じ‐う【時雨】
1 ちょうどよいときに降る雨。 2 しぐれ。
じ‐う【慈雨】
万物を潤し育てる雨。また、日照り続きの時に降る雨。恵みの雨。「干天(かんてん)の—」《季 夏》
ジウ
⇒ディウ
じ‐うえ【地植え】
地面に直接、草花などを植えること。鉢植えに対していう。露地植え。
じ‐うけ【地請け】
地代の支払いなどを地主に保証すること。また、その保証人。「合羽干場(カッパほしば)の—に立つのだ」〈滑・膝栗毛・二〉
じ‐うす【地薄】
[名・形動]布地が薄いこと。また、そのさま。「—な生地」⇔地厚。
じ‐うた【地歌/地唄】
1 ある地方だけで歌われている俗謡。土地の歌。 2 三味線声曲の一種。江戸初期に発生。上方(かみがた)を中心に、盲...
じ‐うた【地歌】
和歌の百首などで、趣向をこらすことなく軽く詠んだ歌。平凡な歌で秀歌を際立たせる働きがあるところからいわれる。
じうた【地唄】
有吉佐和子の短編小説。伝統芸能の世界に生きる父娘の愛憎の絆を描く。昭和31年(1956)、雑誌「新思潮」に発表、文...
じ‐うたい【地謡】
1 能で、謡曲の地の文の部分を大勢で謡うこと。また、その人々やその謡。シテ方が受け持つ。 2 狂言で、謡の部分を大...
じうたい‐かた【地謡方】
能で、地謡を専門に受け持つ人々の称。
じうたい‐ざ【地謡座】
能舞台の向かって右側の間口3尺(約90センチ)の板敷きで、脇座よりも奥寄りの部分。地謡の人々が舞台の方を向いて横2...
じうたい‐ぶし【地謡武士】
自分は格別の働きもないのに、他人の功労を非難する武士。
じうた‐まい【地歌舞】
上方舞のうち、地の音楽として地歌を用いるもの。また、広く上方舞のこと。
時雨(じう)の化(か)
《「孟子」尽心上から》君主の仁徳を、時雨が草木を潤し成長させるのにたとえていう言葉。
じ‐うん【自運】
書道で、自分の創意でもって自由に筆を運ぶこと。また、そうして書いたもの。⇔臨書。
じうん【似雲】
[1673〜1753]江戸中期の僧・歌人。安芸(あき)の人。西行を敬慕し、諸国行脚(あんぎゃ)の生活を送った。著「...
じ‐うん【時運】
時のめぐり合わせ。時の運。
じうん【慈雲】
[1718〜1805]江戸中期の真言宗の僧。大坂の人。諱(いみな)は飲光(おんこう)。顕・密・禅の各教を学修し、特...