タビテウエア‐とう【タビテウエア島】
《Tabiteuea》太平洋中部、キリバスのギルバート諸島最大の環礁。首都タラワの南東約330キロメートルに位置す...
たび‐で【旅出】
旅行に出発すること。出立(しゅったつ)。
たび‐でたち【旅出立ち】
《「たびでだち」とも》旅行の身ごしらえ。旅支度。旅装束。旅装。「馬三四疋、乗れる男は—にて」〈蘆花・自然と人生〉
た‐びと【田人】
《「たひと」とも》田を耕す人。田子(たご)。農夫。「唯—の食(をしもの)を送るにこそ」〈記・中〉
たびと【旅人】
《古くは「たひと」とも》「たびびと」の音変化。「家ならば妹が手まかむ草枕旅に臥(こ)やせるこの—あはれ」〈万・四一五〉
たび‐どころ【旅所】
自宅を離れて宿る所。旅先の宿所。旅宿(りょしゅく)。「この大弐の土忌みに—にありけるを」〈浜松・三〉
たび‐どり【旅鳥】
渡りの途中、春・秋に定期的に姿を見せる鳥。日本ではシギ・チドリ類に多い。
たび‐な・れる【旅慣れる/旅馴れる】
[動ラ下一][文]たびな・る[ラ下二]何度も経験しているため旅の諸事をうまくこなせる。「—・れた服装」
たび‐にっき【旅日記】
旅行中に見聞したものや感懐を記す日記。
タビニュ‐じいん【タビニュ寺院】
《Thatbyinnyu Temple》ミャンマー中部の都市遺跡バガンにある仏教寺院。12世紀半ば、パガン朝第4代...
タビニュ‐パゴダ
⇒タビニュ寺院
たび‐にん【旅人】
旅から旅へと渡り歩く人。各地を転々と渡り歩いている博徒などをいう語。
たび‐ね【旅寝】
[名](スル)自宅を離れ、よそで寝ること。旅先で泊まること。旅まくら。「異郷に—する」
たび‐ねずみ【旅鼠】
レミングの別名。大群をつくって大移動をするところからいう。
たびねろん【旅寝論】
向井去来の俳諧書。元禄12年(1699)成立。1冊。蕉門における重要な俳諧書の一つ。
たび‐の‐そら【旅の空】
1 旅行していて眺める空。 2 旅行先の土地にいること。家郷を離れている境遇。「—にあって故郷を思う」
旅(たび)の恥(はじ)は掻(か)き捨(す)て
旅先では知っている人もいないから、どんなに恥ずかしいことをしてもその場限りのものである。
たび‐の‐みや【旅の宮】
⇒御旅所(おたびしょ)
旅(たび)は憂(う)いもの辛(つら)いもの
旅先では知人もなく、とかく心配やつらいことが多いものである。
たび‐はだし【足袋跣】
下駄や草履を履かないで、足袋のまま地面を歩くこと。また、その姿。「—で、あわてて外に飛び出す」
旅(たび)は情(なさ)け人(ひと)は心(こころ)
旅では人の情けが何よりもありがたく感じられるし、また、人は心の持ち方が最も大切である。
旅(たび)は道連(みちづ)れ世(よ)は情(なさ)け
旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切である。
たび‐びと【旅人】
旅行をしている人。旅行者。
たびびとかえらず【旅人かへらず】
西脇順三郎の詩集。昭和22年(1947)刊行。
たびびと‐ざん【旅人算】
文章題の一。二人の旅人の歩く速さ・時間・距離の三つの関係をもとに、出会ったり追いついたりするのに要する時間や距離を...
たびびと‐の‐き【旅人の木】
オウギバショウの別名。りょじんぼく。
たびびとばしょう【旅人芭蕉】
荻原井泉水による俳論。大正12年(1923)刊。大正14年(1925)には続編も刊行された。
たび‐まくら【旅枕】
旅先で眠ること。旅寝。「—を重ねる」「郭公(ほととぎす)その神山の—ほの語らひし空ぞ忘れぬ」〈新古今・雑上〉
たび‐まね・し【度遍し】
[形ク]度数が多い。頻繁である。間断がない。「夜のほどろ出でつつ来(く)らく—・くなれば我(あ)が胸切り焼くごとし...
たび‐まわり【旅回り】
興行や商売をして各地を回ること。また、その人。「—のサーカス団」
たび‐もの【旅物】
遠い産地から消費地に輸送されてきた魚類や野菜類。レール物。
たび‐や【旅屋】
宿駅などの、旅人を泊める家。「都を出て、近江国甲賀の—に著(つく)」〈盛衰記・二七〉
たび‐やかた【旅館】
旅人を泊める家。宿屋。りょかん。「浮かれ女の浮かれてやどる—すみつきがたき恋もするかな」〈六百番歌合・恋下〉
たび‐やくしゃ【旅役者】
地方を巡業して回っている役者。どさ回りの役者。
たび‐やつれ【旅窶れ】
[名](スル)旅の疲れからやつれてみえること。たびやせ。「—した顔」
たび‐やど【旅宿】
旅行先の宿舎。りょしゅく。
たび‐やどり【旅宿り】
旅先で宿泊すること。また、その宿。たびやど。「はたすすき小竹(しの)を押しなべ草枕—せす古(いにしへ)思ひて」〈万...
たびゅうど【旅人】
《古くは「たびゅうと」とも》「たびびと」の音変化。「光陰は百代の—なり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
たび‐ゆき【旅行き】
旅に出ること。「—に行くと知らずて母父(あもしし)に言(こと)申(まを)さずて今ぞ悔しけ」〈万・四三七六〉
たびゆき‐ごろも【旅行き衣】
「旅衣(たびごろも)」に同じ。「泉川渡り瀬(ぜ)深み我が背子が—濡(ぬ)れひたむかも」〈万・三三一五〉
たび‐ゆ・く【旅行く】
[動カ四]旅に出る。旅行する。「潮速み磯廻(いそみ)に居(を)れば潜(かづ)きする海人(あま)とや見らむ—・く我を...
た‐びょう【多病】
[名・形動]病気がちなこと。よく病気をすること。また、そのさま。「才子—」
たび‐よそおい【旅装い】
旅行のときの服装。旅装束。旅支度。りょそう。
タビラ
ポルトガル南部の都市。ジラオン川の河口に位置する。紀元前よりフェニキア人、ギリシャ人の港が置かれ、現在も古代ローマ...
たびらこ【田平子】
1 キク科の越年草。本州以西の田やあぜに生える。高さ約10センチ。葉はロゼット状で羽状に裂ける。早春、黄色い頭状花...
たびら‐ゆき【太平雪】
《「だひらゆき」とも》薄くて大片の雪。春の淡雪。だんびら雪。かたびら雪。「鶯(うぐひす)の音に—降る/凡兆」〈猿蓑〉
たび‐レジ
《「たび(旅)」と「registration(登録)」を合わせた造語》外務省が短期海外渡航者を対象に、渡航先の安全...
タビン‐やせいどうぶつほごく【タビン野生動物保護区】
《Tabin Wildlife Reserve》マレーシア、ボルネオ島北東部、サバ州にある自然保護区。熱帯雨林が広...