あお‐うみ【青海】
青々とした海。青海原(あおうなばら)。
あお‐うみがめ【青海亀】
ウミガメ科のカメ。甲長約1メートルもあり、背面は青みがかった暗褐色、腹面は淡黄色。暖海に広く分布。正覚坊(しょうが...
あお‐うめ【青梅】
1 まだよく熟さない、青くて硬い梅の実。実梅(みうめ)。《季 夏》「—に眉あつめたる美人かな/蕪村」 2 香の名で...
あおうめ‐づけ【青梅漬(け)】
青梅をその青色を失わないように塩またはみりんで漬けたもの。
あお‐うり【青瓜】
シロウリの別名。
あおえ‐しもさか【青江下坂】
葵下坂(あおいしもさか)を、戯曲や民謡でよびかえた名称。
アオエデ
木星の第41衛星。2003年に発見。名の由来はギリシャ神話の女神でゼウスの娘。非球形で平均直径は4キロ。アエーデ。
あおえ‐もの【青江物】
備中国青江(岡山県倉敷市)の刀工が製作した刀剣。平安末期から南北朝時代にかけて多くの名刀が作られた。刀工安次、その...
あお‐えんどう【青豌豆】
グリンピースのこと。
あお‐おに【青鬼】
仏教、陰陽道に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、全身が青い。地獄に住むという。→鬼1
あお‐かき【青垣】
《「あおがき」とも》周囲を取り巻いている山々を、青い垣に見立てた語。古代、国褒めの慣用語。青垣山。「たたなづく—山...
あお‐かずら【青葛】
1 アワブキ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。他の木にからみついて伸び、葉は卵形。春、黄色の小花が咲き、実は青色。中...
あお‐かび【青黴】
不完全菌類モニリア目アオカビ属のカビの総称。外観が青・緑色を呈し、パンなどの食品や皮革製品に生える。酵素やペニシリ...
あお‐かみきりもどき【青擬天牛】
カミキリモドキ科の甲虫。体長13ミリくらい。頭胸部は橙黄(とうおう)色、前翅(まえばね)は緑色で金属光沢がある。つ...
あお‐がい【青貝】
1 螺鈿(らでん)の材料に用いる貝。ヤコウガイ・オウムガイ・アワビなど。また、それらの貝殻を用いた細工。 2 ユキ...
あお‐がえる【青蛙】
1 アマガエル・トノサマガエルなど緑色のカエル。《季 夏》「—おのれもペンキ塗りたてか/竜之介」 2 無尾目アオガ...
あお‐がく【青学】
「青山学院大学」の略称。
あお‐が‐しま【青ヶ島】
伊豆諸島の、八丈島の南約70キロにある火山島。面積5.2平方キロメートル。東京都に属する。
あお‐がめん【青画面】
⇒ブルースクリーン
あお‐がり【青刈(り)】
飼料や肥料にするため、作物をまだ青いうちに刈り取ること。
あおがり‐しりょう【青刈(り)飼料】
飼料作物や牧草などを、青刈りにして飼料としたもの。
あおがり‐だいず【青刈(り)大豆】
豆の収穫を目的とせず、茎や葉を飼料や緑肥に使用する大豆。
あお‐がれ【青枯れ】
植物が青いまま急にしおれて枯れること。
あおがれ‐いろ【青枯色】
襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は浅葱(あさぎ)色。
あおがれ‐びょう【青枯(れ)病】
根から侵入した細菌によって、ナス・トマト・タバコなどの葉が、急にしおれて青いままで枯死する病害。高温時に多く発生。
あお‐き【青木】
1 青々としている樹木。生木。 2 アオキ科の常緑低木。暖地の森林に自生。葉は厚くつやがある。雌雄異株。春、緑色あ...
あおき【青木】
姓氏の一。 [補説]「青木」姓の人物青木昆陽(あおきこんよう)青木繁(あおきしげる)青木周蔵(あおきしゅうぞう)青...
あおき‐が‐はら【青木ヶ原】
山梨県、富士山北西麓に広がる大原生林。面積約30平方キロメートルで富士箱根伊豆国立公園に属する。貞観6年(864)...
