うまれ‐すじょう【生(ま)れ素性】
生まれた家柄。家系。
うまれ‐そだ・つ【生(ま)れ育つ】
[動タ五(四)]そこで生まれて成長する。「中流の家庭に—・つ」「下町で—・った音楽」
うまれ‐ぞこない【生(ま)れ損ない】
人並みでなく、生まれついたこと。また、人をののしっていう場合に使う。
生(う)まれた後(あと)の早(はや)め薬(ぐすり)
子供が生まれたあとで、出産を促す薬を飲むこと。時機後れで役に立たないことのたとえ。
うまれ‐たて【生(ま)れ立て】
生まれて間もないこと。また、そのころ。
うまれ‐だち【生まれ立ち】
1 生まれてすぐのころ。「—から親はない」〈浄・油地獄〉 2 生まれながらにもっている性質。生まれつき。天性。「—...
うまれ‐つき【生(ま)れ付き】
1 生まれながらにして備わっている能力・性質・容姿など。天性。「足が速いのは—だ」 2 (副詞的に用いて)生まれな...
うまれ‐つ・く【生(ま)れ付く】
[動カ五(四)]生まれながらにしてその身に備わっている。「—・いてのおしゃべり」「損な性分に—・く」
うまれ‐づき【生(ま)れ月】
生まれた月。また、生まれる予定の月。せいげつ。
うまれてはみたけれど【生れてはみたけれど】
小津安二郎監督によるサイレント映画の題名。正式には「大人の見る絵本生れてはみたけれど」。昭和7年(1932)公開。...
うまれ・でる【生(ま)れ出る】
[動ダ下一][文]うまれ・づ[動ダ下二]生まれて現れる。
うまれ‐どし【生(ま)れ年】
生まれた年。せいねん。
うまれ‐ながら【生(ま)れ乍ら】
[副]生まれた時からすでにそうであるさま。生まれつき。生来。「—にして才能に恵まれている」「—の遊び人」
生(う)まれぬ先(さき)の襁褓(むつき)定(さだ)め
子供が生まれないうちから、おしめの準備に大騒ぎする。準備ばかり早くて大げさなこと、手回しのよすぎることのたとえ。
うまれ‐ね【生(ま)れ値】
1 証券取引所(金融商品取引所)に新しく上場された株式や増資権利落株などに初めてつく値段。 2 先物取引で、毎月発...
うまれ‐も・つ【生(ま)れ持つ】
[動タ五(四)]生まれながらにして備えている。生得のものである。「—・っての性格」
生(う)まれもつか◦ない
事故や病気で身体の一部を損傷したりして、生まれた時の状態ではない。
うま・れる【生(ま)れる/産(ま)れる】
[動ラ下一][文]うま・る[ラ下二] 1 子が母親の胎内から出る。また、卵からかえる。出生する。誕生する。「子猫が...
ウマワカ
アルゼンチン北部、フフイ州の町。リオグランデが刻むウマワカ渓谷に位置する。標高約2900メートル。16世紀末に開か...
ウマワカ‐けいこく【ウマワカ渓谷】
《Quebrada de Humahuaca》アルゼンチン北部、フフイ州、アンデス山脈東部にある渓谷。パラグアイ川...
うまわ・る【殖る】
[動ラ四]ふえひろがる。「一つの氏—・りて更に万の姓に為(な)れり」〈允恭紀〉
馬(うま)を牛(うし)に乗(の)り換(か)える
速い馬から、のろい牛に乗り換える。すぐれたものを捨てて、悪いものに取り換えるたとえ。⇔牛を馬に乗り換える。
馬(うま)を鹿(しか)
「鹿を指して馬となす」に同じ。
うみ【生み/産み】
生むこと。生んだこと。物を新しく作り出すこと。「—の苦しみ」「—の親」
うみ【海】
1 地球上の陸地でない部分で、全体が一続きになって塩水をたたえている所。地球表面積の4分の3を占め、約3億6000...
