死地(しち)に陥(おとしい)れて後(のち)生(い)く
《「孫子」九地から》味方の軍を絶体絶命の状態に陥れ、必死の覚悟で戦わせることではじめて、活路を見いだすことができる。
質(しち)に取(と)・る
質物として財物を預かる。「指輪を—・る」
しち‐にん【七人】
人数が7であること。ななにん。
しちにんせい‐サッカー【七人制サッカー】
⇒CPサッカー
しちにんせい‐ラグビー【七人制ラグビー】
⇒セブンズ
七人(しちにん)の子(こ)は生(な)すとも女(おんな)に心許(こころゆる)すな
《「詩経」邶風・凱風から》七人の子をもうけるほど長年連れ添った妻にも、気を許して大事な秘密を打ち明けてはいけない。...
しちにんのさむらい【七人の侍】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和29年(1954)公開。白黒作品。農村を荒らす野武士に立ち向かう浪人と農民た...
しちにんのまご【七人の孫】
日本のテレビドラマシリーズ。森繁久弥主演によるホームドラマ。第1シーズンは昭和39年(1964)に、第2シーズンは...
しちにん‐ばり【七人張り】
六人で弓をたわめ、他の一人が弦を張るほどの強弓。
しちにんみさき【七人みさき】
秋元松代の戯曲。昭和45年(1970)にNHKで放映された同名のテレビドラマのシナリオを舞台劇用に書き換えたもの。...
しち‐ねん【七年】
年数で七つ。7年間。ななとせ。
しちねん‐き【七年忌】
「七回忌」に同じ。
しちねん‐せんそう【七年戦争】
1756年から1763年までの7年間、シュレジエンの領有をめぐって行われたオーストリアとプロイセンとの戦争。また、...
しちねんめのうわき【七年目の浮気】
《The Seven Year Itch》米国の映画。1955年製作。監督はワイルダー。恐妻家の中年男性が結婚7年...
しちのじ‐づくし【七の字尽(く)し】
「七」のつく言葉をたくさん書き連ねること。また、その詩歌や文章。70歳の賀などに書く。
しち‐の‐ず【七の図/七の椎】
尻の上部。第7肋骨のあたり。「裾—まで引っからげ」〈浄・宵庚申〉
しち‐はいせん【七俳仙】
松永貞徳門下の七人の俳人。野々口立圃(ののぐちりゅうほ)・松江重頼・山本西武(やまもとさいむ)・鶏冠井令徳(かえで...
しちはかせ‐じけん【七博士事件】
明治36年(1903)東京帝大教授戸水寛人(とみずひろんど)・金井延ら七人の博士が対露強硬論を主張する意見書を発表...
しちはふのやしき【七破風の屋敷】
《原題The House of the Seven Gables》ホーソンの長編小説。1851年刊。のろわれた家系...
しち‐ばり【しち針】
衣服の裏のくけ糸が誤って表に出ること。
しちばんにっき【七番日記】
江戸後期の句日記。1冊。小林一茶著。文化7年(1810)正月から文政元年(1818)12月までの記録。
しち‐ふくじん【七福神】
福徳の神として信仰される七人の神。大黒天・恵比須(えびす)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天・福禄寿・寿老人・布...
