事(こと)に依(よ)ると
事と次第では。もしかすると。事によったら。「—病気かもしれない」
コトヌー
ベナン南部の港湾都市。大西洋に面する。同国の経済・文化の中心地。憲法上の首都ポルトノボの代わりに行政機能の多くがコ...
こ‐との【故殿】
亡くなった貴人の男性。亡き殿。前(さき)の殿。「—のおはしまさましかば、と思ひ給へらるること多くこそ」〈源・竹河〉
こと‐の‐お【琴の緒】
琴に張る弦。琴の糸。
琴(こと)の緒(お)絶(た)・ゆ
《中国の春秋時代、琴の名人伯牙(はくが)が、友人の鍾子期(しょうしき)が死んだとき、もはや自分の琴を理解する者がい...
こと‐の‐きこえ【事の聞こえ】
ある事についてのうわさ。評判。とりざた。「さて宮の内には—有るべければ」〈栄花・浦々の別〉
こと‐の‐くみ【琴の組/箏の組】
箏(こと)の組歌。「—などは上代のままにて」〈鶉衣・音曲説〉
こと‐の‐こころ【事の心】
1 事の意味や趣意。「神代には、歌の文字も定まらず素直にして、—分きがたかりけらし」〈古今・仮名序〉 2 内情。事...
こと‐の‐さま【事の様】
事のようす。状態。事情。「さまで心とどむべき—にもあらず」〈源・夕顔〉
こと‐の‐たより【事の便り】
1 物事のついで。「—に都を聞けば」〈方丈記〉 2 何かにつけてのよりどころ。便宜。「—を賜はせてはぐくみ顧みさせ...
こと‐の‐ついで【事の序で】
何かの機会。何かの折。「—に聞いておこう」
こと‐の‐なぐさ【言の慰】
口先だけのなぐさめ。気休めの言葉。「我(あれ)のみそ君には恋ふるわが背子(せこ)が恋ふと言ふことは—そ」〈万・六五六〉
こと‐の‐は【言の葉】
1 ことば。言語。「まことかと聞きて見つれば—を飾れる玉の枝にぞありける」〈竹取〉 2 歌。和歌。「やまとうたは、...
ことのは‐ぐさ【言の葉種】
1 言葉による表現。また、和歌。「よしあしを君し分かずは書きたむる—のかひやなからん」〈新続古今・雑中〉 2 話の...
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
和歌の道。和歌に関する学問。「みやびたる—の源にそむけるわざなる事を」〈琴後集〉
コトノフ‐じょう【コトノフ城】
《Kotonov Hrad》チェコ南部の都市ターボルにある城。城壁に囲まれた旧市街の南西端に位置する。現在はフス派...
こと‐の‐へ【言の葉】
「ことのは」の上代東国方言。言葉。人のうわさ。「うつせみの八十(やそ)—は繁くとも争ひかねて我(あ)を言(こと)な...
こと‐の‐ほか【殊の外】
[副] 1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「—よい記録が出た」 2 程度が際立っているさま...
こと‐の‐よし【事の由】
理由。わけ。しさい。「—を陳じ申させ給ひて」〈平家・二〉
こと‐は
[連語]《副詞「こと」+係助詞「は」。「ごとは」とも》「こと」を強めた言い方。同じことなら。「かき暗し—降らなむ春...
こと‐はかり【事計り】
計画。段取り。はからい。「うたて異(け)に心いぶせし—よくせわが背子(せこ)逢へる時だに」〈万・二九四九〉
こと‐はじめ【事始め】
1 物事に初めて手をつけること。手始め。着手。「蘭学—」 2 「御事始(おことはじ)め1」に同じ。 3 「御事始(...
こと‐はな【異花】
ほかの花。別の花。「菊もなほ咲き出でぬれば—はそれにあらじをにほひけるかな」〈古今六帖・六〉
こと‐はら【異腹】
父が同じで母が違う子供たちの関係。はらちがい。いふく。「—の兄人(せうと)も京にて法師にてあり」〈かげろふ・下〉
こと‐はらから【異同胞】
1 父あるいは母を異にした兄弟姉妹。「母北の方、—たち、ただここになむ来かかる」〈落窪・四〉 2 ほかの兄弟姉妹。...
