そう‐ぶ【菖蒲】
《「そう」は「しょう」の直音表記》「しょうぶ(菖蒲)」に同じ。「—ふく家に時鳥(ほととぎす)鳴けり」〈落窪・三〉
そう‐ぶつ【総物/惣物】
盆・暮れに主人から奉公人に与える衣類などをいう。〈日葡〉
そうぶ‐の‐かずら【菖蒲の鬘】
「あやめかずら」に同じ。「—赤紐の色にはあらぬを、領布(ひれ)、裾帯などして」〈枕・八九〉
そうぶ‐の‐こし【菖蒲の輿】
「あやめのこし」に同じ。「—朝餉(あさがれひ)の壺にかきたてて」〈讃岐典侍日記・下〉
そうぶ‐の‐さしぐし【菖蒲の挿し櫛】
5月5日の節句に用いる、菖蒲で作った挿し櫛。また、菖蒲の葉を櫛のようにさしたもの。「御節供まゐり、若き人々—さし」...
そうぶ‐ほんせん【総武本線】
東京から千葉を経て銚子(ちょうし)に至るJR線。御茶ノ水・錦糸町間を含む。明治27〜37年(1894〜1904)両...
そう‐ぶん【処分】
「そぶん(処分)」の音変化。「生ける時—してむ」〈落窪・四〉
そう‐ぶん【宋文】
中国、宋代の文章。古文を模範としたもの。唐代まで主流であった四六駢儷文(しろくべんれいぶん)に替わる古文復興をいう。
そう‐ぶん【奏文】
天皇に意見を申し上げる文章。
そう‐ぶん【奏聞】
⇒そうもん(奏聞)
そうぶん‐こばん【草文小判】
文政小判の異称。裏面に草書体で「文」の字がある。草字小判。→文政金銀
そうぶん‐さい【総文祭】
「全国高等学校総合文化祭」の略。
そう‐ぶんり【相分離】
単一の相にあった物質が、温度・圧力などの変化によって複数の相に分離すること。
そう‐へい【僧兵】
平安後期以降、興福寺・延暦寺・園城寺などの大寺で、武芸を練り、仏法守護の名目で戦闘に従事した僧。しばしば朝廷や幕府...
そう‐へい【操兵】
兵士を訓練・指揮すること。
そう‐へいこう【相平衡】
物質の複数の相が安定した状態で共存していること。
そう‐へき【双璧】
1 一対の宝玉。 2 ともにすぐれていて優劣のつけがたい二つのもの。「現代画壇の—」
そうへき‐もん【藻壁門】
平安京大内裏外郭十二門の一。宮殿の西面中央にある。佐伯門(さえきもん)。西中御門(にしのなかみかど)。
そう‐へんい【相変異】
生物個体群の密度に大きな変化があるときに、同一種の個体に形態・色彩・生理・行動などの著しい変化が現れる現象。普通は...
そう‐へんか【相変化】
⇒相転移
そうへんか‐メモリー【相変化メモリー】
ある特定の材料を加熱し、抵抗が小さい結晶状態と抵抗が大きいアモルファス状態の間で相変化(相転移)させることで、情報...
そうへん‐りゅう【宗徧流】
茶道の流派の一。千宗旦の門弟山田宗徧を開祖とする。宗旦流に武家風の力強さが加味されている。
候(そろ)べく候(そろ)
1 「そうろう(候)」に同じ。女性の手紙に多く用いられた。「さてさて無沙汰に思ひまゐらせ—とも書いてやれ」〈松の葉...
そう‐べつ【送別】
[名](スル)別れて行く人を送ること。「—の辞」「転勤する同僚を—する」「—会」
そう‐べつ【層別】
[名](スル)統計調査などの際に、対象となる母集団を、いくつかの層に分けること。層化。
そう‐べつ【総別/惣別】
[副]総じて。概して。おおよそ。「—、役人ちゅうもんは上役に向うと価値(ねうち)のないもんじゃがのう」〈上司・太政...
そうべつ‐ちゅうしゅつほう【層別抽出法】
⇒層化抽出法
そうべつ‐にんいぬきとり【層別任意抜(き)取り】
⇒層化抽出法(そうかちゅうしゅつほう)
そう‐べん【総弁/総辨】
ある事をすべて処理すること。また、その職。
そうべんもう‐そうるい【双鞭毛藻類】
渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)の別名。
そう‐ほ【相補】
互いに不足を補うこと。「—関係」
そう‐ほ【巣父】
中国古代の伝説上の隠者。樹上に巣を作って住んだという。そうふ。→許由巣父(きょゆうそうほ)
そうほ‐いりょう【相補医療】
⇒補完医療
そう‐ほう【双方】
1 関係するものの両方。あちらとこちら。「—の言い分をきく」 2 二つの方形。「—中円墳」
そう‐ほう【走法】
陸上競技などでの、走り方。スキー競技・スケート競技での滑り方についてもいう。「ストライド—」「ピッチ—」
そう‐ほう【宗法】
中国、周代の家族制度。祖先を同じくする数家族で、大宗(本家)が小宗(分家)を統制し、祖先に対する祭祀などを行い、嫡...
そう‐ほう【奏法】
楽器を演奏する技法。
そう‐ほう【相法】
人相・家相・地相などを見て、その吉凶・運命などを判断する方法。観相法。
そう‐ほう【葬法】
死体をほうむる方法。火葬・風葬・土葬・水葬など。
そう‐ほう【漕法】
ボートなどをこぐ方法。
そう‐ほう【総包/総苞】
花序全体を基部で包む小さいうろこ状の包の集まり。菊・タンポポなどにみられる。
そう‐ほう【遭逢】
[名](スル)出会うこと。遭遇。「尚一層の不幸に—し」〈菊亭香水・世路日記〉
そう‐ほう【操法】
機械・器具などの取り扱い方。操縦・操作の方法。
そう‐ほう【霜蓬】
霜が降りて白くなった蓬(よもぎ)。生気のない、乱れた白髪のたとえにいう。「頭(かうべ)には—を戴き」〈謡・卒都婆小町〉
そう‐ほうこう【双方向】
通信や放送などで、情報伝達の方向が一方向でなく、受信側からも発信できる方式。「—CATV」「—中継器」
そうほう‐こうい【双方行為】
当事者双方の意思表示が合致して成立する法律行為。契約がその典型。→合同行為 →単独行為
そうほうこう‐つうしん【双方向通信】
送信側と受信側の双方から伝達が可能な通信方式。電話や電子メールなどをさす。二重通信。ツーウエーコミュニケーション。...
そうほうこう‐テレビ【双方向テレビ】
《interactive television》テレビ局(放送事業者)と視聴者が双方向にコミュニケーションを行える...
そうほうこう‐にんしょう【双方向認証】
《interactive authentication》コンピューターネットワークなどにおける、認証方式の一。当事...
そうほうこう‐バブルソート【双方向バブルソート】
⇒シェーカーソート