うけざら‐がいしゃ【受(け)皿会社】
1 LBOやMBOによる企業買収で、買収側が出資して設立する会社。金融機関から融資を受けるなどして買収資金を調達し...
うけざら‐きぎょう【受(け)皿企業】
⇒受け皿会社
うけ‐しょ【請所】
中世、守護・地頭や名主などが荘園領主に対して年貢納入を請け負い、その代わりに荘園管理の全権をゆだねられる制度。うけ...
うけ‐しょ【請(け)書】
1 依頼などに対して承知した旨を書いて相手に差し出す文書。承諾書。うけがき。 2 確実に受け取ったという証明書。受領書。
うけ‐しょうぎ【受(け)将棋】
1 遊戯の一。将棋の駒を数人に分配し、中の一人が一つの駒を出して、同じ駒を持っている人がいないときは別の駒を出す。...
うけ‐しょうもん【請証文】
江戸時代、民事裁判の裁許に際し、これを承知する旨を原告・被告双方が記して提出した書面。上証文(あげしょうもん)に比...
うけ‐じょう【請(け)状】
1 受け取った文書に対する返書。また、特定の事柄を請け負うことを明記する文書。 2 江戸時代、保証人が提出する雇い...
うけ‐そう【請け奏】
⇒しょうそう(請奏)
うけ‐そん・じる【受(け)損じる】
[動ザ上一]「うけそんずる」(サ変)の上一段化。「ピッチャーが投げた球を—・じる」
うけ‐そん・ずる【受(け)損ずる】
[動サ変][文]うけそん・ず[サ変]受け止めようとして失敗する。受け損なう。「千に一つも—・ずる事は無い」〈太宰・竹青〉
うけ‐たまわり【承り】
主君や上司から命令を受けてその旨を執り行うこと。また、その人。「大膳大夫(だいぜんのだいぶ)成忠が—」〈平家・一〇〉
うけ‐たまわ・る【承る】
[動ラ五(四)]《上位者から命令などを「受け」「いただく」の意の「受け賜る」から》 1 「受ける」の謙譲語。謹んで...
うけ‐だ・す【請(け)出す】
[動サ五(四)] 1 代価を支払って質物などを引き戻す。「質ぐさの時計を—・す」 2 抱え主に前借り金などを返して...
うけ‐だち【受(け)太刀】
1 切りかけられたとき、太刀で防ぐこと。また、その際の太刀。 2 切り合いで、相手に鋭く攻められ、守勢になること。...
うけ‐ち【請地】
1 中世の荘園制で、地頭などが毎年一定額の年貢を請け負って納入する代わりに、支配権の委任を受けた土地。 2 琉球(...
うけ‐つ・ぐ【受(け)継ぐ】
[動ガ五(四)]前の人が残した仕事などを引き受けて行う。また、ある人の性質や意志などを引き継ぐ。継承する。「伝統工...
うけ‐つけ【受(け)付(け)】
[名](スル) 1 申し込み・文書などを受け取ること。「願書の—」「—した順に呼ぶ」 2 (受付)来訪者・参集者の...
うけ‐つ・ける【受(け)付ける】
[動カ下一][文]うけつ・く[カ下二] 1 申し込みや依頼などに応じて処理をする。「申請を—・ける」 2 相手の言...
うけ‐つぼ【受け壺】
戸締まり用の掛け金がはまる金具。壺金(つぼがね)。
うけづき【受け月】
伊集院静の短編小説。平成4年(1992)刊行。同年、第107回直木賞受賞。
うけ‐づつ【受筒】
1 具足の背部につけた、軍陣で指物を差し込むための筒。指筒(さしづつ)。 2 生け花で、鉛や鉄製の円筒形の花留め。
うけ‐て【受(け)手】
1 受ける側の人。受け取り手。 2 情報などを受け取る側。⇔送り手。 3 空手(からて)などで、相手からの手を受ける手。
受(う)けて立(た)・つ
相手からの働きかけに応じる態度をとる。特に、相手からの挑戦に応じて構える。「どんな依頼も—・つ」「この勝負、—・とう」
うけ‐と・める【受(け)止める】
[動マ下一][文]うけと・む[マ下二] 1 自分の方に向かってくるものを支えて、その進行や攻撃を止める。「ボールを...
