じゅんじょ‐だ・てる【順序立てる】
[動タ下一]一定の順序に筋道を立てる。「—・てて述べる」
じゅんじょ‐ふどう【順序不同】
並べ方に一定の基準がないこと。名前などを書き並べる際の但し書きに用いる語。順不同。
じゅん・じる【殉じる】
[動ザ上一]「じゅん(殉)ずる」(サ変)の上一段化。「職に—・じる」
じゅん・じる【準じる/准じる】
[動ザ上一]「じゅん(準)ずる」(サ変)の上一段化。「先例に—・じる」
じゅん‐すい【純水】
不純物のきわめて少ない水。イオン交換樹脂処理などによって得られる。
じゅん‐すい【純粋】
[名・形動] 1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「—な(の)アルコール」「—...
じゅんすい‐がいねん【純粋概念】
《(ドイツ)reiner Begriff》カント哲学で、経験をまじえないアプリオリな概念。
じゅんすい‐けいけん【純粋経験】
哲学で、反省を含まず、主観・客観が区別される以前の直接に与えられた経験。W=ジェームズ・西田幾多郎らの哲学にみられる。
じゅんすい‐けいざいがく【純粋経済学】
経済的社会制度などは与えられたものとして問わず、純粋に経済現象だけを抽出して研究しようとする近代経済学の一。ワルラ...
じゅんすい‐し【純粋詩】
《(フランス)poésie pure》経験・教訓などのあらゆる散文的要素を排した詩。マラルメ・バレリーらが提唱。
じゅんすい‐すうがく【純粋数学】
抽象的な数学の概念そのものを研究の対象とする数学の分野。代数学・幾何学・解析学など。応用数学と対をなす概念。
じゅんすいそがた‐ねんりょうでんち【純水素型燃料電池】
高純度の水素と空気中の酸素の化学反応で発電する燃料電池。炭化水素系燃料を改質する機器などが不要で小型化が容易。
じゅんすい‐ばいよう【純粋培養】
[名](スル) 1 細菌・カビなどを、他の種類を混在させない状態で、一種類だけ培養すること。 2 子供を社会の悪い...
じゅんすい‐ぶっしつ【純粋物質】
⇒純物質
じゅんすい‐もちかぶがいしゃ【純粋持(ち)株会社】
グループ各社の株式を所有することにより、それらの会社の事業活動を支配することを主事業とする会社。利益は株式の配当に...
じゅんすい‐リスク【純粋リスク】
損害や損失のみをもたらす危険のこと。保険業における火災・地震・気象災害など。静態的リスク。→投機的リスク
じゅんすい‐りせい【純粋理性】
《(ドイツ)reine Vernunft》カント哲学で、最広義には、経験から独立した先天的認識能力および先天的意志...
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判】
《原題、(ドイツ)Kritik der reinen Vernunft》哲学書。カント著。1781年刊。人間の認識...
じゅんすい‐れい【純粋令】
ビールの原料を大麦・ホップ・水・酵母に限定する、ドイツの法律。1516年にバイエルン公ウィルヘルム4世が制定。ビー...
じゅん・ずる【殉ずる】
[動サ変][文]じゅん・ず[サ変] 1 主君などの死を追って死ぬ。殉死する。「亡君に—・ずる」 2 ある人に義理立...
じゅん・ずる【準ずる/准ずる】
[動サ変][文]じゅん・ず[サ変] 1 あるものを基準にしてそれにならう。また、あるものと同様の資格で扱う。「処置...
じゅん‐せい【純正】
[名・形動] 1 純粋で正しいこと。まじりけがなく、本来のものであること。また、そのさま。「—な理想」「—食品」 ...
じゅん‐せい【淳正】
[名・形動]飾りけがなく正しいこと。また、そのさま。「真の開化と申すものは…自ら風俗も—になるもので」〈加藤弘之・...
