うんしゅう‐みかん【温州蜜柑】
ミカンの一品種。低木で、実が大きい。種子はなく、皮は薄く、果汁が多くて甘い。現在最も多く栽培。温州橘(うじゅきつ)。
うんしゅう‐むさん【雲集霧散】
[名](スル)《班固「西京賦」から》多くのものが集まったり散ったりすること。
うんしょう【雲生】
鎌倉末期の刀工。備前の人。後醍醐(ごだいご)天皇の勅命によって名剣を作ったという。生没年未詳。
うんしょう【雲照】
[1827〜1909]真言宗の僧。出雲(いずも)の人。姓は渡辺。明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)に反対して仏...
うん‐じょう【雲上】
《古くは「うんしょう」》 [名] 1 雲の上。 2 一般から離れた所。特に、宮中。「急ぎ大しうを—へ召され」〈伽・...
うんしょう‐むさん【雲消霧散】
[名](スル)「雲散霧消(うんさんむしょう)」に同じ。
うん‐しょく【慍色】
腹を立てて、むっとした顔つき。おんしょく。
うん‐しょく【暈色】
鉱物の表面または内部にみられる虹のような色。
うん‐しん【運針】
裁縫で、針の運び方。特に、手縫いの基本で、表裏同じ縫い目に縫う手法をいう。
うんしん‐げっせい【雲心月性】
雲や月のように高く澄んだ心。世俗の名誉や利益を求めようとしない、無欲で清らかな心。
うん‐じ【云爾】
漢文で、文章の終わりに用いて、これにほかならない、という意味を表す語。元来、助辞として用いられ、訓読の際には、「し...
うんじゃみ‐まつり【海神祭】
沖縄北部の国頭(くにがみ)地方で、陰暦7月初めの亥(い)の日(または盆後の亥の日)に行う海の神の祭り。うんじゃみ。
うん‐じゅへい【惲寿平】
[1633〜1690]中国、清(しん)の画家。常州(江蘇省)の人。名は格、寿平は字(あざな)。のちに正叔に改める。...
うんじょう
(多く「うんじょうする」の形で用いる)懲りて改心すること。あきらめること。「もう—して心をば直さうとはしないで」〈...
うん‐じょう【運上】
1 鎌倉時代、年貢物を京都に運んで上納すること。 2 室町後期、租税を割り当てること。 3 江戸時代の雑税の一。商...
うん‐じょう【雲壌】
雲と大地。天地。両者の間の相違のはなはだしいことのたとえ。雲泥。
うん‐じょう【醞醸】
[名](スル)《酒を醸造する意から》心の中に、ある感情がしだいに固まっていくこと。「大概日本人の妄信はこの時代に—...
うんじょう‐かた【運上方】
江戸幕府の役職の一。運上・冥加(みょうが)などに関する事務をつかさどった。
うんじょう‐しょ【運上所】
江戸末期から明治にかけて、各地の開港場で、輸出入品の監督、関税の徴収などを取り扱った役所。現在の税関にあたる。
うんじょう‐びと【雲上人】
⇒くものうえびと
うんじょうめいらん【雲上明覧】
《「雲上明覧大全」の略称》江戸時代の公家の名鑑。2巻。西本願寺光徳府編。天保8年(1837)初めて刊行され、慶応3...
うんじょう‐もの【運上物】
中世・近世、運上として納められた金や米。
うんじょう‐やま【運上山】
江戸時代、村または個人が所定の税を納めることで薪や柴(しば)の採取を認められた山林。
うんじょう‐りょうへん【雲蒸竜変】
雲が群がり昇るにつれ、蛇が竜となって天に昇る意。時流に乗じて、英雄・豪傑が大活躍するたとえ。
うん‐すい【雲水】
《「行雲流水」の略》 1 雲が定めなく行き、水が流れてやまないように、一所にとどまらない自由な人。また、そのような...