うけ‐とり【受(け)取(り)/請(け)取(り)】
1 受け取ること。「荷物の—に行く」 2 (受取)金銭・品物などを受け取った証拠として相手に渡す書き付け。受取証。...
うけとり‐かんじょう【受取勘定】
簿記で、売掛金・受取手形など債権を示す勘定の総称。商品の販売やサービスの提供による通常の営業取引から発生する。売上...
うけとりかんじょうだて‐そうば【受取勘定建相場】
外国為替相場の建て方の一。自国通貨の一定額を基準とし、これに相当する外国通貨の価額を示すもの。外貨建相場。⇔支払勘...
うけとり‐しょうしょ【受取証書】
債権者が債務の弁済を受けたことを証明するために、債務者に対して交付する証書。
うけとり‐てがた【受取手形】
1 通常の取引によって受け取った手形。BR。B/R。⇔支払手形。 2 江戸時代、武士に支給された蔵米(くらまい)・...
うけとり‐にん【受取人】
1 金・書類・物品などを受け取る人。 2 発行者から手形・小切手の交付を受けた最初の所持者。
うけとり‐ぶしん【請取普請】
《「うけとりふしん」とも》請負でする土木・建築関係の仕事。また、その請負人。「—の日用頭(ひようがしら)に、ふるな...
うけとり‐わたし【受取渡し】
請け負った仕事をさらに他の者に下請けさせること。
うけ‐と・る【受(け)取る/請(け)取る】
[動ラ五(四)] 1 受けて取る。渡されたものを受け収める。「手紙を—・る」 2 人の言葉や行動などを自分なりの判...
うけ‐と・れる【受(け)取れる】
[動ラ下一]《受け取ることができる意から》 1 物事をある意味に解釈できる。「顔つきから、承知したと—・れた」 2...
うけ‐どころ【請所】
⇒うけしょ(請所)
うけ‐なが・す【受(け)流す】
[動サ五(四)] 1 切り込んできた刀を軽く受けて他にそらす。「相手の突きを払うように—・す」 2 ほどよくあしら...
うけ‐なわ【浮け縄/浮子縄】
浮きをつけた綱。網や延縄(はえなわ)を浮かせるために使う。
有卦(うけ)に入(い)・る
《有卦の年回りに当たる意から》幸運にめぐりあってよいことが続く。「新商売が当たり、—・っている」 [補説]この句の...
うけ‐にん【請(け)人】
借金・売買契約・人物などの保証をする人。近世には金請(かねうけ)・人請(ひとうけ)・地請(じうけ)・店請(たなうけ...
うけ‐の‐みたま【稲魂】
⇒宇迦御魂(うかのみたま)
うけわし‐げ【祈はしげ】
[形動ナリ]いかにものろわしいようなさま。「弘徽殿(こうきでん)などの—にのたまふ」〈源・紅葉賀〉
うけ‐はらい【受(け)払い】
金銭などの受け取りと支払い。
うけ‐はん【請(け)判】
請け人が保証のために押す判。また、保証人となってその判を押すこと。「幸い融通して呉れるという人がある。その—をして...
うけ‐ばこ【受(け)箱】
郵便物や牛乳などの配達物を受けるために、玄関先などに取り付けた小箱。
うけ‐ばな【請花】
塔の九輪(くりん)や宝珠(ほうじゅ)などの下についている花形の飾り。多く八葉(はちよう)の蓮華(れんげ)で上を向い...
うけ‐ばり【浮張/受張】
1 兜(かぶと)の鉢の裏側に革または布を浮かせて張り、頭が直接兜に当たるのを防いだもの。浮裏(うけうら)。 2 襖...
うけ‐ば・る【受け張る】
[動ラ四] 1 他人に遠慮せずに行動する。おおっぴらに振る舞う。「(藤壺ハ)人もえおとしめ聞こえ給はねば、—・りて...
うけ‐ひ・く【承け引く】
[動カ五(四)]聞き入れる。承知する。同意する。承諾する。「禅師(ぜじ)様がわたくしの日ごろよりの心細い憂えをそこ...
うけ‐ふね【有卦船】
有卦に入った人が、宝の帆を張った筆の帆柱を立て、福助・福良雀(ふくらすずめ)・福寿草・富士など「ふ」の字の付いため...
うけ‐ぶみ【請文】
上司または身分の上の者の仰せに対して承諾したことを書いた文書。請け書き。請け書(しょ)。散状。「御—のおもむき僉議...