じゅん‐せい【準正】
嫡出でない子が、その父母の婚姻・認知によって嫡出子の身分を取得すること。
じゅん‐せい【準星】
⇒クエーサー
じゅんせい‐かがく【純正化学】
化学の基礎的研究部門である理論化学・無機化学・有機化学などの総称。応用化学に対していう。
じゅんせいじょうけい‐テスト【準正常系テスト】
コンピューターシステムやソフトウエアの動作検証で、想定される異常が発生した際、仕様通りに動作するかどうかを確認する...
じゅんせいたいけい‐せいさんりょう【純生態系生産量】
⇒生態系純生産量
じゅんせい‐ちょう【純正調】
音階中の各音の音程関係を整数比とし、和音の協和度を高くした音律。純正律。
じゅんせいちょう‐オルガン【純正調オルガン】
純正調による演奏の可能なオルガン。明治22年(1889)田中正平がドイツで発明。
じゅんせい‐は【順世派】
《(梵)Lokāyataの訳》仏教以前から存在した、インドの唯物論の一派。地・水・火・風の四大を認め、精神の存在を...
じゅんせい‐ひん【純正品】
《genuine product》ある製品のメーカーが、自社製品向けに製造・販売している関連製品。製品同士を組み合...
じゅんせい‐りつ【純正律】
⇒純正調
じゅん‐せっしょう【准摂政】
平安時代の臨時の職名。摂政でない臣に、叙位・除目(じもく)などの政務を摂政に準じた資格で行うように命じたもの。
じゅん‐せつ【順接】
[名](スル)二つの文または句の接続のしかたで、前件が後件の順当な原因・理由などになっているもの。「風が吹けば桶屋...
じゅん‐せん【準線】
楕円・双曲線・放物線で、曲線上の点から焦点に至る距離との比が一定であるような定直線。
じゅん‐せんゆう【準占有】
自己のためにする意思で、物以外の財産権を行使すること。占有に関する規定が準用される。
じゅん‐ぜつめつきぐ【準絶滅危惧】
レッドリストで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目の一つ。現時点での絶滅危険度は小さいが、...
じゅん‐ぜん【純然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 まじりけのないさま。「—たる在来種」 2 まさしくそれに相違ないさま。「—たる...
じゅん‐そ【淳素】
[名・形動ナリ]《「しゅんそ」とも》すなおで飾りけがないこと。また、そのさま。淳朴。「世を—に返し」〈平治・上〉
じゅん‐そう【順走】
[名](スル)ヨットや帆船などが順風を受けて帆走すること。
じゅん‐そく【準則】
規則にのっとること。また、よりどころとすべき規則。「—を定める」
じゅんそく‐しゅぎ【準則主義】
法律で一定の要件を定めておき、それを備えた社団または財団が設立されたときはただちに法人格を認める主義。日本では、会...
じゅん‐そんえき【純損益】
簿記で、一定期間における総収益と総費用との差額。→税引後当期純損益
じゅん‐そんしつ【純損失】
一定期間の総収益から、総費用を控除した差額がマイナスになる場合の、その差額。→税引後当期純損失
じゅん‐ぞう【純増】
一定期間内の純粋増加部分。
じゅん‐ぞく【醇俗/淳俗】
1 人情にあつく、世間ずれしていない風俗。純朴な風俗。 2 純粋なことと雑駁(ざっぱく)なこと。また、上品なことと...
じゅん‐たいかけんちくぶつ【準耐火建築物】
壁や柱などの主要構造部に耐火建築に準ずる耐火性能があると認められた建築物。
じゅん‐たいげん【準体言】
体言以外で、文中において体言と同じはたらきをしている語句。「行くがいい」「苦しきに耐える」の「行く」「苦しき」など。
じゅんたい‐じょし【準体助詞】
助詞の種類の一。種々の語に付いてある意味を添え、それの付いた語句を全体として体言と同じ働きをもつものとする。ほとん...