せき【積】
1 積むこと。積もること。また、積んだもの。「お庄は空罎の—の前に立って」〈秋声・足迹〉 2 大きさ。広さ。余裕。...
せき【籍】
1 戸籍。「結婚して—を入れる」 2 学校や団体の一員として名を連ねていること。また、その資格。「大学に—を置く」
せき【齣】
1 中国の戯曲の一段・一幕。俳優一同が下場することによって区切る。→齣(こま) 2 江戸時代の小説や戯曲の区切り・...
せき【寂】
[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりとして静かなさま。「—として声なし」「生命の流れの—として充実した感じが」〈...
せき【石】
[接尾]助数詞。 1 腕時計などの軸受けにする宝石を数えるのに用いる。「二七—の時計」 2 電気製品でトランジスタ...
せき【隻】
[接尾]助数詞。 1 比較的大きい船を数えるのに用いる。「駆逐艦二—」 2 屏風など対(つい)になっているものの片...
せき‐あ【積痾】
長い間治らないでいる病気。ながわずらい。宿痾。
せき‐あい【惜愛】
おしみいつくしむこと。愛惜。
せき‐あ・う【塞き合ふ】
[動ハ四]すきまもないほどに込み合う。「六波羅の門前には、馬車の立ち所もなく—・ひたるに」〈古活字本平治・上〉
せき‐あ・う【塞き敢ふ】
[動ハ下二]抑えて我慢する。こらえる。「げにそのをりよりも—・へぬ悲しさやらむ方なし」〈源・幻〉
せき‐あく【積悪】
悪事を積み重ねること。また、積もり重なった悪事。しゃくあく。⇔積善。
積悪(せきあく)の家(いえ)には必(かなら)ず余殃(よおう)あり
《「易経」坤卦から》悪事を積み重ねてきた家には、その報いとして必ず子孫にまで及ぶ災いがやってくる。
せき‐あ・げる【咳き上げる/急き上げる】
[動ガ下一][文]せきあ・ぐ[ガ下二] 1 しきりにせきをする。せきこむ。「苦しげに—・げる」 2 涙がこみ上げて...
せき‐あ・げる【塞き上げる/堰き上げる】
[動ガ下一][文]せきあ・ぐ[ガ下二]流水をせきとめる。また、せきとめて逆流させる。「川の水を—・げる」
せき‐あじ【関鰺】
豊予海峡で一本釣りされ、大分県佐賀関漁港に水揚げされる瀬付きのマアジ。大分県漁業協同組合佐賀関支店が出荷するブラン...
席(せき)暖(あたた)まるに暇(いとま)あらず
⇒席の暖まる暇もない
せき‐い【赤緯】
赤道座標における緯度。赤道から北はプラス、南はマイナスの符号をつけて表す。
せき‐いた【堰板/関板】
1 建築の基礎工事や土木工事で、掘削した所の土が崩壊しないように設ける土留め用の板。 2 コンクリートを流し込み、...
せきいた‐さく【堰板柵】
土砂が崩れないように、堰板を用いて設けた柵。土留め柵。山留め柵。
せき‐いつ【尺一】
1 1尺1寸(約33.3センチ)。しゃくいち。 2 《中国上代に詔書を写すのに1尺1寸の長さの板を用いたことから》...
せき‐いり【席入り】
⇒座入り
せき‐い・る【咳き入る】
[動ラ下二] 1 続けて激しくせきをする。激しくせきこむ。「煙にむせて—・る」 2 しきりにしゃくりあげる。「一度...
せき‐い・る【塞き入る/堰き入る】
[動ラ下二]流れをせきとめて、他の流れへ導き入れる。「この頃水—・れて涼しき陰に侍る」〈源・帚木〉
せき‐いん【石印】
1 石に彫った印。 2 「石版印刷」の略。「—本」
せき‐いん【惜陰】
《「陰」は歳月の意》時の早く過ぎていくのを惜しむこと。また、少しの時間を惜しんで努力すること。
せき‐う【赤烏】
《太陽の中に3本足の烏(からす)がいるという中国の伝説から》太陽の異称。「既にして—西に飛ぶ」〈海道記〉
せき‐う【積羽】
積みかさねられた鳥の羽。
せき‐う【積雨】
長く降り続く雨。ながあめ。
せき‐うつ【積鬱】
1 うっとうしい日の続くこと。 2 心配が積もること。また、その心配。
積羽(せきう)舟(ふね)を沈(しず)む
《「淮南子(えなんじ)」繆称訓から》軽い羽根も大量になると、その重さで舟も沈む。小さなことも積もり重なると大事にな...
せき‐うん【積雲】
十種雲形(雲級)の一。上面が盛り上がってドーム状となり、雲底はほぼ水平の雲。晴れた日中に発達する。略号はCu。綿雲...
せきうん‐たいりゅう【積雲対流】
積雲、積乱雲の発生に伴う対流。湿潤な大気において、上昇流では水蒸気の凝結と潜熱の放出が生じ、大気の状態は不安定になる。
せき‐えい【石英】
二酸化珪素(けいそ)からなる鉱物。ふつうガラス光沢をもつ六方晶系の柱状か錐状の結晶で、透明なものを水晶という。花崗...
せき‐えい【隻影】
ただ一つの物の影。片影。
せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
⇒デーサイト
せきえい‐ガラス【石英ガラス】
二酸化珪素(けいそ)だけを成分とするガラス。石英や純度の高い珪石・珪砂などを融解して作る。耐熱性・耐酸性にすぐれ、...
せきえい‐ぐん【赤衛軍】
1917年、ソビエト革命政権樹立のため、ボリシェビキの指導下に武装した労働者・農民によって編制された軍隊。赤軍の前...
せきえい‐しゃ【石英砂】
⇒珪砂(けいしゃ)
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
深成岩の一。完晶質・粗粒の岩石で、斜長石・石英・角閃石が主成分鉱物。カリ長石が多いものは花崗(かこう)閃緑岩とよばれる。
せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
流紋岩(りゅうもんがん)のこと。
せきえい‐はんがん【石英斑岩】
半深成岩の一。斑晶は石英・カリ長石・黒雲母(くろうんも)などで、石英の結晶が大きく目立つ。石基は微細な結晶。
せき‐エチケット【咳エチケット】
インフルエンザなどの感染拡大を防ぐための、咳やくしゃみをするときのマナー。マスクを着用する、マスクのない場合はティ...
せき‐えん【石燕】
⇒スピリファー
せき‐えん【積怨】
積もるうらみ。「—を晴らす」
せき‐おう【石黄】
硫化砒素(ひそ)からなる鉱物。黄色で半透明、樹脂光沢をもつ。鶏冠石に伴って産することが多く、有毒。雄黄(ゆうおう)。
せき‐おくり【関送り】
1 京都から旅に出る人、特に、伊勢参宮の人を逢坂(おうさか)の関まで送ること。⇔関迎え。 2 旅立ちの人を見送るこ...
せき‐おんせん【関温泉】
新潟県妙高(みょうこう)市の妙高山東麓にある温泉。泉質は塩化物泉。
せき‐か【石果】
《「せっか」とも》「核果(かっか)」に同じ。
せき‐かく【石恪】
中国五代、後蜀(ごしょく)の画家。成都(四川省)の人。字(あざな)は子専。水墨による道釈画・人物画に長じ、奔放な筆...
せき‐かく【赤核】
中脳にある、卵円形の神経核。大脳皮質や小脳から情報の入力を受け、不随意運動の調節を行う。名称は、鉄部を多く含みピン...