や‐も【八面/八方】
《「やおも」の音変化》八方の方面。転じて、あらゆる方向。四方八方。「あまねく—に済(わた)す」〈安閑紀〉
やも
[係助]《係助詞「や」+係助詞「も」から。上代語》 1 (文中用法)名詞、活用語の已然形に付く。 ㋐詠嘆を込めた反...
やもう‐しょう【夜盲症】
薄暗くなると物が見えにくくなる状態。網膜にある桿状体(かんじょうたい)の機能障害によって暗順応に遅延が起こるもの。...
やもうど【山人】
「やまびと」の音変化。「—の語りけるに」〈発心集〉
やも‐お【鰥夫/寡男】
妻のいない男。また、妻を失った男。男やもめ。「まだ妻を娶(めと)らず、独身で暮す—に似ず」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
や‐も‐しれ‐ず【やも知れず】
[連語]《副助詞「や」+係助詞「も」+動詞「知れる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》…かもしれない。「不首尾に終わる—」
矢(や)も盾(たて)もたまら◦ない
思い詰めて、こらえることができない。気がせいて、じっとしていられない。「母親の病状が心配で—◦ない」
やも‐め【寡/寡婦/孀/鰥/鰥夫】
1 (寡・寡婦・孀)夫のいない女。また、夫を失った女。未亡人。後家(ごけ)。寡婦(かふ)。 2 (鰥・鰥夫)妻のい...
やもめ‐ぐらし【寡暮(ら)し/鰥暮(ら)し】
やもめとして暮らすこと。
やもめ‐ずまい【寡住(ま)い/鰥住(ま)い】
「やもめぐらし」に同じ。
やもめ‐ずみ【寡住み/鰥住み】
「やもめぐらし」に同じ。「—したる男の、文書きさして、頰杖(つらづゑ)つきて」〈かげろふ・下〉
やもり
広津和郎の短編小説。大正8年(1919)発表。
や‐もり【守宮/家守】
有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・...
や‐もり【家守】
1 家の番をすること。また、その人。 2 江戸時代、地主・家主に代わってその土地・家屋を管理し、地代・店賃(たなち...