あおきがはら‐じゅかい【青木ヶ原樹海】
⇒青木ヶ原
あおき‐こ【青木湖】
長野県北西部、大町市にある湖。フォッサマグナ沿いの断層湖。中綱(なかつな)湖・木崎(きざき)湖とともに仁科(にしな...
あおき‐こんよう【青木昆陽】
[1698〜1769]江戸中期の蘭学者。江戸の人。初め伊藤東涯(いとうとうがい)に師事。甘藷(かんしょ)(サツマイ...
あおき‐しげる【青木繁】
[1882〜1911]洋画家。久留米の生まれ。西欧世紀末芸術の影響を受けて伝説・神話に取材した作品が多い。放浪のう...
あおき‐しゅうひつ【青木周弼】
[1803〜1864]江戸末期の医学者。周防(すおう)の人。名は「しゅうすけ」とも。江戸・長崎で蘭学を学び、のちに...
あおき‐しゅうぞう【青木周蔵】
[1844〜1914]外交官。山口の生まれ。ドイツ公使、山県(やまがた)・松方内閣の外務大臣を歴任。不平等条約の改...
あお‐ぎっぷ【青切符】
《薄青色をしているところから。「あおきっぷ」とも》 1 もと、国鉄の二等乗車券。 2 ⇒交通反則切符
あお‐きなこ【青黄な粉】
《「あおぎなこ」とも》青大豆をいって粉末にした食品。
あおき‐まさひこ【青木昌彦】
[1938〜2015]経済学者。愛知の生まれ。東大在学中、マルクス経済学を専攻し共産主義者同盟の指導部として活動。...
あおき‐まさる【青木正児】
[1887〜1964]中国文学者。山口の生まれ。東北大・京大などで中国文学を講じ、中国の文学・戯曲・書画・飲食・風...
あおき‐もくべい【青木木米】
[1767〜1833]江戸後期の陶工・南画家。京都の人。後年、聾米(ろうべい)と号す。煎茶(せんちゃ)器にすぐれ、...
あおき‐ろすい【青木鷺水】
[1658〜1733]江戸中期の俳人・浮世草子作者。京都の人。作品は「お伽百物語」「近代因果物語」など。
あお‐きん【青金】
金と銀との合金で、銀を20パーセント程度含むもの。青色を帯び、美術品・装身具などに使用。→赤金(あかきん)
あお‐ぎす【青鱚】
キス科の海水魚。全長約40センチ。体色は青みを帯びる。釣りの対象として好まれたが、東京湾・伊勢湾などでは絶滅したと...
あお‐ぎた【青北】
西日本で8月から9月ごろにかけて、晴天の日に吹く北寄りの涼しい風。あおげたならい。《季 秋》「—や目のさまよへば巌...
あおぎ‐た・てる【扇ぎ立てる/煽ぎ立てる】
[動タ下一][文]あふぎた・つ[タ下二] 1 盛んに風を起こす。むやみにあおぐ。「炭火を—・てる」 2 扇動する。...
あおぎ・みる【仰ぎ見る】
[動マ上一][文][マ上一] 1 上方に目を向けて見る。見上げる。「時計台を—・みる」 2 尊敬する。敬う。「師と...
あお‐ぎり【青桐】
アオイ科の落葉高木。樹皮は緑色。葉は大形で手のひら状に三〜五つに裂け、柄は長い。夏に、淡黄色の雄花と雌花がまじって...
あおぎり【青桐】
木崎さと子の短編小説。昭和59年(1984)発表。同年、第92回芥川賞受賞。
あお‐くげ【青公家】
1 身分の低い公家。また、公家を卑しめていう語。 2 歌舞伎で、藍隈(あいぐま)をして出てくる悪役の公家。
あお‐くさ【青草】
青々とした草。夏草。《季 夏》
あお‐くさ・い【青臭い】
[形][文]あをくさ・し[ク] 1 青草から発するようなにおいがする。「薬草の—・い絞り汁」 2 人格や言動などが...