ウンスン‐カルタ
《ウン(um)は1、スン(sum)は最高の意のポルトガル語》ポルトガルから伝わり、江戸初期に流行した天正カルタを日...
うん・ずる【倦ずる】
[動サ変][文]うん・ず[サ変]《「う(倦)みす」の音変化》 1 あきる。「食堂の長椅子に、はたと身を倚(よ)せ掛...
うん‐せい【運星】
人の運命をつかさどるという星の巡り合わせ。星まわり。
うん‐せい【運勢】
人の持っている幸運・不運の巡り合わせ。「星座で—を占う」
うんせき‐ど【運積土】
岩石の風化物が水・風・重力などの作用で他の場所に運搬され、堆積(たいせき)して生じた土壌。移積土。⇔原積土。
ウンセット
[1882〜1949]ノルウェーの女流小説家。女性心理を描いた宗教性の濃い作品で知られる。1928年、ノーベル文学...
うん‐せん【暈渲】
色をぼかして表すこと。
うんせん‐しき【暈渲式】
地図で地形の起伏の表し方の一。地表の高低を色の濃淡で表す方式。ぼかし。→暈滃式(うんおうしき)
うんぜん【雲仙】
長崎県、島原半島の雲仙岳を中心とする地域。 長崎県、島原半島北西部を占める市。農業と橘湾での漁業が盛ん。平成17年...
うんぜんあまくさ‐こくりつこうえん【雲仙天草国立公園】
長崎・熊本・鹿児島の3県にまたがる国立公園。雲仙岳・雲仙温泉・天草諸島からなる。昭和9年(1934)指定の最初の国...
うんぜん‐おんせん【雲仙温泉】
長崎県雲仙市の温泉。雲仙岳の南麓にあり、泉質は硫酸塩泉・硫黄泉。地獄の名をもつ多くの硫気孔や間欠泉がある。
うんぜん‐し【雲仙市】
⇒雲仙
うんぜん‐だけ【雲仙岳】
島原半島中央部の活火山群。複式火山群で、最高峰は平成新山の標高1483メートル。ミヤマキリシマや霧氷がみられる。「...
うんぜん‐つつじ【雲仙躑躅】
ツツジ科の常緑低木。山地に自生。枝の先が細く、小さい葉を密生する。春、淡紅色の花が咲く。関東西部から九州にかけて分...
うん‐そ【運祚】
1 天から受けた幸せ。天運。 2 天子の位。天運によって帝位に就くこと。
うん‐そう【運送】
[名](スル)人や物を目的の所に運ぶこと。運搬。「救援物資をトラックで—する」
うん‐そう【運漕】
[名](スル)船で貨物を運ぶこと。
うんそう‐ぎょう【運送業】
運賃または手数料を取って、旅客や貨物の運送をする営業。
うんそう‐けいやく【運送契約】
運送人が旅客または貨物を運送することを約束し、旅客または荷送人はその運賃を支払うことを約束する契約。
うんそう‐しょうけん【運送証券】
運送状・貨物引換証・船荷証券などの総称。
うんそう‐じょう【運送状】
陸上運送で、荷送人が運送物品などに関する事項を記入し、運送人に渡す法定の証書。送り状。
うんそう‐とりあつかいにん【運送取扱人】
物品運送の取次を業とする者。運送人と委託者の間に立ち、取次者名義の運送契約を結ぶほか、運送の手配をする。
うんそう‐にん【運送人】
商法上、陸上・湖川・港湾において物品または旅客の運送を業とする者。港湾外の海上運送を業とする者は含まない。
うんそうひきうけ‐ぎむ【運送引(き)受(け)義務】
バスやタクシーなど自動車を使用して人を運送する一般旅客自動車運送事業者は、旅客から依頼を受けた際に、天災や公序良俗...
うんそう‐ほけん【運送保険】
貨物保険のうち、国内の陸上(河川・湖沼・港湾内を含む)および航空輸送中の貨物の損害を塡補(てんぽ)する保険。→積み荷保険