渡(わた)る世間(せけん)に鬼(おに)はない
世の中には無情な人ばかりがいるのではなく、困ったときには助けてくれる情け深い人もいるものだということ。
わだ【曲】
入り曲がっていること。また、その所。「楽浪(ささなみ)の志賀の大—淀むとも昔の人にまたも逢はめやも」〈万・三一〉
わだ【和田】
姓氏の一。 [補説]「和田」姓の人物和田英作(わだえいさく)ワダエミ和田三造(わださんぞう)和田清(わだせい)和田...
ワダ
《World Anti-Doping Agency》⇒世界アンチドーピング機構
わ‐だい【話題】
話の題目。談話・文章などの中心的な材料。話の種。「—が尽きない」「—にのぼる」
わ‐だい【和大】
「和歌山大学」の略称。
わ‐だいおう【和大黄】
1 ギシギシの別名。 2 ダイオウの近縁種カラダイオウの根茎を乾燥させたもの。健胃剤などに利用。
わ‐だいこ【和太鼓】
日本で伝統的に使われる太鼓の総称。大太鼓(だだいこ)・楽太鼓・締太鼓などがある。
わだ‐えいさく【和田英作】
[1874〜1959]洋画家。鹿児島の生まれ。白馬会の結成に参加。外光派的写実の画風により、官展で活躍。文化勲章受章。
わだ‐えみ【ワダエミ】
[1937〜2021]衣装デザイナー。京都の生まれ。本名、和田恵美子。昭和60年(1985)黒沢明監督の映画「乱」...
わだかまり【蟠り】
1 心の中にこだわりとなっている重苦しくいやな気分。特に、不満・不信・疑惑などの感情。「—を捨てる」「互いに何の—...
わだかま・る【蟠る】
[動ラ五(四)] 1 輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。「—・っている蛇」 2 入り組んで複雑に絡み合ってい...
わだくら‐もん【和田倉門】
江戸城内郭門の一。馬場先門の北、大手門の南にあった。
わ‐だけ【輪竹】
桶の、竹製のたが。
わだ‐さんぞう【和田三造】
[1883〜1967]洋画家。兵庫の生まれ。黒田清輝に師事し、白馬会展・官展で活躍。また、色彩研究にも多くの業績を...
わだ‐せい【和田清】
[1890〜1963]東洋史学者。神奈川の生まれ。東大教授。満蒙史・中国政治史専攻。著「東亜史研究」「中国史概説」。
わだ‐そう【和田草】
ナデシコ科の多年草。山地の草原に生え、高さ8〜16センチ。葉はへら形で対生し、茎の上部では十字状に並ぶ。4月ごろ、...
わ‐だち【轍】
《「輪(わ)立(だち)」の意》車の通ったあとに残る車輪の跡。「ぬかるみに—がつく」
わだち‐きよお【和達清夫】
[1902〜1995]地球物理学者。愛知の生まれ。初代気象庁長官・埼玉大学学長・日本学士院長。地震が300キロメー...
わだち‐の‐ふな【轍の鮒】
「てっぷ(轍鮒)」に同じ。
わだちベニオフ‐ゾーン【和達ベニオフゾーン】
⇒和達ベニオフ面
わだちベニオフ‐たい【和達ベニオフ帯】
⇒和達ベニオフ面
わだちベニオフ‐めん【和達ベニオフ面】
プレート境界で沈み込む海洋プレートの深部境界面。300キロメートル以深で発生する深発地震の震源は大陸側に斜めに深く...
わだ‐つなしろう【和田維四郎】
[1856〜1920]鉱物学者。福井の生まれ。ナウマンと地質調査所を建議してその初代所長となり、のち東大教授・八幡...
わだ‐とうげ【和田峠】
長野県中央部、下諏訪町と長和町との境にある中山道の峠。標高1531メートル。霧ヶ峰の北西に位置し、難所として知られ...