しちふくじん‐もうで【七福神詣で】
正月元日から7日までの間に、七福神を祭った社寺を巡拝して開運を祈ること。七福神参り。七福詣で。福神詣で。《季 新年》
しち‐ふだ【質札】
質屋が金銭を貸す際に客に渡す、質物(しちもつ)の預かり証。質券。
しち‐ぶ【七分】
1 10分の7。7割。 2 100分の7。7パーセント。
しちぶ‐がゆ【七分粥】
米1、水7の割合(容量比)で炊いたかゆ。かゆの濃さは全がゆ7に重湯(おもゆ)3の割合で加えたものに相当する。
しちぶ‐さんぶ【七分三分】
全体に占める割合の一方が7割で、他方が3割であること。「勝算は—とみる」
しちぶ‐しゅう【七部集】
「俳諧七部集」の略。 「俳諧七部集」に倣い、一家または一派において選ばれた代表的な7部の集。「蕪村七部集」など。
しちぶ‐そで【七分袖】
洋服で、長袖の7分めほどの長さの袖。スリークオータースリーブ。
しち‐ぶつ【七仏】
「過去七仏」の略。 「七仏薬師」の略。
しちぶつつうかい‐げ【七仏通戒偈】
⇒七仏通戒の偈
しちぶつつうかい‐の‐げ【七仏通戒の偈】
過去七仏が共通して受持したといわれる、釈迦(しゃか)の戒めの偈。諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉行(しゅぜんぶぎ...
しちぶ‐つみきん【七分積み金】
寛政の改革における一政策。寛政3年(1791)老中松平定信が江戸の町費の倹約を命じ、その倹約額の7割を積み立てて不...
しちぶつ‐やくし【七仏薬師】
薬師瑠璃光(るりこう)如来のほかに六仏を加え、同体、またはその異名とする七仏のこと。 京都およびその近辺の7か所...
しちぶつやくし‐ほう【七仏薬師法】
密教で、七仏薬師を本尊として、延命・息災・安産などを祈る修法。七壇の修法。
しちぶ‐づき【七分搗き】
玄米をついて、外皮の7割程度を取り去ること。また、その米。
し‐ちへい【視地平】
目で見える地平の限界。
しち‐へんげ【七変化】
1 変化舞踊の形式の一。7種の小品舞踊を組み合わせ、一人の俳優が連続して早変わりで踊り分けるもの。七化(ななば)け...
しちへんじん【七偏人】
滑稽本。梅亭金鵞作、梅の本鶯斎画。安政4年(1857)から文久3年(1863)にかけて5編5冊を刊行。江戸の遊び人...
しち‐べん【七弁】
太政官(だいじょうかん)の七人の弁官。左右の大弁・中弁・少弁の六人と、中・少弁の中で権官(ごんかん)に補せられた者...
しち‐ほう【七宝】
1 仏教で、7種の宝。無量寿経では金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・硨磲(しゃこ)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう...
しちほ‐の‐さい【七歩の才】
《魏の曹植が、兄の曹丕(そうひ)の命令で兄が七歩あるく間に兄弟の不仲を嘆く詩を作ったという「世説新語」文学の故事か...
しちほんまつ‐どおり【七本松通り】
京都市街地西部を南北に走る道路の呼び名。大報恩寺をはじめ、周辺には寺院が多い。全長約6.4キロ。平安京の皇嘉門(こ...
しちほん‐やり【七本槍】
⇒賤(しず)ヶ岳の七本槍
しち‐ぼうこう【質奉公】
江戸時代、債務履行の担保として人身を債権者のもとに質入れしたこと。奉公人は一定期間住み込みで働き、債務(身代金)返...
しちまい‐きしょう【七枚起請】
熊野牛王(ごおう)の誓紙7枚を継ぎ合わせて書いた起請文。また、遊女が客に宛てた長文の起請文。
しち‐みせ【質店】
「質屋」に同じ。
しちみ‐とうがらし【七味唐辛子】
香辛料の一。唐辛子・黒胡麻・麻の実・山椒(さんしょう)・陳皮(ちんぴ)・けしの実・青海苔(のり)または紫蘇(しそ)...
しち‐みょうねん【七明年】
[形動ナリ]気の長いさま。先の長いさま。「庭に柿の核(さね)を植ゑて、八年したらば孫共に木練(こねり)の取り飽きさ...
しちみょう‐はったい【七名八体】
各務支考(かがみしこう)が説いた連句の付合(つけあい)論。七名は前句へ付ける構想の立て方の分類で、有心(うしん)・...