しょう‐ぜん【承前】
前の文章を受けて続いていること。また、続きものの文章の初めなどに書く語。
しょう‐ぜん【昭然】
[形動タリ]明らかなさま。「その霊は生ける時よりも—として」〈北越雪譜・二〉
しょう‐ぜん【悚然/竦然】
[ト・タル][文][形動タリ]ひどく恐れるさま。ぞっとしてすくむさま。「—として立ちすくむ」「此の暁の眺矚(ながめ...
しょう‐ぜん【悄然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 元気がなく、うちしおれているさま。しょんぼり。「—たる後ろ姿」「—としてうつむ...
しょう‐ぜん【聳然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 高くそびえるさま。「霊峰—として立つ」 2 恐れつつしむさま。「—として傾聴する」
しょう‐ぜん【蕭然】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。「万山の樹木枝を震うの音か、—たる音山谷に起こり」〈蘆花・自然と人生〉
しょう‐ぜん【鏘然】
[ト・タル][文][形動タリ]玉や鈴などの鳴るさま。また、水の音がさらさらと美しく聞こえるさま。「号鈴—として護門...
しょうぜん‐げん【将然言】
国文法でいう未然形の古い言い方。東条義門の用語。
しょう‐ぜんてい【小前提】
論理学で、三段論法において小概念を含む前提。
しょう‐ぜんていせん【小前庭腺】
膣口の周囲に分布する多数の粘液分泌腺。
しょう‐そ【訟訴】
うったえること。訴訟。
しょう‐そ【勝訴】
[名](スル)訴訟に勝つこと。有利な判決を受けること。「原告側が—する」⇔敗訴。
しょう‐そ【蕭疎】
[形動][文][ナリ]まばらでもの寂しいさま。「枯柳—にして」〈鉄腸・花間鶯〉 [ト・タル][文][形動タリ]に同...
しょう‐そう【少壮】
[名・形動]若くて意気盛んなこと。また、そのさま。「—の実業家」
しょう‐そう【正倉】
律令時代、中央・地方の諸官司や寺院などに設置され、正税稲・宝物などを保管した倉庫。
しょう‐そう【性相】
1 仏語。本体と現象。 2 ⇒しょうぞう(性相)
しょう‐そう【尚早】
そのことをするにはまだ早すぎること。「時期—」
しょう‐そう【荘倉/庄倉】
荘園で、米穀などの貢納物を蓄えた倉庫。荘庫。
しょう‐そう【将曹】
近衛府(このえふ)の主典(さかん)。
しょう‐そう【章草】
漢字の書体の一。隷書から草書への過渡的な性格をもつ書体。前漢の元帝のとき史游(しゆう)が書いた字書「急就章」の書体...
しょう‐そう【晶相】
同一物質の結晶で、結晶面の組み合わせの違いによって生じる異なる外形。例えば塩化ナトリウムでは立方体と立方八面体があ...
しょう‐そう【焦燥/焦躁】
[名](スル)いらいらすること。あせること。「事業の失敗に—する」「—感」
しょう‐そう【聖僧】
1 聖者として尊敬される高僧。 2 禅院の僧堂の本尊。中央に安置してある仏像のことで、多くは文殊菩薩(もんじゅぼさつ)。
しょう‐そう【請奏】
平安時代、公事(くじ)の際に、用度物の下付などを太政官(だいじょうかん)に申請すること。うけそう。
しょう‐そう【請僧】
法会(ほうえ)などに僧を招くこと。また、招かれた僧。「—みな威儀いつくしうして参りたる」〈栄花・玉の飾り〉
しょう‐そう【傷創】
傷(きず)を負うこと。また、その傷。
少壮(しょうそう)幾時(いくとき)ぞ
《前漢の武帝「秋風辞」から》人生は、若くて元気なときは非常に短く、すぐに老いのときが来る。
しょうそう‐いん【正倉院】
奈良市東大寺大仏殿の西北にある宝庫。天平時代の建造で、校倉(あぜくら)造りの北倉・南倉を、板倉である中倉がつなぐ。...
しょう‐そく【消息】
[名](スル)《「消」は陰気のなくなること。「息」は陽気の生じること》 1 人や物事の、その時々のありさま。動静。...
しょう‐そく【掌側】
手の、手のひらがある側のこと。手の内側。
しょうそく‐おうらい【消息往来】
手紙の慣例語句を集めた往来物の一。寺子屋の消息文の教科書。
しょうそく‐ぎょう【消息経】
平安時代以後、追善供養のために故人の手紙を集めて、これに経文を書いたり刷ったりしたもの。
しょうそく‐し【消息子】
1 耳かき。 2 食道・尿道・子宮などに挿し込んで用いる、細い管状の医療器具。ゾンデ。
しょうそく‐しじょうみゃく【掌側指静脈】
指の静脈の一つ。指の血液を集め、指の内側(手のひら側)を通って浅掌静脈弓に合流する。
しょうそく‐すじ【消息筋】
ある方面の事情に詳しい人々や関係機関。「政界の—によれば」
しょうそく‐ちゅうしゅじょうみゃく【掌側中手静脈】
手のひらにある静脈の一つ。掌側中手動脈と並走し、深掌静脈弓に合流する。
しょうそく‐ちゅうしゅどうみゃく【掌側中手動脈】
手のひらにある動脈の一つ。深掌動脈弓から起こり、中手骨の間を通って、指の付け根で総掌側指動脈に合流する。
しょうそく‐つう【消息通】
ある方面の事情に詳しいこと。また、その人。「角界の—」
しょうそく‐ぶん【消息文】
手紙。手紙の文章。
しょう‐そく‐むしょう【生即無生】
仏語。三論宗で、世間一般に生じるというその生も、実は因縁によって生じる仮の生であり、無生の生であるということ。また...
しょう‐ソクラテスがくは【小ソクラテス学派】
ソクラテスの弟子たちの創始した学派のうち、ソクラテスの主知主義を継承したメガラ学派とエリス学派、実行主義を継承した...
消息(しょうそく)を絶(た)・つ
消息が分からなくなる。行方不明になる。「冬山で—・つ」
しょう‐そこ【消息】
1 「しょうそく(消息)2」に同じ。「忘れで—し給へ」〈大和・六四〉 2 「しょうそく(消息)4」に同じ。「開けむ...
しょうそこ‐あわせ【消息合(わ)せ】
物合わせの一。持ち寄った手紙の文章を比較し、その優劣を競う遊戯。しょうそくあわせ。
しょうそこ‐が・る【消息がる】
[動ラ四]文通したがる。便りをしようと思う。「好いたる田舎人ども、心かけ—・る、いと多かり」〈源・玉鬘〉
しょうそこ‐ぶみ【消息文】
「しょうそくぶん(消息文)」に同じ。「いと清げに、—にも、仮字(かんな)といふ物を書きまぜず」〈源・帚木〉
しょう‐そつ【将卒】
将校と兵卒。将兵。
しょう‐そん【焼損】
[名](スル)焼けて壊れること。また、焼いて壊すこと。「戦災で市街地が—する」
しょうそんがい‐めんせき【小損害免責】
保険契約において、一定額または率に達しない損害については保険会社は塡補の責任を負わないという特約制度。少額の損害ま...
しょう‐ぞう【正像】
仏語。正法と像法。