わだ‐の‐とまり【輪田の泊】
摂津国和田岬の内側の港。現在の神戸港にあたる。中世まで大輪田の泊として五泊(ごとまり)の一。中世以降は兵庫津とよばれた。
わだ‐ひでまつ【和田英松】
[1865〜1937]国史学者・国文学者。広島の生まれ。史料編纂官となり、「古事類苑」の編纂に尽力。著「官職要解」...
わだ‐まこと【和田誠】
[1936〜2019]イラストレーター。大阪の生まれ。タバコのパッケージデザインを手がけるなど、グラフィックデザイ...
わだ‐まんきち【和田万吉】
[1865〜1934]国文学者・書誌学者。岐阜の生まれ。東大教授。日本で初めて図書館学を講義した。著「謡曲物語」「...
わだ‐みさき【和田岬】
神戸市兵庫区、大阪湾に突出する岬。神戸港の西にあり、造船などの工業地。江戸幕府が設けた砲台が残る。わだのみさき。
わだ‐ゆうじ【和田雄治】
[1859〜1918]気象学者。福島の生まれ。内務省地理局、のち中央気象台に勤務し、天気予報の創始に尽力。また、河...
わだ‐よしえ【和田芳恵】
[1906〜1977]小説家・文芸評論家。北海道の生まれ。出版社勤務を経て樋口一葉の研究に入り、「一葉の日記」など...
わだ‐よしもり【和田義盛】
[1147〜1213]鎌倉初期の武将。三浦義明の孫。源頼朝の挙兵以来軍功を重ね、幕府初代の侍所(さむらいどころ)別...
わだん
キク科の越年草。関東・東海地方の海岸に自生。高さ約30センチ。切ると白い乳液が出る。葉は楕円形で密に互生。秋、黄色...
わ‐だん【和談】
1 「和与(わよ)1」に同じ。 2 争い事を解決するために話し合うこと。また、その話し合い。和議。「両方談合して、...
ワダン
⇒ウワダン
わ‐ちがい【輪違い】
二つ以上の輪が交差して半ば重なっている形。また、その形を図案化した紋所・文様。
わちがい‐そう【輪違草】
ナデシコ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約10センチ。葉は楕円形で、対生。5月ごろ、白色の5弁花が咲く。
わちき【私】
[代]一人称の人代名詞。江戸の遊女が用いた語。町家の娘が用いることもある。「—の口から失礼ざますけれど」〈魯文・安...
わ‐ちゅう【和衷】
心の底からなごむこと。
わちゅう‐きょうどう【和衷協同】
[名](スル)心を合わせ、互いに協力して事をすること。和協。「—して見物を喜ばせるから」〈魯庵・社会百面相〉
わちゅう‐さん【和中散】
江戸時代の家庭用漢方薬。枇杷葉(びわよう)・桂枝(けいし)・辰砂(しんしゃ)・木香・甘草(かんぞう)などを調合した...
わちゅう‐わ【話中話】
ある物語の中で語られる、別の物語。→枠物語
わちょ
人をののしる語。やつ。わろ。「謀叛人のこの—を」〈浄・手習鑑〉
わ‐ちょう【和朝/倭朝】
1 日本の朝廷。 2 わが国。日本。本朝。和国。「唐国、—の絹布をたたみこみ」〈浮・永代蔵・一〉
わ‐ちょう【和調】
《「和」も「調」もやわらぐ意》やわらぐこと。また、やわらげること。「反復応酬に依て—し以て争を息む」〈西周訳・万国公法〉
わっか【輪っか】
「輪(わ)」の俗な言い方。
わっかない【稚内】
北海道北端部の市。宗谷総合振興局所在地。宗谷海峡に臨み、日本最北の地の碑の立つ宗谷岬と野寒布(のしゃっぷ)岬がある...
わっかない‐くうこう【稚内空港】
北海道稚内市にある空港。国管理空港の一。昭和35年(1960)開港。宗谷湾岸に位置する。→拠点空港
わっかない‐し【稚内市】
⇒稚内