きぬたをうつおんな【砧をうつ女】
李恢成(イフェソン)の小説。日本統治時代の朝鮮を舞台にした作品。昭和46年(1971)発表。同年、第66回芥川賞受賞。
きぬ‐だたみ【絹畳/絁畳】
絹糸で織った敷物。「—八重を波の上に敷きて、其の上に下りましき」〈記・中〉
きぬ‐ちぢみ【絹縮】
縦糸に生糸、横糸に強撚糸(きょうねんし)を使って織り上げ、精練して縦しぼを出した絹織物。
きぬ‐てん【絹天】
《「天」はビロードの当て字「天鵞絨」の略》絹のようなつやのある綿ビロード。高級な足袋・鼻緒・夜具襟などに用いる。
きぬ‐ぬま【鬼怒沼】
栃木県北西部、鬼怒川の源流にあたる湿原。鬼怒沼山(標高2141メートル)の南麓にあり、標高2040メートルの高層湿...
き‐ぬの【生布/木布】
織ったままで、まださらしてない布。夏の衣服に用いる。《季 夏》
きぬのはしご【絹のはしご】
《原題、(イタリア)La Scala di Seta》ロッシーニのイタリア語によるオペラ。全1幕。1812年初演。...
きぬのへんよう【絹の変容】
篠田節子による中編ホラー小説。平成2年(1990)、第3回小説すばる新人賞を受賞。著者のデビュー作。
きぬ‐の‐みち【絹の道】
⇒シルクロード
きぬ‐ばり【絹針】
絹布や薄手木綿を縫うときに用いる細い針。
きぬ‐ばり【絹張り】
1 絹布を張って作ること。また、そうしたもの。「—の日傘」 2 絹布を洗い張りすること。また、そのための伸子(しん...
きぬひかり
稲の一品種。昭和63年(1988)新潟県で作出。粘りが少なくさっぱりとした味。近畿地方で多く栽培される。北陸122号。
きぬ‐ひょうぐ【絹表具】
巻物・掛け物・屏風(びょうぶ)・ふすまなどを絹地で表装すること。また、そのもの。
きぬ‐ふたこ【絹双子】
織り糸に絹糸をまぜて双子織りにしたもの。
きぬ‐ぶるい【絹篩】
絹布を底に張ったきめの細かいふるい。
きぬまき‐せん【絹巻(き)線】
絶縁体として絹糸を巻いた銅線。
きぬ‐め【絹目】
印画紙で、表面に絹織物の布目に似た凸凹をつけたもの。
きぬ‐モスリン【絹モスリン】
⇒シフォン
きぬ‐もの【絹物】
絹織物。また、絹で作った衣服。
きぬ‐や【絹屋】
1 絹の幕を屋根と四方に張った仮屋。「—二つを打ちて唐、高麗(かうらい)の楽屋とす」〈今昔・一二・二二〉 2 絹布...
きぬ‐わた【絹綿】
くず繭からつくる真綿(まわた)の一種。防湿・保温性などに富む。《季 冬》
絹(きぬ)を裂(さ)くよう
《絹の布を裂くときに、高く鋭い音が出るところから》非常にかん高く鋭い声のたとえ。多く女性についていう。「—な悲鳴」