こと‐ば【言葉/詞/辞】
1 人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。「友人の—を信じる」 2 音声や文字...
ことば‐あそび【言葉遊び】
言語の発音や意味を利用した遊び。早口言葉・なぞなぞ・尻取り・洒落(しゃれ)・はさみ言葉・さかさ言葉など。
ことば‐あらそい【言葉争い】
口げんか。口論。言い争い。
ことば‐かず【言葉数】
1 語数。「—の多い辞書」 2 口かず。「—の少ない人」
ことばからのしょくしゅ【言葉からの触手】
吉本隆明の著作。昭和60年(1985)から平成元年(1989)にかけて、「文芸」誌に連載された断片的な形式の散文。...
ことば‐がえし【言葉返し】
人の言葉に従わないで言い返すこと。口答え。「—はついしか為(し)ませんかったけれど、物も言わず物を食べず」〈一葉・...
ことば‐がき【詞書(き)/言葉書(き)】
1 和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。万葉集のように、漢文で書かれたものは...
言葉(ことば)が過(す)・ぎる
言うべきでないことまで言う。
ことば‐がたき【言葉敵】
話し相手。互いにへらず口をたたき合う相手。「三好は忽ち総攻撃に会ったが、故意(わざ)と—にはならず」〈里見弴・多情仏心〉
言葉(ことば)が足(た)り◦ない
説明が十分でない。また、ものの言い方がまずい。「—◦なくて先方を怒らせる」
言葉(ことば)が尖(とが)・る
言葉の調子がとげとげしくなる。
ことば‐がり【言葉狩(り)】
特定の言葉を、差別・偏見を含み不適切だとして、過剰に排除すること。多く、差別・偏見そのものについて熟考や議論をせず...
ことば‐じち【言葉質】
人の言ったことを、のちの証拠として取っておくこと。また、その言葉。言質(げんち)。「—を取る」
ことば‐じり【言葉尻/言葉後】
1 言葉の終わりの部分。語尾。「—を濁す」 2 他人の言いそこなった部分。失言の箇所。「—をとらえる」
言葉尻(ことばじり)を捕(と)ら・える
相手のささいな言いそこないにつけ込んで、攻撃したり批判したりする。「—・えて反論する」
言葉(ことば)涼(すず)・し
ものの言い方がいさぎよい。言い方がきっぱりしている。
ことば‐ずくな【言葉少な】
[形動][文][ナリ]控えめで、多くしゃべらないさま。寡言。「—に語る」
ことば‐たがえ【言葉違え】
1 言いちがい。失言。 2 約束の言葉にたがうこと。 3 言い争い。口げんか。
ことば‐たらず【言葉足らず】
[名・形動]十分に説明できていないこと。また、そのさま。「—な表現」
ことば‐だたかい【言葉戦い】
1 言い争うこと。言い合い。口論。「もう—は無益と」〈二葉亭・其面影〉 2 戦場などで、まず、互いに言葉で相手をや...
ことば‐つき【言葉付き】
話すときの、言葉の調子。物の言い方。「落ち着いた—」
ことば‐づかい【言葉遣い】
物の言い方。言葉の使いぶり。「—が悪い」「丁寧な—」
ことば‐づけ【詞付け】
連歌・連句の付合(つけあい)手法の一。前句の中の言葉・物に縁のあるものをもって次の句を付ける方法。→心付(こころづ...
ことば‐づめ【言葉詰め】
返答ができないほどに問いつめること。「さあ御契約は何と何とと—」〈浄・関八州繋馬〉
ことば‐てん【言葉典/辞典】
「辞典(じてん)」に同じ。「事典(じてん)」「字典(じてん)」と区別して呼ぶのに用いる語。→事典(ことてん) →文...