きんらいふうていしょう【近来風体抄】
南北朝時代の歌論書。1巻。二条良基著。元中4年(1387)成立。頓阿・慶運・兼好ら同時代歌人についての短評、本歌取...
きんらい‐ぶし【欣来節】
明治時代のはやり歌。「おっぺらぼうのきんらいらい」という囃子詞がつく。
きん‐らん【金蘭】
1 《「易経」繋辞上から》非常に親密な交わり。非常に厚い友情。 2 ラン科の多年草。低山の木陰に生える。高さ約50...
きん‐らん【金襴】
綾地または繻子地(しゅすじ)に金糸で文様を織り出した織物。袈裟(けさ)・能装束・帯地・袋物・表装などに用いる。
きんらん‐ちょう【金襴鳥】
ハタオリドリ科の鳥。全長約15センチ。繁殖期の雄は顔と腹が黒のほかは橙(だいだい)色。それ以外のときは雌と同じく暗...
きんらん‐で【金襴手】
色絵の上に金彩色を施した磁器。中国、明代に流行し日本に輸入された。器物は碗が最も多い。
きんらん‐どんす【金襴緞子】
金襴や緞子。また、高価な織物。「—の帯」
きんらん‐の‐ちぎり【金蘭の契り】
《「易経」繋辞上から》きわめて親密な交わり。金蘭の交わり。
きんらん‐の‐とも【金蘭の友】
《金蘭の契りを交わした友の意》きわめて親密に結ばれている友。
きんらん‐の‐まじわり【金蘭の交わり】
「金蘭の契り」に同じ。
きんらん‐ぼ【金蘭簿】
親しい友人の氏名・住所を記した帳面。
きん‐り【金利】
1 貸金・預金に対する利子。利息。「—がかさむ」 2 元金に対する利子の比率。利率。「—を引き下げる」
きん‐り【禁裏/禁裡】
《みだりにその中に入ることを禁じる意から》 1 天皇の住居。皇居。禁中。御所。 2 天皇。禁裏様。
きんり‐さま【禁裏様】
天皇を敬っていう語。禁廷様。
きんり‐スワップ【金利スワップ】
金融派生商品の一。同一通貨間の金利について、一定期間金利が変動しない固定金利と、一定期間内に金利が変動する変動金利...
きんり‐せいかつしゃ【金利生活者】
預金や債券の利子、株式の配当金などで生活している人。
きんり‐せいさく【金利政策】
中央銀行(日本では日本銀行)が、基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)を操作することによって間接的に資金量を調節...
きんり‐づき【禁裏付】
江戸幕府の職名。京都所司代の指揮下で、禁裏の会計・警衛を管掌し、朝廷・公家・女官などを監督した。
きん‐りゅう【禽竜】
⇒イグアノドン
きんりゅう‐ざん【金竜山】
東京都台東区にある浅草寺(せんそうじ)の山号。
きん‐りょう【斤量】
1 はかりで量った重さ。目方。量目。斤目。 2 競馬で、出走馬に課せられる負担重量。
きんりょう【金陵】
中国、南京(ナンキン)の古称。春秋時代の呉(ご)・越(えつ)・楚(そ)のころの名称。
きん‐りょう【禁猟】
鳥獣の保護・繁殖のため、法令で狩猟を禁ずること。
きん‐りょう【禁漁】
魚介類など水産資源の保護・繁殖のために、一定の場所で一定期間、水産物をとることを法令で禁止すること。きんぎょ。
きん‐りょう【筋量】
筋肉の量。「—を増やす」
きんりょう‐き【禁猟期】
狩猟が禁止になる期間。
きんりょう‐き【禁漁期】
法令によって、漁業が禁止される期間。魚介類・海藻類の種類と区域が指定され、ふつう、繁殖・生育時期に設定される。きん...
きんりょう‐く【禁猟区】
狩猟が禁止されている区域。旧狩猟法上の用語で、現行法では鳥獣保護区。
きんりょう‐く【禁漁区】
法令によって、漁業が禁止される区域。きんぎょく。
きんりょう‐ち【禁猟地】
狩猟禁止の場所。鳥獣保護区・休猟区・公道・公園・社寺境内・墓地など。
きん‐りょく【金力】
金銭の人を動かす力。金銭の威力。金の力。「—にものをいわせる」
きん‐りょく【筋力】
筋肉の力。「—の低下」
きんりょく‐しょく【金緑色】
光が反射して金色を帯びて見える緑色。「—の蠅(はえ)」
きんりょく‐せき【金緑石】
ベリリウム・アルミニウムの酸化鉱物。ガラス光沢のある緑・黄・赤色などで、ふつう短冊状結晶。斜方晶系。美しいものはア...
きんりょく‐トレーニング【筋力トレーニング】
筋肉の発揮する力を強くするための運動。目的により種々の方法がある。レジスタンストレーニング。筋トレ。
きん‐りん【近隣】
隣り合ったごく近いあたり。隣近所。「—諸国」「—社会」
きん‐りん【金鱗】
金色のうろこ。また、美しい魚。
きん‐りん【菌輪】
キノコの菌糸が土中に放射状に広がり、その先に子実体を生じるため、輪を描いたように生えるキノコ。欧米では妖精が踊った...
きん‐りん【錦鱗】
色彩の美しい魚。
きんりん‐しょうぎょうちいき【近隣商業地域】
都市計画法で定められた用途地域の一。近隣の住民が日用品購入のため利用する店舗のほか、住宅・事務所・倉庫・小規模の工...
きんりんしょこく‐じょうこう【近隣諸国条項】
日本の社会科教科書の検定基準の一つ。近隣アジア諸国との近現代の歴史事象について、国際理解や国際協調の見地から必要な...
きんりん‐じゅうく【近隣住区】
都市計画で、小学校を中心に店舗・レクリエーション施設などを備えた、人口8000〜1万人程度の住宅地域。
きん‐る【近流】
⇒こんる(近流)
きん‐る【金縷】
金の糸。また、金色の糸。
きん‐るい【金類】
「金属」に同じ。「尋常の—を化して黄金と為さんと欲し」〈中村訳・西国立志編〉
きん‐るい【菌類】
カビ・キノコ・酵母などを含む真核生物の一群。葉緑素をもたず、寄生や腐生で生活し、胞子や分裂・出芽で増える。かつて生...
きんるい‐ウイルス【菌類ウイルス】
⇒マイコウイルス
きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
中国漢代、金糸で玉片をつづってつくった、遺体をおおう衣。
きんる‐ざいく【金鏤細工】
貴金属製品に細かい金の粒をつけて模様を表す細工。
きん‐れい【今隷】
中国、六朝(りくちょう)時代における隷書。漢代の隷書を古隷というのに対していう。→隷書