あな‐ごもり【穴籠もり】
動物が土の穴や木のほらの中にこもって冬を越すこと。冬ごもり。
あなごん【阿那含】
《(梵)anāgāminの音写。不還・不来と訳す》仏語。声聞(しょうもん)の四向四果(しこうしか)の第三位。欲界の...
あな‐さがし【穴探し】
人が見過ごしている事実や人の欠点・過失を好んで探し出すこと。あらさがし。
アナザー
多く複合語の形で用い、もう一つの、別の、の意を表す。「—ワールド」
あな‐しり【穴知り】
他の人が知らない事情に通じていること。また、それをひけらかす人。→穴6
あな‐じ
西日本で、船の航行を妨げる冬の北西風。あなぜ。《季 冬》
あな‐じ【穴痔】
痔瘻(じろう)の俗称。
あな‐じゃくし【穴杓子】
たくさんの細かい穴をあけたお玉杓子。汁から具だけをすくうのに使う。
あな‐じゃこ【穴蝦蛄】
十脚目アナジャコ科の甲殻類。浅海の砂泥地に穴を掘ってすむ。体長約10センチメートル。体形はシャコに似るが分類上はエ...
あ‐な‐すえ【足末】
《「あ」は「あし(足)」の古形。「な」は「の」の意の格助詞》 1 足の先。つま先。「頭より—ただにあやにしきをたち...
アナスチグマート
非点収差と像面の曲がりとを補正してあるレンズ。ほとんどの写真レンズに使用。
あなずらわ・し【侮らはし】
[形シク]《動詞「あなずる」の形容詞化》 1 軽蔑(けいべつ)したい。尊敬・尊重する価値がない。「いとかくやつれた...
あなずり【侮り】
あなどること。「笑ひはすれど—はせず」〈菟玖波集・雑体〉
あなず・る【侮る】
[動ラ四]《「あなどる」の古形》軽蔑する。「かの国の人にも、すこし—・られて」〈源・若紫〉
あな‐ぜ
⇒あなじ
あ‐な‐た【彼方】
[代] 1 遠称の指示代名詞。 ㋐離れた場所・方向などをさす。向こう。あちら。「山の—の空遠く」〈上田敏訳・海潮音...
あ‐な‐た【貴方】
[代]《「彼方(あなた)」から》二人称の人代名詞。 1 対等または目下の者に対して、丁寧に、または親しみをこめてい...
あなた‐おもて【彼方面】
あちら側。向こう側。「飽かずして月の隠るる山もとは—ぞ恋ひしかりける」〈古今・雑上〉
あなたからのがれられない【あなたから逃れられない】
小池真理子のミステリー小説。昭和60年(1985)刊。
あなた‐がた【彼方方】
[名]あちらのほう。向こう側。「宮の辺(へん)(=オソバノ人々)には、ただ—に言ひなして」〈枕・一四三〉 [代]三...
あなた‐がた【貴方方】
[代]「あなた」の複数形。「あなたたち」よりも、やや敬意が高い。「—はどちらからおいでになりましたか」
あなた‐こなた【彼方此方】
[代]指示代名詞。あちらこちら。あれこれ。「君の御身には、かの一節の別れより、—もの思ひとて」〈源・若菜下〉
あなた‐ざま【彼方様】
「彼方方(あなたがた)」に同じ。「—の御仲らひには(加ワレズニ)さし放たれ給ひにければ」〈源・橋姫〉
あなた‐たち【貴方達】
[代]「あなた」の複数形。「あなたがた」よりも、やや敬意が低い。「—も今日から中学生ですね」
あなたのたましいにやすらぎあれ【あなたの魂に安らぎあれ】
神林長平の長編SF小説。昭和58年(1983)刊。「帝王の殻」「膚(はだえ)の下」とともに火星三部作とよばれる。核...
あなたのまち【あなたの町】
宮原昭夫の短編小説および同作を表題作とする小説集。作品は昭和47年(1972)「文芸」誌に掲載。昭和48年(197...
アナタハン‐とう【アナタハン島】
《Anatahan》太平洋西部、マリアナ諸島の島。サイパン島の北方にあり、北マリアナ連邦に属する。標高788メート...
あなた‐まかせ【彼方任せ】
1 他人の意のままにすること。 2 阿弥陀仏の力に任せること。→他力本願1
アナタース
⇒鋭錐石
あな‐つぎ【穴継ぎ】
衣服などにできた穴に布を当ててつくろうこと。
あな‐つばめ【穴燕】
アマツバメ科アナツバメ属の鳥の総称。全長9〜17センチ。主に南アジアに分布し、洞窟(どうくつ)内の壁に唾液(だえき...
あな‐づり【穴釣(り)】
1 穴の中にえさをつけた釣り針を差し入れ、ひそんでいるウナギを釣ること。 2 湖面の氷に穴をあけ、ワカサギを釣ること。
アナ‐テ‐パフ
南太平洋の東部、チリ領のイースター島北西部にある洞窟。溶岩台地を貫く溶岩トンネルで、同島でもっとも規模が大きい洞窟...
あなと【穴門/穴戸】
関門海峡の古称。また、長門国の古称。「穴(な)が門(と)」と読んだという説もある。
あなとうと【安名尊】
催馬楽(さいばら)の曲名。
アナトキシン
⇒トキソイド
あなとのとよら‐の‐みや【穴門豊浦宮】
山口県下関市にあったとされる、仲哀天皇の九州遠征時の行宮(あんぐう)。あなとのとゆらのみや。
アナトリア
小アジアの異称。東ローマ帝国以来の称。
アナトリ‐とう【アナトリ島】
《Isla Anatoly》ベネズエラ東部、ギアナ高地のカナイマ湖の島。カラオ川が基盤岩を刻み、島状の地形として残...
アナトー
ベニノキの仮種皮からとれる食用染料。主成分はカロテノイド系色素で、黄色・紅色の着色料として用いられる。
アナトール‐フランス
⇒フランス
あなどり【侮り】
あなどること。軽蔑(けいべつ)。さげすみ。「—を受ける」
あなど・る【侮る】
[動ラ五(四)]人を軽くみてばかにする。軽蔑する。見下す。「—・って油断するな」「—・りがたい敵」 [可能]あなどれる
アナドル‐ヒサル
トルコ北西部の都市イスタンブールにある要塞。ボスポラス海峡の幅が狭くなる部分のアジア側に位置し、対岸のルメリヒサル...
アナドル‐ようさい【アナドル要塞】
《Anadolu Hisarı》⇒アナドルヒサル
あなない
助けること。支えること。特に、高い所に登るための足場。あぐら。「—にあげ据ゑられたり」〈竹取〉
アナナス
パイナップル科アナナス属の植物の総称。園芸では、サンゴアナナスやエクメアなど、パイナップル科の観葉植物を広くさすこ...
あな‐に
[感]強い感動を表す語。ああ、まことに。「桜の花のにほひはも—」〈万・一四二九〉
あなに‐えや
[感]《「え」「や」は感動の助詞》まあ、すばらしい。「—えをとこを」〈神代紀・上〉
あな‐にく【あな憎】
[連語]《感動詞「あな」+形容詞「にく(憎)し」の語幹》ああ憎い。こ憎らしいことだ。「—、ことごとしや」〈源・蓬生〉