席(せき)の暖(あたた)まる暇(いとま)もない
《韓愈「諍臣論」から》1か所に落ち着いていられないほど忙しい。席暖まるに暇あらず。
せきのお‐の‐たき【関之尾滝】
宮崎県南西部、都城(みやこのじょう)市関之尾町にある滝。大淀(おおよど)川支流の庄内(しょうない)川の渓谷にかかる...
せき‐の‐こまん【関の小万】
江戸初期に東海道の関の宿にいたという出女。丹波与作との情話は当時の歌謡にうたわれ、また、浄瑠璃・歌舞伎・小説などの...
せきのごほんまつ【関の五本松】
島根県出雲地方の民謡。美保関の港口の山にある五本松が、松江の領主の行列の槍がつかえたという理由で1本切られたことを...
せき‐の‐しみず【関の清水】
滋賀県大津市、逢坂(おうさか)の関跡付近にあった清水。関水。[歌枕]「手もたゆく扇の風もぬるければ—にみなれてぞゆ...
せき‐の‐じぞう【関の地蔵】
三重県亀山市関町新所にある宝蔵寺の異称。行基または一休の開眼と伝えられる地蔵尊が有名。
せきの‐ただし【関野貞】
[1868〜1935]建築家・建築史家。新潟の生まれ。東大教授。日本・朝鮮・中国各地の古建築・遺跡・古美術を広く調...
せき‐の‐と【関の戸/関の門】
関所の門。関門。せきど。また転じて、関所。「—も明け方近くなりにけり今なくとりはそらねならじな」〈続古今・雑中〉
せきのと【関の扉】
歌舞伎舞踊「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」の通称。
せき‐の‐にし【関の西】
逢坂(おうさか)の関から西。関西。
せき‐の‐ひがし【関の東】
逢坂(おうさか)の関から東。関東。
せき‐の‐ふじかわ【関の藤川】
岐阜県不破郡関ヶ原町にある旧跡不破(ふわ)の関付近を流れる藤古川のこと。[歌枕]「美濃国—絶えずして君につかへむ万...
せき‐の‐ほうそく【積の法則】
⇒確率の乗法定理
せき‐の‐まごろく【関孫六】
室町後期、美濃の刀工。名は兼元。初代兼元に次ぐ2代目で、孫六は俗称。関に住んだ3代目と混同され、江戸時代に関の孫六...
せきのやたっぺ【関の弥太ッペ】
長谷川伸の戯曲。股旅の人情話。昭和38年(1963)、山下耕作監督により映画化。出演、万屋錦之介、十朱幸代ほか。
せき‐の‐やま【関の山】
一生懸命やってできる可能な限度。精いっぱい。「一日に一冊読むのが—だ」