そが‐の‐いるか【蘇我入鹿】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。蝦夷(えみし)の子。皇極天皇に仕えて権勢を振るい、山背大兄王(やましろのおおえのおう...
そが‐の‐うまこ【蘇我馬子】
[?〜626]飛鳥時代の豪族。稲目の子。排仏派の物部守屋を滅ぼし、崇峻天皇を暗殺して実権を握った。日本最初の史書と...
そが‐の‐えみし【蘇我蝦夷】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。馬子の子。父を継いで大臣となり、専横を極めた。子の入鹿(いるか)が暗殺されると、自邸...
そが‐の‐くらやまだ‐の‐いしかわのまろ【蘇我倉山田石川麻呂】
⇒蘇我石川麻呂(そがのいしかわのまろ)
そがのたいめん【曽我の対面】
歌舞伎狂言。時代物。一幕。曽我兄弟がかたきの工藤祐経(くどうすけつね)に対面する場面。享保(1716〜1736)以...
そがのや【曽我廼家】
日本最初の喜劇の劇団。明治37年(1904)曽我廼家五郎・十郎が創立。大阪を本拠に活動し、大阪俄(にわか)と歌舞伎...
そがのや‐ごろう【曽我廼家五郎】
[1877〜1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団...
そが‐は【曽我派】
日本の漢画系の画派。室町時代に曽我蛇足を始祖的な存在とする画派が現れ、安土桃山時代には曽我直庵、江戸時代には曽我蕭...
そが‐まつり【曽我祭】
江戸の歌舞伎劇場で、曽我狂言を正月から5月まで継続興行した年に、曽我兄弟のあだ討ちのあった5月28日を中心に行った...
そが‐もの【曽我物】
曽我兄弟の事跡を主題とした能・幸若舞(こうわかまい)・浄瑠璃・歌舞伎などの作品の総称。「元服曽我」「小袖曽我」「夜...
そがものがたり【曽我物語】
軍記物語。12巻または10巻。作者未詳。鎌倉末期あるいは室町前期の成立か。曽我兄弟の生い立ちから、富士の狩り場で父...
そがもようたてしのごしょぞめ【曽我綉侠御所染】
歌舞伎狂言。世話物。6幕。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。柳亭種彦の読本「浅間嶽面影双紙(あさま...
そ‐がん【素顔】
白い顔。化粧をしていない顔。すがお。
そ‐がん【素願】
平素からの願い。素懐。
そ‐がん【訴願】
[名](スル) 1 うったえねがうこと。 2 違法または不当な行政処分につき、特定の行政庁に対してその再審査を請求...
そき【退き】
《動詞「そ(退)く」の連用形から》遠く離れた場所。遠隔の地。果て。「山の—野の—見よと伴の部を班(あか)ち遣はし」...
そ‐き【祖忌】
祖師の忌日。また、その法要。
そ‐き【庶幾】
[名](スル)「しょき(庶幾)」に同じ。「これ—するところの合戦なり」〈太平記・三四〉
そぎ【削ぎ/枌】
《動詞「そぐ」の連用形から。古くは「そき」》「削ぎ板」に同じ。
そぎ‐いた【削ぎ板/枌板】
《古くは「そきいた」》木を薄く削って作った屋根葺(ふ)き用の板。そぎ。
そき‐え【退き方】
遠く離れたあたり。「山川の—を遠みはしきよし妹を相見ずかくや嘆かむ」〈万・三九六四〉
そきだ‐く
[副]程度のはなはだしいさま。たいへん。非常に。「—もおぎろなきかも」〈万・四三六〇〉
そ‐きゃく【阻却】
[名](スル)しりぞけること。さまたげること。「刑法上の違法性を—する」
そ‐きゅう【訴求】
[名](スル)広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること。「—対象」
そ‐きゅう【遡及/溯及】
[名](スル)過去にさかのぼって影響・効力を及ぼすこと。「規定の適用を四月に—して行う」
そ‐きゅう【遡求】
手形・小切手の支払いがないとき、または支払いの可能性が減じたとき、その所持人が、振出人や裏書人などに対し、代償とし...