うみ【膿】
1 炎症部が化膿(かのう)して生じる黄白色または黄緑色の不透明な粘液。主に白血球と血清からなり、組織の崩壊物、死ん...
うみ【海】
文芸雑誌。昭和44年(1969)中央公論社から創刊、昭和59年(1984)終刊。海外作品を多く紹介したほか、村上春...
うみ‐あいさ【海秋沙】
カモ科の水鳥。全長約55センチ。冠羽が目立ち、くちばしは細く、縁が鋸歯(きょし)状。水に潜り、魚や甲殻類を捕食する...
うみ‐あけ【海明け】
北海道のオホーツク海沿岸地方で、春になって流氷が沿岸から離れ、出漁が可能になること。
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
イグアナ科の爬虫(はちゅう)類。海に潜る唯一のトカゲで、全長約1.5メートル。ガラパゴス諸島に分布。海岸に群れをな...
うみいろのごご【海色の午後】
唯川恵の小説。昭和59年(1984)、第3回コバルトノベル大賞を受賞した処女作。
うみ‐う【海鵜】
ウ科の海鳥。全長84センチくらい。全身緑黒色。水に潜って巧みに魚を捕らえる。東アジア特産で、海岸の岩壁に集団営巣す...
うみうさぎ‐がい【海兎貝】
ウミウサギガイ科の巻き貝。サンゴ礁にすむ。貝殻は拳(こぶし)状で、殻高8センチくらい。殻表は純白で光沢が強く、内面...
うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、...
うみ‐うそ【海獺】
アシカの別名。うみおそ。
うみ‐うちわ【海団扇】
1 花虫綱トゲヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。本州南部以南の浅海に分布。群体をなして扇状に広がり、各枝は癒着し、網...
うみ‐うなぎ【海鰻】
アナゴやウミヘビなど、形状がウナギに似た海水魚のこと。
うみ‐うま【海馬】
タツノオトシゴの別名。
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、全長約20センチ。左右に葉状体がえら状に並ぶ。黄白または...
うみ‐お【績麻/績苧】
紡いだ麻糸。細く裂いて糸として縒(よ)った麻糸。うみそ。「娘子(をとめ)らが—かくといふ鹿脊(かせ)の山時し行けれ...
うみ‐おうむ【海鸚鵡】
ウミスズメ科の海鳥。全長約25センチ。上面は黒褐色、下面は白色。くちばしは縦に平たく、赤い。北太平洋に分布。日本で...
うみ‐おと・す【生み落(と)す/産み落(と)す】
[動サ五(四)]子や卵を産む。「玉のような子を—・す」
うみ‐かぜ【海風】
1 海の風。海上を吹く風。 2 海岸地方で、日中、海から陸に向かって吹く風。穏やかな風で、海軟風ともいう。かいふう...
うみ‐からまつ【海唐松】
花虫綱ウミカラマツ科の腔腸(こうちょう)動物。本州中部以南の浅海に分布。群体は木の枝状に分かれ、扇状になり、骨軸は...
うみ‐が【海処】
《「が」は所の意》海。海辺。⇔陸(くぬが)。「—行けば腰泥(なづ)む」〈記・中・歌謡〉
うみ‐がき【熟み柿】
熟した柿の実。じゅくし。
うみがきこえる【海がきこえる】
氷室冴子の青春小説。平成2年(1990)から平成4年(1992)、雑誌「月刊アニメージュ」に連載。平成5年(199...
うみ‐がめ【海亀】
ウミガメ科およびオサガメ科のカメの総称。いずれも海産で、大形。四肢はひれ状。産卵のときは陸に上がる。アカウミガメ・...
うみ‐がも【海鴨】
カモ類のうち、主に海にすむものの総称。
うみ‐がらす【海烏/海鴉】
ウミスズメ科の海鳥。全長44センチくらい。背面は灰黒色、腹部は白い。日本では北海道沿岸の島などの岩場で繁殖。オロロ...