ざん‐し【慙死/慚死】
[名](スル)恥じて死ぬこと。また、死ぬほど深く恥じること。「僕が平生(ふだん)の耳でいたら—するほどの大言壮語を...
ざん‐しつ【残疾】
律令制で規定された身体障害・疾病者。廃疾・篤疾より程度の軽い病気や故障のある者。一目盲・両耳聾など。正丁の年齢でも...
ざん‐しゃ【讒者】
讒言をする者。人をおとしいれようとして、事実に反する悪口を言う者。
ざん‐しゅ【斬首】
[名](スル)首をきること。首をきる刑。また、きったその首。「首謀者が—された」
ざん‐しゅう【残秋】
秋の末。なごりの秋。晩秋。
ざん‐しゅん【残春】
残り少なくなった春。春のなごり。春の末。
ざん‐しょ【残暑】
立秋を過ぎてもなお残る暑さ。《季 秋》「草の戸の—といふもきのふけふ/虚子」
ざん‐しょう【残照】
日が沈んでからも雲などに照り映えて残っている光。夕日の光。残光。 [補説]作品名別項。→残照
ざんしょう【残照】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和22年(1947)、第3回日展に出品して特選を受賞。東山の出世作となった。東京国立近...
ざん‐しょく【残燭】
消え残りの灯火。明け方になっても消えずにいる灯火。
ざんしょ‐みまい【残暑見舞(い)】
残暑の時節に、親戚・知人などへ安否を尋ねること。また、その手紙。残暑伺い。→暑中見舞い
ざん‐しん【残心】
1 心をあとに残すこと。心残り。未練。 2 武芸で、一つの動作を終えたあとでも緊張を持続する心構えをいう語。剣道で...
ざん‐しん【讒心】
讒言して人をおとしいれようとする心。
ざん‐しん【讒臣】
讒言して主君におもねる臣下。
ざん‐しん【斬新】
[形動][文][ナリ]趣向や発想などがきわだって新しいさま。「—な技法」「—奇抜なアイデア」 [派生]ざんしんさ[名]
ざん‐じ【暫時】
少しの間。しばらく。副詞的にも用いる。「—の暇(いとま)をいただきたい」「—休憩する」
ザンジバル
アフリカ東部、タンザニアの一地域。ザンジバル島とペンバ島を主島とするザンジバル諸島から成り、1963年に英国から独...
ザンジバル‐シティー
タンザニア東部、インド洋にあるザンジバル島の都市。同島西部に位置し、港湾をもつ。中世よりアラブ人によるインド洋交易...
ザンジバル‐とう【ザンジバル島】
《Zanzibar Island》タンザニア東部、インド洋上にある島。正式名称ウングジャ島。サンゴ石灰岩からなる島...
ザンジャーン
イラン北西部の都市。ザンジャーン州の州都。テヘランとタブリーズを結ぶ幹線道路沿いに位置する。銀細工、絨毯(じゅうた...
ざんじんざんばけん【斬人斬馬剣】
伊藤大輔監督による映画の題名。昭和4年(1929)公開。白黒無声の剣戟(けんげき)もので、日本における傾向映画の先...
ざん・す
[動サ特活]《近世後期、江戸の遊里語》 1 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。「ちょっと話が—・すから、...
ざんす
[助動][ざんせ|ざんし|ざんす|ざんす|ざんすれ|○]体言および体言に準ずる語に付く。「だ」「である」の意の丁寧...
ざん・する【竄する】
[動サ変][文]ざん・す[サ変] 1 流罪にする。「遠島に—・する」 2 文章の字句を改めなおす。改竄(かいざん)...
ざん・する【讒する】
[動サ変][文]ざん・す[サ変]讒言する。「同僚を—・する」
ざん‐せい【残生】
年をとって、残り少なくなった人生。余生。
ざん‐せい【残星】
夜明けの空に残っている星。有明の星。明けの明星。
ざん‐せき【残席】
まだ予約や申し込みがされずに、残っている座席。「—の有無を確認する」「—わずかのセミナー」
ざんせき‐ど【残積土】
⇒原積土(げんせきど)
ざん‐せつ【残雪】
消え残った雪。特に、春になっても消えないで残っている雪。《季 春》「—やごうごうと吹く松の風/鬼城」
ざん‐ぜつ【嶄絶/巉絶】
[名・形動]ひときわ高くそびえること。ずば抜けてすぐれていること。また、そのさま。「その—なる個性とその一種奇矯な...
ざん‐ぜん【残喘】
残り少ない命。残生。「多病にして—を保つ方が」〈漱石・吾輩は猫である〉
ざん‐ぜん【嶄然】
[ト・タル][文][形動タリ]《「嶄」は高く険しい意》一段高くぬきんでているさま。ひときわ目立つさま。「連山の一角...
嶄然(ざんぜん)として頭角(とうかく)を現(あらわ)・す
他よりひときわぬきんでて、才能や力量を現す。「編輯の天才は—・すのである」〈鴎外・灰燼〉
ざん‐そ【残礎】
壊れた建物の跡に残っている礎石。また、礎石の跡。
ざん‐そ【讒訴】
[名](スル) 1 他人をおとしいれようとして、事実を曲げて言いつけること。「上司に—する」 2 陰で人の悪口を言...
ざん‐そう【讒奏】
天皇などに対して讒言すること。「西光法師父子が—によって、法皇大きに逆鱗(げきりん)ありけり」〈平家・二〉
ざん‐そん【残存】
[名](スル)《「ざんぞん」とも》なくならないで残っていること。同類の多くがなくなったあとも、なお残っていること。...
ざん‐そん【残樽】
酒の残っている樽(たる)。また、樽に残っている酒。
ざんそん‐しゅ【残存種】
動植物で、かつては広く分布していたが、現在は限られた地域にのみ生存する種。植物のメタセコイア、動物のシーラカンスな...
ざんそんぶつとりかたづけひよう‐ほけんきん【残存物取り片付け費用保険金】
火災などにより損害を被った建物などの、取り壊し費用・片付け費用・搬出費用の一部として支払われる保険金。
ざんそん‐ほけんきんがく【残存保険金額】
生命保険・損害保険で、保険期間中の事故などで保険会社が保険金を支払った後に、契約した保険金額からその支払済み額を差...
ざんそん‐ゆにゅうせいげん【残存輸入制限】
GATTに違反して行われた輸入数量制限。
ざん‐ぞう【残像】
外部刺激がやんだあとにも残る感覚興奮のこと。主として視覚についていう。
ざん‐ぞく【残賊】
[名](スル) 1 人や世間に害を与えること。また、その人。「天下のために—を除かんではならぬ」〈鴎外・大塩平八郎...
ざんぞんしゃ‐りえき【残存者利益】
過当競争や収縮傾向にある市場において、競争相手が撤退したあと、生き残った企業のみが市場を独占することで得られる利益。
ざん‐だか【残高】
収支または貸借の差し引き計算をして残った金額。残金。
ざん‐ち【残置】
[名](スル)残しておくこと。「部隊の一部を—する」
ざん‐てい【暫定】
正式な決定がなされるまで、仮の措置として、とりあえず定めること。「—政権」
ざんてい‐きせいち【暫定規制値】
法律などによる取り決めがなく、当面の基準として適用される規制値。特に、放射性物質で汚染された食品の販売等を禁止する...