ご‐じ【五事】
1 「書経」にある、礼節を守るうえでの大切な五つの事柄。貌(ぼう)・言・視・聴・思のこと。 2 「孫子」にある、兵...
ご‐じ【五時】
1 時刻の名称。 2 暦の上でいう、季節の五つの変わり目。立春・立夏・大暑・立秋・立冬。 3 「五時教」の略。
ご‐じ【午時】
真昼どき。うまの時。正午。
ご‐じ【語次】
言葉の続き。話のついで。「—往々此辺の問題に論及したること」〈福沢・福翁百話〉
ご‐じ【誤字】
誤った形の字。正しくない文字。主として漢字についていう。
ご‐じ【護持】
[名](スル)大切に守り保つこと。尊んで守護すること。「憲政を—する」
ご‐じあい【御自愛】
「自愛1」の尊敬語。「時節柄、—専一(せんいつ)にてお願い申し上げます」
ごじ‐いん【護持院】
東京都千代田区神田錦町にあった真言宗の寺。元禄元年(1688)徳川綱吉が湯島の知足院を移したのに始まる。開山は隆光...
ごじいんがはら‐の‐あだうち【護持院ヶ原の仇討】
弘化3年(1846)江戸神田護持院ヶ原で、幕臣井上伝兵衛・松山藩士熊倉伝之丞兄弟を殺害した本庄辰輔(茂平次)を、伝...
ごじ‐きょう【五時教】
釈迦(しゃか)が1代の50年間に説いた教法を5期に分類した称。中国天台宗の祖智顗(ちぎ)が説いたもので、華厳(けご...
ごじし‐の‐にょい【五獅子の如意】
表に三鈷杵(さんこしょ)、裏に5匹の獅子を彫った如意。東大寺東南院に所蔵され、興福寺の法会で講師が手に持った。
ご‐じしゃ【五侍者】
禅宗で、住持に従う五人の僧。焼香侍者・書状侍者・請客侍者・湯薬侍者・衣鉢侍者。
ごじ‐そう【護持僧/御持僧】
祈祷(きとう)を行う僧の職。清涼殿の二間(ふたま)に侍して、天皇の身体護持のために祈祷を行った僧。桓武天皇の代から...
ごじっパーセント‐ちしりょう【五十パーセント致死量】
⇒エルディーごじゅう(LD50)
ごじっぽ‐ひゃっぽ【五十歩百歩】
《戦闘の際に50歩逃げた者が100歩逃げた者を臆病だと笑ったが、逃げたことには変わりはないという「孟子」梁恵王上の...
ご‐じつ【後日】
その日よりあとの日。ある出来事よりもあとの日。他日。「—伺います」「—になって真相を知る」 [補説]古くは「ごにち...
ご‐じつ【期日】
予定している日。期限となっている日。約束の日。きじつ。「—わづかに過ぎければ、法を犯す咎(とが)ありとて」〈太平記...
ごじつ‐たん【後日譚】
⇒後日談
ごじつ‐だん【後日談】
ある事件や物語などが一段落ついた、その後の話。後日譚(たん)。シークエル。⇔前日譚。
ごじつのはなし【後日の話】
河野多恵子の長編小説。平成11年(1999)刊行。17世紀のイタリアを舞台に、死刑囚の夫に鼻を食いちぎられた新妻の...
ごじ‐はっきょう【五時八教】
天台宗で、釈迦(しゃか)1代の説法に対する教相判釈(きょうそうはんじゃく)。説法年時により5期に分けた五時と、教え...
ご‐じぶん【御自分】
[代] 1 反射代名詞。会話の相手または第三者自身をさして、敬意を込めていう語。「お言葉ですが、—はどうなんですか...
ゴジ‐ベリー
クコの果実。
ごじゃ‐ごじゃ
[副](スル) 1 いろいろなものが入り乱れているさま。「何でも—(と)書き留める」 2 ぶつぶつと不平や苦情を並...
ゴジャール
パキスタン北部、ギルギットバルティスターン州の上部フンザとよばれる地域の名称。カリマバードの北東に位置し、フンザ藩...
