つば【唾】
唾液(だえき)。つばき。「—をのみ込む」
つば【鍔/鐔】
1 刀剣の柄(つか)と刀身との境に挟んで、柄を握る手を防御するもの。板状で、多く鉄製。 2 釜の胴まわりに庇(ひさ...
ツバイク
⇒ツワイク
ツバイク
⇒ツワイク
つばいち【海柘榴市/椿市】
奈良県の三輪(みわ)山麓に開かれた古代の市(いち)。交通の要地で、歌垣(うたがき)も行われた。つばきのいち。つばきいち。
つばい‐もち【椿餅】
《「つばきもち」の音変化》唐菓子の一。餅の粉に甘葛(あまずら)をかけ、丸く固めて椿の葉2枚で包んだもの。つばいもちい。
つばい‐もちい【椿餅】
「つばいもち」に同じ。
つばい‐もも【椿桃/油桃/光桃】
《「つばきもも」の音変化。「づばいもも」とも》「ネクタリン」に同じ。
つば‐おと【鍔音】
刀の鍔で相手の刃物を受け止めたときに出る音。また、刀を抜き差しするとき、鍔が鯉口(こいぐち)などに当たって出る音。
つ‐ばき【唾】
《動詞「唾(つは)く」の連用形から。古くは「つはき」》唾液腺(だえきせん)から口の中に分泌されるねっとりした消化液...
つばき【椿/山茶/海石榴】
1 ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤブツバキともいう。高さ3〜7メートル...
つばき‐あぶら【椿油】
椿の種子からとれる不乾性油。黄色っぽく、特有のにおいがある。食用油・髪油などにする。伊豆諸島や九州南部が主産地。
つばきいち【海柘榴市】
⇒つばいち
つばきおおかみ‐やしろ【椿大神社】
三重県鈴鹿市山本町にある神社。祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。伊勢国一の宮。猿田彦大本宮。
つばき‐スプリンターズ【椿スプリンターズ】
陸上リレーの女子日本代表チームの愛称。平成26年(2014)に一般公募により命名された。→韋駄天(いだてん)スプリ...
つばき‐ちんざん【椿椿山】
[1801〜1854]江戸後期の南画家。江戸の人。名は弼(ひつ)。別号、休庵・琢華堂など。初め金子金陵、のち渡辺崋...
つばきのうみのき【椿の海の記】
石牟礼道子の自伝的小説。昭和51年(1976)刊行。
つばきひめ【椿姫】
《原題、(フランス)La Dame aux camélias》小デュマの長編小説。1848年刊。1852年戯曲化。...
つばき‐もち【椿餅】
1 「つばいもち」に同じ。 2 蒸した道明寺糒(ほしい)または上糝粉(じょうしんこ)でこしあんを包み、椿の葉2枚で...
つばき‐もも【椿桃】
⇒つばいもも
つばきやま【椿山】
乙川優三郎の短編小説集。平成10年(1998)刊。表題作のほか、「ゆすらうめ」「白い月」など四つの短編時代小説を収める。
つば‐ぎわ【鍔際】
1 刀身が鍔に接するところ。つばもと。 2 物事のせっぱつまった状態。せとぎわ。「太夫もさらさら身の捨つるを、—に...
つ‐は・く【唾く/唾吐く】
[動カ四]《「つばく」とも》つばを吐く。「三下(みたび)—・きて与へ給へ」〈神代紀・下〉
つばく・む【凸む】
[動マ四]《「つはくむ」とも》突出する。凹凸がある。「まなこの玉—・み出(い)でて」〈仮・伊曽保・上〉
つばくら【燕】
「つばくらめ」の略。《季 春》「—や扇ならべし店の窓/杢太郎」
つばくら‐め【燕】
つばめ。つばくら。《季 春》
つばくろ【燕】
《「つばくら」の音変化》つばめ。《季 春》
つばくろ‐えい【燕鱏】
アカエイ科の海水魚。全長約1メートル。体は幅が広い菱形で、尾は細くて短く、毒のとげがある。背面は緑色を帯びた灰褐色...
つばくろ‐ぐち【燕口】
携帯用の袋。絹・木綿などで製し、口を開くとツバメの尾のような形になるもの。
つばくろ‐だけ【燕岳】
長野県北西部、大町市と安曇野(あづみの)市との境にある山。飛騨山脈中部に位置する。標高2763メートル。花崗岩から...
つばさ
山形新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成4年(1992)運行開始。通常、東京・福島間は東北新幹線「やまび...
つばさ【翼】
1 鳥類の空中を飛ぶための器官。前肢が変形したもので、先端から初列風切り羽が10枚ほど、次列風切り羽が6〜30枚並...
つばさ‐ごかい【翼沙蚕】
多毛綱ツバサゴカイ科の環形動物。体長約20センチ。体に一対の翼状の背足枝をもつ。暖海の干潟の砂泥中にU字形の管を作...
つばさ‐ジャパン【翼ジャパン】
飛び込み競技の日本代表チームの愛称。平成27年(2015)に日本水泳連盟が発表した。 [補説]飛び込み台から空中に...
つばさなきてんし【翼なき天使】
小谷剛の小説。昭和30年(1955)刊行。
つばさのきょうえん【翼の饗宴】
山田克郎の小説。昭和16年(1941)刊行。
つばさのないとり【翼のない鳥】
青野聡の長編小説。昭和62年(1987)刊行。ヨーロッパを舞台に、外国人女性との愛と別れ、青春の彷徨(ほうこう)を描く。
つ‐ばす【津走】
(関西地方で)ブリの幼魚。《季 夏》
つば・する【唾する】
[動サ変][文]つば・す[サ変]つばを吐く。つばを吐きかける。「天に—・する」
つば‐ぜりあい【鍔競(り)合い/鍔迫り合い】
[名](スル) 1 打ち合わせた刀を鍔もとで受け止めたまま互いに押し合うこと。 2 勢力に差がなく、緊迫した状況で...
つばた【津幡】
石川県中部、河北郡の地名。北陸本線と七尾線との分岐点。東部に倶利伽羅(くりから)峠があり、西は河北潟に面する。
つばた‐まち【津幡町】
⇒津幡
つ‐ばな【茅花】
チガヤの花穂。また、チガヤの別名。《季 春》「おそろしき迄穂に出る—かな/子規」
つばな‐か・す【茅花かす】
[動サ四]《茅花の穂のようにする意》綿などをつまみひろげ、ほぐして柔らかにする。また転じて、気分を解きほぐす。心を...
つば‐なり【鍔鳴り】
刀を鞘(さや)におさめるとき、鍔が鯉口(こいぐち)と打ち合って発する音。
つば‐のみ【鐔鑿】
柄の根元に近い部分につばをつけたのみ。大釘を木に打ち込むための釘穴をあけるのに用い、たたき込んでからつばを逆にたた...
つばひら‐か【詳らか/審らか】
[形動ナリ]「つまびらか」に同じ。「右大臣の申さるる旨ことに—なりとて、それをぞ用ひられける」〈文明本愚管抄・五〉
つばひら‐け・し【詳らけし】
[形ク]くわしい。つまびらけし。「我等—・くこの人の咎に非ざることを知り」〈霊異記・中〉
つば‐びろ【鍔広】
帽子のつばの広いこと。また、そのような帽子。「—の麦わら帽」
つばま・る
[動ラ四]金銭などが一定の額に達する。「百に—・りましたことを、ちゃうどと申しますから」〈滑・膝栗毛・二〉