あんこう‐なべ【鮟鱇鍋】
鮟鱇の身・肝などに焼き豆腐・シイタケなどを加え、だしで煮た料理。《季 冬》「—箸(はし)もぐらぐら煮ゆるなり/虚子」
鮟鱇(あんこう)の餌(え)待(ま)ち
鮟鱇がえさを待つときの姿のように、ぼんやりと口を開けているようす。
あんこう‐の‐つるしぎり【鮟鱇の吊るし切り】
鮟鱇のおろし方。下顎(したあご)に鉤(かぎ)を通してつるし、口から水を入れておいて、皮をはぎ、肉をそぎ、はらわたを...
アンコウマ‐さん【アンコウマ山】
《Ancohuma》南アメリカ、ボリビア西部、アンデス山脈のレアル山群に属する山。チチカカ湖の東約30キロメートル...
あんこう‐むしゃ【鮟鱇武者】
大言壮語するくせに臆病な武者をあざけっていう語。あんこうざむらい。
あんこ‐がた【鮟鱇形】
相撲で、太って腹の突き出た力士の体形のこと。魚の鮟鱇(あんこう)の体形に似ているところからという。あんこ。あんこう...
あん‐こく【安国】
国家を平穏に治めること。また、平穏な国。「利民—のことは」〈中華若木詩抄・下〉
あん‐こく【暗黒/闇黒】
[名・形動] 1 真っ暗なこと。全く光のささないこと。くらやみ。また、そのさま。「—の宇宙」 2 社会の秩序が乱れ...
あんこく‐エネルギー【暗黒エネルギー】
宇宙に存在し、負の圧力としてはたらき、宇宙の加速膨張を引き起こす仮想的なエネルギー。さまざまな観測事実から、その存...
あんこく‐がい【暗黒街】
悪事や犯罪などがしばしば行われる無秩序な地域。
あんこく‐き【暗黒期】
1 戦乱が続き、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時期。また、先行きの見通しがつかず、希望の...
あんこく‐げんしょう【暗黒現象】
⇒暗黒期2
あんこく‐こうし【暗黒光子】
暗黒物質同士の相互作用を担う、仮説上の光子。暗黒物質を構成するとされる未知の素粒子に、電磁相互作用に相当する作用が...
あんこくこくち【暗黒告知】
小林久三の長編小説。昭和49年(1974)発表。同年、第20回江戸川乱歩賞を受賞。足尾銅山鉱毒事件を背景とするミス...
あんこく‐しょうせつ【暗黒小説】
⇒ノアール小説
あんこく‐しょく【暗黒色】
暗闇に包まれたかのような黒色。光の射(さ)さない黒色。
あんこく‐じ【安国寺】
足利尊氏・直義の兄弟が、夢窓疎石の勧めによって国家安穏を祈願し、南北両朝の戦没者供養のため、日本の各国ごとに建立さ...
あんこくじ‐えけい【安国寺恵瓊】
[?〜1600]安土桃山時代の臨済宗の僧。安芸(あき)の人。豊臣秀吉の信任を得て寺領を与えられ、東福寺・安国寺を復...
あんこく‐じだい【暗黒時代】
1 戦乱が続いたりして、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時代。 2 《Dark Ages》...
あんこく‐せいうん【暗黒星雲】
銀河系内星雲の一。低温で光を出さないガスや微粒子の集まり。背後の星の光を遮るため、そこだけ暗黒に見える。馬頭星雲(...
あんこく‐たいりく【暗黒大陸】
《文明から取り残され、世界に知られていなかったところから》かつてのアフリカ大陸のこと。
あんこくちたい【暗黒地帯】
《原題An Area of Darkness》インド系英国人作家、ナイポールの評論集。1964年刊。
あんこく‐の‐げつようび【暗黒の月曜日】
⇒ブラックマンデー
あんこく‐の‐ぞうき【暗黒の臓器】
診断が困難な臓器のこと。小腸や膵臓などをいう。 [補説]小腸は、口や肛門から遠く、また腹膜に固定されていないため自...
