きん‐ら【金鑼】
中国、明・清楽で用いる盆形の打楽器。直径約30センチの銅製の盤で、ひもで下げ、ばちで中央をたたいて鳴らす。
きん‐らい【近来】
近ごろ。最近。副詞的にも用いる。「—にない大盛況を呈する」「—まれな事件」
きんらいはいかいふうていしょう【近来俳諧風体抄】
江戸前期の俳論書。3冊。岡西惟中(おかにしいちゅう)著。延宝7年(1679)刊。俳諧の一般的理論と作法の実際とを、...
きんらいふうていしょう【近来風体抄】
南北朝時代の歌論書。1巻。二条良基著。元中4年(1387)成立。頓阿・慶運・兼好ら同時代歌人についての短評、本歌取...
きんらい‐ぶし【欣来節】
明治時代のはやり歌。「おっぺらぼうのきんらいらい」という囃子詞がつく。
きん‐らん【金蘭】
1 《「易経」繋辞上から》非常に親密な交わり。非常に厚い友情。 2 ラン科の多年草。低山の木陰に生える。高さ約50...
きん‐らん【金襴】
綾地または繻子地(しゅすじ)に金糸で文様を織り出した織物。袈裟(けさ)・能装束・帯地・袋物・表装などに用いる。
きんらん‐ちょう【金襴鳥】
ハタオリドリ科の鳥。全長約15センチ。繁殖期の雄は顔と腹が黒のほかは橙(だいだい)色。それ以外のときは雌と同じく暗...
きんらん‐で【金襴手】
色絵の上に金彩色を施した磁器。中国、明代に流行し日本に輸入された。器物は碗が最も多い。
きんらん‐どんす【金襴緞子】
金襴や緞子。また、高価な織物。「—の帯」
きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
《「易経」繋辞上から》きわめて親密な交わり。金蘭の交わり。
きんらん‐の‐とも【金蘭の友】
《金蘭の契りを交わした友の意》きわめて親密に結ばれている友。
きんらん‐の‐まじわり【金蘭の交わり】
「金蘭の契り」に同じ。
きんらん‐ぼ【金蘭簿】
親しい友人の氏名・住所を記した帳面。