そきゅう‐こう【遡及効】
法律や法律要件の効力が、その成立以前にさかのぼって及ぶこと。⇔将来効。
そきゅう‐ぜんそう【遡及全喪】
厚生年金記録の改竄(かいざん)手法の一。会社が存続していて従業員が保険料を支払い続けているにもかかわらず、事業主が...
そ‐きょう【疎狂/疏狂】
そそっかしく、ひどく常識にはずれていること。
そきょう‐でん【承香殿】
「しょうきょうでん(承香殿)」に同じ。「女御更衣参り給へり。その夜は—の御とのゐなり」〈宇津保・蔵開中〉
そ‐ぎ【素義】
素人(しろうと)義太夫のこと。昭和初期の語。「…素義会」の形で、同好会の名称に用いられた。
そぎ‐あま【削ぎ尼】
髪を短くそいで肩のあたりに切りそろえた尼。「墨染めの袈裟に変はりし—姿」〈浄・伊賀越〉
そぎ‐えり【削ぎ襟】
「半襟」に同じ。「早川織に—をかけて」〈浮・一代女・五〉
そぎ‐おと・す【削ぎ落(と)す】
[動サ五(四)] 1 けずり落とす。けずりとる。「骨についた魚の肉を—・す」「贅肉(ぜいにく)を—・す」 2 髪を...
そぎ‐きり【削ぎ切り】
包丁をななめにして、肉や魚を薄く切ること。「フグを—にする」
そぎ‐すえ【削ぎ末】
髪の毛を削ぎ落としてそろえた末端。また、削ぎ落とした髪。「髪は尾花のやうなる—して」〈能因本枕・一八六〉
そぎ‐す・つ【削ぎ捨つ】
[動タ下二] 1 髪を切る。また、髪を切って出家する。「清らなる御髪を—・てて」〈源・柏木〉 2 省略する。はぶく...
そぎ‐そで【削ぎ袖】
振袖の袖の形の一。袖口を小さくし、袖下の角を丸く削ぎ取ったような形の袖。江戸初期に流行。
そぎ‐だけ【削ぎ竹】
先を削いでとがらせた竹。
そぎ‐つぎ【削ぎ接ぎ/殺ぎ継ぎ】
1 二つの木材の端を斜めに削ぎ落とし、その切り口を合わせて釘で止める接合法。 2 金属と木、竹と木のように材質の異...
そぎ‐と・る【削ぎ取る】
[動ラ五(四)]削いで取る。けずりとる。「耳を—・られる」
そぎ‐ぶき【削ぎ葺き/枌葺き】
削ぎ板で屋根を葺くこと。また、その屋根。
そぎ‐めつぎ【削ぎ芽接ぎ】
接ぎ木の方法の一。台木の側面をはぐようにけずり、上部を開いて芽のついた接ぎ穂を挿入し、固定する。
そぎ‐や【殺ぎ屋】
製造元から見切り品を安く仕入れ、特価品を扱う露天商などに卸す問屋。
そ‐ぎょう【祖業】
祖先が始めた事業。今日まで祖先から受け継いできた事業。
そく【塞】
⇒さい
そく【燭】
⇒しょく
そく【仄】
[音]ソク(漢) [訓]ほのか 1 かたよる。傾く。「仄日」 2 かたよって。わきから。ほのかに。「仄聞」 3 漢...
そく【即】
[常用漢字] [音]ソク(呉) [訓]つく すなわち 1 そのものにぴったりくっつく。つく。「即位・即物的/相即・...
そく【束】
[音]ソク(呉) [訓]たば つか つかねる [学習漢字]4年 〈ソク〉 1 引き締めて一つにまとめる。「束帯・束...