】
背後の火炎の燃えるようすをよじったように表した不動明王像。
よじ・る【捩る】
[動ラ五(四)]ねじってまげる。ねじる。「針金を—・る」「からだを—・って笑う」 [可能]よじれる [動ラ下二]「...
よ・じる【攀じる】
[動ザ上一][文]よ・づ[ダ上二]のぼるためにすがりつく。また、すがりついてのぼる。「ロープにすがって岩場を—・じる」
よじれ【捩れ】
よじれること。また、よじれたところ。「帯の—を気にする」
よじ・れる【捩れる】
[動ラ下一][文]よぢ・る[ラ下二]ねじってまげたような状態になる。ねじれる。「ベルトが—・れる」「腹が—・れるほ...
よじろう【与次郎】
1 近世、京都で非人頭の通称。 2 「与次郎人形」の略。
よじろう‐にんぎょう【与次郎人形】
子供の玩具。弥次郎兵衛(やじろべえ)のこと。
よじろべえ【与次郎兵衛】
1 「弥次郎兵衛(やじろべえ)」に同じ。 2 《与次郎人形がいつも笠をかぶっているところから》笠のこと。「—をぬが...
よ‐じん【余人】
1 当事者以外の人。また、ほかの人。よにん。「—を交えずに話す」「—をもっては代えがたい」 2 あまりの人。残りの人。
よ‐じん【余塵】
1 人馬や車などが通ったあとに立つ土ぼこり。後塵(こうじん)。 2 先人の遺風。余風。
よ‐じん【余燼】
1 火事などの、燃え残っている火。燃えさし。「戦火の—がまだ消えやらぬ街」 2 事件などの一段落したあとに、なお残...
よ・す【止す】
[動サ五(四)]やめる。中止する。「いたずらは—・しなさい」「行くのは—・そう」
よ・す【寄す】
[動サ四]近づける。近よらせる。「庭に立つ麻手小衾(こぶすま)今夜(こよひ)だに妻—・しこせね麻手小衾」〈万・三四...
よ‐すい【余水】
余分の水。
よ‐すい【余酔】
酔いがまださめきらないこと。酔いが残っていること。また、その酔い。
よすい‐はき【余水吐き】
「余水路(よすいろ)」に同じ。
よすい‐ろ【余水路】
貯水池で、一定量より多くなった余分の水を流すため、ダム本体の上部に設ける水路。余水吐き。
よ‐すう【余数】
1 残りの数。余った数。 2 ⇒補数
よす‐が【縁/因/便】
《「寄す処(か)」の意。古くは「よすか」》 1 身や心のよりどころとすること。頼りとすること。また、身寄り。血縁者...
よ‐すがら【終夜】
[副]《「すがら」は接尾語》一晩中。よもすがら。「冬は落葉深く積みて風吹く—物の囁(ささや)く音す」〈独歩・わかれ〉
よ‐すぎ【世過ぎ】
世の中で生活していくこと。世渡り。口すぎ。「身過ぎ—」「こころなき悪文をつづり—する我の」〈犀星・あきらめのない心〉
よ‐すすぎ【夜濯ぎ】
夜にする洗濯。夏の暑い盛りのころ、衣類をその夜のうちに洗ってしまうこと。《季 夏》「—の更け来し水の澄みわたり/汀女」
ヨススダルソ‐とう【ヨススダルソ島】
《Pulau Yos Sudarso》インドネシア東端、イリアンジャヤ(ニューギニア島西部)南岸の島。オランダ領時...
よ‐すずみ【夜涼み】
夏の夜、戸外に出るなどして涼むこと。《季 夏》「—に脇目もふらず犬通る/誓子」
ヨステダール‐ひょうが【ヨステダール氷河】
《Jostedalsbreen》ノルウェー南西部の氷河。全長約60キロメートル。ヨーロッパ最大級の氷河として知られ...
よすて‐びと【世捨て人】
俗世間との関係を絶った人。僧侶や隠者など。
よ‐すみ【四隅/四角】
四角い形の四方のすみ。四方のかど。
よすみ‐もち【四隅餅】
上棟式で、家の中央から四隅に向かって、または四隅から外に向かってまく餅。すみのもち。
よ‐ず【輿図】
輿地の図。世界地図。輿地図。
よ・ず【攀づ】
[動ダ上二]「よ(攀)じる」の文語形。
よせ【寄せ】
1 寄せること。寄せ集めること。「人—」「客—」 2 囲碁・将棋の終盤戦の細かい詰め。 3 望みを寄せること。信任...
よせ【寄席】
《「人寄せ席」の略》落語・講談・漫才・浪曲・奇術・音曲などの大衆芸能を興行する演芸場。常設のものは寛政年間(178...
よせ‐あつめ【寄(せ)集め】
寄せ集めること。また、寄せ集めたもの。特に、系統も考えずにただ単に寄せ集めたもの。「がらくたの—」「—のメンバー」
よせ‐あつ・める【寄(せ)集める】
[動マ下一][文]よせあつ・む[マ下二]散らばっているものを寄せて一つところに集める。「落ち葉を—・めて焚(た)く」
よせ‐あり【寄せ蟻】
梁(はり)や鴨居(かもい)をつるときに用いる仕口(しくち)。吊(つ)り束(づか)の下端に蟻枘(ありほぞ)を作り、梁...
よせ‐あわせ【寄(せ)合(わ)せ】
寄せ合わせること。寄せ集め。
よせ‐あわ・せる【寄(せ)合(わ)せる】
[動サ下一][文]よせあは・す[サ下二]寄せて一つに合わせる。寄せ集める。「板切れを—・せて犬小屋を作る」
よ‐せい【余生】
盛りの時期を過ぎた残りの生涯。残された人生。「静かに—を送る」「—を楽しむ」
よ‐せい【余情】
[名・形動ナリ] 1 「よじょう(余情)」に同じ。「勅使は花の都人、もてなしに—うすし」〈浄・本朝三国志〉 2 同...
よ‐せい【余勢】
1 何かをしとげたあとに残っているはずみのついた勢い。 2 あふれるような活力。「—ノ良イ人」〈日葡〉 3 残りの...
余勢(よせい)を駆(か)・る
調子に乗る。勢いに乗る。「国内販売大成功の—・って海外に進出する」
よせ‐うえ【寄(せ)植え】
植物を寄せ集めて植えること。また、その植えたもの。「—の鉢」
よせ‐うた【寄(せ)歌】
思いを物に寄せてうたった歌。
よせ‐え【寄(せ)餌】
「撒(ま)き餌(え)」に同じ。
よせ‐え【寄(せ)絵】
ある物を集めて一つの形とした絵。幕末の浮世絵師歌川国芳と弟子が描いた、人の顔が多数の人体からなる絵などが有名。16...
よ‐せかい【世世界】
世の中。世間。「嫁の年よりは先ず親の身代を聞こうと云う—だもの」〈風葉・深川女房〉
よせ‐かけ【寄(せ)掛け】
1 寄せ掛けること。 2 土蔵の壁を保護するため外側に設けた板張りのおおい。
よせ‐か・ける【寄(せ)掛ける】
[動カ下一][文]よせか・く[カ下二] 1 そばへ寄せて立てかける。もたせかける。「はしごを壁に—・ける」 2 攻...