あんこく‐バリオン【暗黒バリオン】
宇宙に存在する陽子や中性子からなる通常の物質(バリオン)のうち、従来の観測で把握できなかったもの。長らくその由来が...
あんこく‐ビッグバン【暗黒ビッグバン】
宇宙の暗黒物質を生成したとされる仮説上の現象。通常の物質を生み出したビッグバンと異なる過程をたどり、インフレーショ...
あんこく‐ぶっしつ【暗黒物質】
宇宙に存在する、光を放出も反射もしない未知の物質。銀河の回転運動や銀河団内の銀河の運動から質量を推定すると、星や銀...
あんこく‐ぶとう【暗黒舞踏】
現代舞踏の一。土方巽(ひじかたたつみ)が昭和30年代に確立。民俗的・肉体的な題材が多く用いられ、多くの芸術家に影響...
あんこく‐めん【暗黒面】
社会や人生の、醜悪悲惨な裏面。ダークサイド。
あんこくろん‐じ【安国論寺】
神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺。安国論窟寺。山号は妙法華経山。開創は建長5年(1253)。開山は日蓮。日蓮が「...
あんこ‐だま【餡こ玉】
こし餡を一口大くらいに丸め、寒天液をかけて固めた菓子。
アンコム
《Andean Common Market》アンデス共同市場。1969年、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア...
あん‐ころ【餡ころ】
「餡ころ餅(もち)」の略。
あんころ‐もち【餡ころ餅】
餡でくるんだ餅。あんころ。
アンコン
《unconstructedから》肩パッドや芯地などを使わずに仕立てた服。アンコンストラクテッド。「—ジャケット」
アンコンシャス
[形動]意識していないさま。気づいていないさま。無意識的な。
アンコンシャス‐バイアス
人が無意識に持っている、偏見や思い込み。経験則によって、気づかないうちに身につけたもので、本人が意識しないところで...
アンコン‐シューズ
《アンコンはunconstructedの略》かかとを包む部分を内側に折り曲げると、突っ掛けのようにして履くこともで...
アンコンストラクテッド
⇒アンコン
アンコン‐の‐おか【アンコンの丘】
《Cerro Ancón》パナマの首都パナマにある丘。高さ約200メートル。パナマ運河と旧市街パナマビエホ、および...
アンコール‐トム
《「大きい町」の意》カンボジア北部、アンコールにある都城遺跡。12世紀末、クメール王朝のジャヤバルマン7世により建...
アンコール
カンボジア北部、トンレサップ湖の北岸近くにあるクメール王朝の遺跡。王朝は9世紀から15世紀まで栄えた。王宮のアンコ...
アンコール
[名](スル) 1 演奏者や歌手が予定のとおり終了し退場したあと、聴衆が拍手や掛け声で再演を望むこと。また、それに...
アンコール‐アワー
《(和)encore+hour》視聴者の要望にこたえて、すでに放送して評判の高かった番組などを再放送する時間帯。
アンコール‐ワット
《「寺院町」の意》カンボジア北部、アンコールにある石造寺院遺跡。12世紀初め、クメール王朝スールヤバルマン2世の治...
あん‐ご【安居】
[名](スル)《(梵)vārṣikaの訳。雨季の意》仏語。僧が、夏、1か所にこもって修行すること。陰暦4月16日か...
あん‐ご【暗語】
特定の人どうしにだけ通じるように作り定めた暗号となる言葉。
あんご‐いん【安居院】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある真言宗豊山派の寺。本元興寺(もとがんごうじ)の塔頭(たっちゅう)寺院。飛鳥寺(...
あん‐ごう【暗号】
通信の内容が相手以外にわからないように、当事者の間だけで決めた記号。軍事・外交・警察・商業などで使われる。
あん‐ごう【暗合】
[名](スル)思いがけなく物事が一致すること。偶然に一致すること。「いわゆる処生の方法とも—して安全である」〈寅彦...