ご‐じゅう【五十】
1 10の5倍の数。 2 50歳。いそじ。「—の坂を越える」
ご‐じゅう【五重】
五つ重なっていること。
ご‐じゅう【後住】
後任の住職。こうじゅう。
ごじゅういちばんめのざぼん【五十一番目のザボン】
与田凖一による長編児童文学作品。小学校の校舎建設のために片側の枝を切られたザボンの木の実と子供たちの物語。「毎日小...
ごじゅういちパーセント‐こうげき【五十一パーセント攻撃】
《51 percent attack》仮想通貨の取引情報の記録に用いられるブロックチェーンにおいて、悪意あるグルー...
ごじゅう‐いん【五十韻】
連歌・連句の形式の一。一巻(ひとまき)が50句からなるもの。懐紙1枚目の表に8句、裏に14句、2枚目の表・裏に各1...
ごじゅう‐うで【五十腕】
「五十肩」に同じ。
ごじゅうえん‐だま【五十円玉】
日本政府が発行する貨幣の一。五十円白銅貨幣の通称。中央に丸い穴が空いた形で、表面に菊が描かれている。昭和42年(1...
ごじゅう‐おん【五十音】
日本語の47種の基本的な音節を、五十音図に配列したもの。ア行のイ・エがヤ行に、ウがワ行に重複して出るので50音となる。
ごじゅうおん‐がな【五十音仮名】
五十音図を書き表す仮名。もと片仮名で書いたところから片仮名をいう場合が多い。
ごじゅうおん‐じゅん【五十音順】
五十音図の仮名の順序に従って配列すること。また、その順序。あいうえお順。
ごじゅうおん‐ず【五十音図】
五十音を、縦5字ずつ、横に10字ずつ配列した表。縦を行(ぎょう)、横を段(だん)という。子音が同じものを同行に、母...
ごじゅう‐かた【五十肩】
50歳ごろに、肩の関節が痛んで腕の動きが悪くなってくること。医学的には四十肩とともに肩関節周囲炎(凍結肩)と総称さ...
ごじゅう‐から【五十雀】
スズメ目ゴジュウカラ科の鳥。全長14センチくらい。背面は青灰色、下面は白色で、目を通る黒い線がある。尾は短い。木の...
ごじゅうごねん‐たいせい【五十五年体制】
1955年(昭和30)左右両派に分裂していた日本社会党の統一と、自由党・民主党の保守合同によって成立した2政党によ...
ごじゅうさん‐つぎ【五十三次】
「東海道五十三次」の略。
ごじゅう‐しょう【五重唱】
五人の歌手による重唱。クインテット。
ごじゅう‐そう【五重奏】
五つの楽器による重奏。弦楽五重奏など。クインテット。
ごじゅう‐そうでん【五重相伝】
浄土宗鎮西派で、宗義の秘奥を相伝する儀式。法然の往生記、弁阿の末代念仏授手印、然阿良忠の領解末代念仏授手印鈔(しょ...
ごじゅう‐てんてん【五十展転】
仏語。法華経(ほけきょう)を聞いて随喜した人が次々に他人に語り伝え、50人目になってもその功徳(くどく)は変わらな...
ごじゅうに‐い【五十二位】
菩薩(ぼさつ)が仏果に至るまでの修行の段階を52に分けたもの。十信・十住・十行・十回向・十地および等覚・妙覚をいう...
五十(ごじゅう)にして天命(てんめい)を知(し)る
《「論語」為政から》50歳になってはじめて自分の人生についての天命・運命が何であったかがわかる。→知命(ちめい)
ごじゅうにち‐かずら【五十日鬘】
《「ごじゅうにちかつら」とも》歌舞伎で、浪人・病人・盗賊などの役に用いる鬘。月代(さかやき)ののびたもので、百日鬘...
ごじゅうに‐るい【五十二類】
釈迦(しゃか)入滅のとき、集まって悲しんだという52種類の生き物。人間をはじめ鳥獣虫魚など。
ごじゅう‐の‐かべ【五重の壁】
原子力発電所で事故が発生した場合に、放射性物質の環境への放出を抑制するために設けられている物理的な障壁。燃料ペレッ...