しょうぶつ‐いちにょ【生仏一如】
仏語。迷いの衆生(しゅじょう)と悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二。
しょうぶ‐づくり【菖蒲造(り)】
日本刀の造り込みの一。刀身がショウブの葉の形に似たもの。鎬(しのぎ)は高く、横手はない。
しょうぶ‐づつみ【菖蒲包み】
端午の節句に、ショウブを包むのに用いた熨斗(のし)形の折り紙。
しょうぶ‐づよ・い【勝負強い】
[形]勝敗を決するここ一番という場面で、力を発揮できる強さをもっている。「—・い選手」
しょうぶ‐て【勝負手】
囲碁・将棋で、勝ち負けをその一手にかけた大事な着手。「—に出る」
しょうぶ‐どころ【勝負所】
勝ち負けの決まる大事な場面・局面。「ここが—と一気に攻める」
しょうぶ‐なし【勝負無し】
勝ち負けが決まらず、引き分けになること。
しょうぶ‐ねあわせ【菖蒲根合(わ)せ】
⇒根合わせ
勝負(しょうぶ)は時(とき)の運(うん)
勝ち負けはその時の運によるもので、力の強い者が必ず勝つとは限らない。
しょうぶ‐ふく【勝負服】
1 競馬で、騎手がレースに出る際に着る上着。中央競馬では、色・柄は馬主が登録する。 2 俗に、意中の相手の気を引こ...
しょう‐ぶぶん【小部分】
わずかな部分。全体の一部分。
しょうぶ‐メーク【勝負メーク】
《「メーク」は「メークアップ」の略》俗に、特別な時にする、いつもより手をかけた化粧。
しょうぶ‐ゆ【菖蒲湯】
5月5日の節句の日、邪気を払うために、ショウブの根や葉を入れて沸かす風呂。《季 夏》「—を出てかんばしき女かな/草城」
しょう‐ブルジョア【小ブルジョア】
⇒プチブルジョア
しょう‐ぶん【小分/少分】
1 小さく分けること。また、少しの部分。少しの量。一部分。「仏は御弟子その数多かり。我に—を分け給ふべし」〈今昔・...
しょう‐ぶん【小文】
1 ごく短い文章。 2 自分の文章をへりくだっていう語。「—にご高評を賜る」
しょう‐ぶん【性分】
生まれつきの性質。天性。たち。「曲がったことのできない—」「やりかたが—に合わない」
しょう‐プリニウス【小プリニウス】
⇒プリニウス
しょうへい【正平】
南北朝時代、南朝の後村上天皇・長慶天皇の時の年号。1346年12月8日〜1370年7月24日。
しょうへい【承平】
⇒じょうへい(承平)
しょう‐へい【招聘】
[名](スル)礼を尽くして人を招くこと。「—に応じる」「講師を—する」
しょう‐へい【昇平/升平】
世の中が平和でよく治まっていること。「—の世」
しょう‐へい【昌平】
国家の勢いが盛んで、世の中が平和なこと。太平。昇平。
しょうへい【昌平】
中国山東省曲阜県の郷の名。孔子の生地。東京湯島の孔子廟(こうしびょう)がある昌平坂の名はこれに由来する。
しょう‐へい【哨兵】
見張りの兵士。歩哨。
しょう‐へい【将兵】
将校と兵士。将士。
しょう‐へい【笑柄】
笑いの種になるもの。お笑いぐさ。「一種の茶番狂言として永く世人の—たらんとす」〈利光鶴松・政党評判記〉
しょう‐へい【唱平】
平安時代、節会(せちえ)のときなどに、杯をすすめて長生を祝ったこと。
しょう‐へい【傷兵】
負傷した兵士。負傷兵。
しょう‐へい【障屏】
1 障子と屏風(びょうぶ)。 2 しきり。へだて。
しょう‐へい【障蔽】
覆い隠すこと。さえぎること。また、そのもの。しきり。へだて。
じょうへい【承平】
《「しょうへい」とも》平安前期、朱雀(すざく)天皇の時の年号。931年4月26日〜938年5月22日。
しょうへい‐が【障屏画】
障壁画と屏風(びょうぶ)絵の総称。
しょうへい‐がわ【正平革】
染め革の一。獅子(しし)・牡丹(ぼたん)・唐草などの文様を配した中に「正平六年六月一日」の文字を染め出した革。征西...
しょうへい‐こう【昌平黌】
⇒昌平坂学問所
しょうへい‐ごめんがわ【正平御免革】
⇒正平革
しょうへいざか‐がくもんじょ【昌平坂学問所】
江戸幕府の学問所。寛永7年(1630)林羅山が設立した私塾に始まり、元禄3年(1690)将軍徳川綱吉の命により湯島...
しょうへい‐ぞめ【正平染(め)】
正平革の文様を取り入れた染め方。
しょうへい‐ばん【昌平版】
昌平坂学問所で翻刻した漢籍。
しょう‐へいめん【焦平面】
⇒焦点面
しょうへい‐もん【正平紋/昌平紋】
⇒切り付け紋
しょう‐へいりん【章炳麟】
[1869〜1936]中国、清末・民国初の思想家。余杭(よこう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は枚叔(ば...
しょう‐へき【峭壁】
切り立った険しいがけ。
しょう‐へき【障壁】
1 へだてや仕切りのための壁。 2 妨げるもの。じゃま。「外交の—を取り除く」
しょう‐へき【牆壁/墻壁】
1 垣根と壁。囲い。 2 隔てるもの。へだて。「此一銭五厘が二人の間の—になって」〈漱石・坊っちゃん〉
しょうへき‐が【障壁画】
襖(ふすま)・衝立(ついたて)などに描いた障子絵、床の間・違い棚や長押(なげし)の上の壁などに貼(は)りつけた壁貼...
しょう‐へん【小片】
小さなかけら。切れはし。
しょう‐へん【小変】
1 わずかな変化。 2 ちょっとした事件。小さな事変。
しょう‐へん【小編/小篇】
短い作品。短編。
しょう‐へん【爿偏】
漢字の偏の一。「牀」「牆」などの「爿」の称。