やい
[感]目下の者などに呼びかけたり詰問したりするときや、人を強迫したりするときに発する語。おい。こら。「—小僧、こっ...
やい
[終助]《間投助詞「や」+終助詞「い」から》体言や、活用語の終止形・命令形、助詞に付く。 1 相手に対し強く言い放...
やい‐かがし【焼い嗅がし】
節分の夜、魔よけのためイワシの頭や臭気の強いものを焼いて串(くし)に刺し、家の入り口などに挿しておくもの。やっかが...
や‐いくさ【矢軍】
両軍が互いに矢を射合って戦うこと。また、その戦い。「相近付いて—をせんとすれば」〈太平記・九〉
やい‐ごめ【焼い米】
「やきごめ」の音変化。「—を桶に入れて一人食ひて」〈沙石集・八〉
や‐いし【矢石/箭石】
⇒べレムナイト
やい‐じるし【焼い印】
《「やきじるし」の音変化》「やきいん」に同じ。「花方(はなかた)が頰(つら)に、浪方(なみかた)といふ—をぞせられ...
や‐いた【矢板】
建築・土木の基礎工事で、土砂の崩壊や水の浸入を防ぐため、地盤に打ち込む板状の杭(くい)。木製・鋼製・鉄筋コンクリー...
やいた【矢板】
栃木県中北部の市。中世は塩谷氏の城下町。電気機械工業・木工業や農業が行われる。人口3.5万(2010)。
やいた‐し【矢板市】
⇒矢板
やいづ【焼津】
静岡県中部の市。駿河湾西岸にあり、遠洋漁業、特にカツオ・マグロ漁の根拠地。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の...
やいづ‐こう【焼津港】
静岡県焼津市にある港。特定第三種漁港で、管理者は静岡県。カツオ・マグロ・カジキを多く水揚げする。
やいづ‐し【焼津市】
⇒焼津
やいづ‐じんじゃ【焼津神社】
静岡県焼津市にある神社。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)ほか三神。俗称、入江(いりえ)さん。
やい‐と【灸】
《「や(焼)きと(処)」の音変化》灸(きゅう)。灸治(きゅうじ)。
やいと‐ぎょう【灸饗】
小児などに灸をすえるとき、苦痛の慰めや褒美として菓子や金銭などを与えること。また、その菓子や金銭。「—のかはり、喧...
やいと‐ばし【灸箸】
灸をすえるとき、もぐさを挟むはし。
やいと‐ばな【灸花】
ヘクソカズラの別名。花の中央部が赤く、灸の跡を思わせる。《季 夏》
やいと‐び【灸日】
特に灸(きゅう)を据える日と定められた日。多くの地方で陰暦2月2日と8月2日とされる。灸据え日。→二日灸
や‐いなや【や否や】
[連語]⇒いなや
や‐いの
[連語]《間投助詞「や」+終助詞「いの」。近世上方の女性語》文末にあって、訴えかけたり強く言いかけたりする意を表す...
やいの‐やいの
[副]何回も、また、諸方からせきたてるさま。「—(と)催促する」 [連語]感情を込めて激しく相手に迫るときに用いる...
やい‐ば【刃】
《「や(焼)きば(刃)」の音変化》 1 焼き入れをして鍛えた刃。また、刃文。 2 刀剣・刃物などの総称。「—を交え...
刃(やいば)に掛(か)か・る
刃物で切り殺される。「敵の—・る」
刃(やいば)に掛(か)・ける
刃物で切り殺す。「逆臣を—・ける」
刃(やいば)に伏(ふ)・す
自害する。「この赤き心を後にぞ知らせまつらんとて、—・して果て給ひき」〈読・八犬伝・九〉
やい‐やい
[感] 1 ぞんざいな呼びかけに発する語。「—、もっと気をつけてものを言え」 2 呼びかけに発する語。「—、むさと...
や‐いろ【矢色】
放たれて、飛んでいく矢の勢い。「切って放したる—、弦音(つるおと)、弓倒し」〈太平記・一二〉
ヤイロ
ノルウェー南部の町。首都オスロから150キロメートル北西、ベルゲンから160キロメートル北東に位置する。同国屈指の...
やいろ‐ちょう【八色鳥】
スズメ目ヤイロチョウ科の鳥。全長約20センチ。尾が短い。羽色は緑・青・黄・赤・茶・黒・白などの配色で色彩に富む。夏...
や‐いん【夜陰】
夜のやみ。夜の暗さ。また、夜中。夜分。「—に乗じて攻撃をしかける」