つか・える【仕える】
[動ア下一][文]つか・ふ[ハ下二] 1 目上の人のそばにいて、その人に奉仕する。「師に—・える」「父母に—・える...
つか・える【使える】
[動ア下一]《「使う」の可能動詞から》 1 有能で役に立つ。「補佐役として—・える人物」 2 剣術などに秀でている...
つか‐がしら【柄頭】
刀の柄の先の部分。また、その部分を覆う金具。縁頭(ふちがしら)。かしら。
つか‐ぐち【柄口】
刀の中子(なかご)の入る柄の口もと。
つか‐こうへい
[1948〜2010]劇作家・小説家・演出家。福岡の生まれ。本名、金峰雄。在日韓国人二世。大学在学中から戯曲を執筆...
つかさ【丘/阜】
小高くなっている所。おか。「佐保川の岸の—の柴な刈りそねありつつも春し来たらば立ち隠るがね」〈万・五二九〉
つかさ【官/司】
1 役所。官庁。「陰陽(おんみょう)の—」「—にも許し給へり今宵のみ飲まむ酒かも散りこすなゆめ」〈万・一六五七〉 ...
つかさ【長/首】
1 主要な人物。首長。おさ。「宮の—は、すなはち脚摩乳(あしなづち)、手摩乳なり」〈神代紀・上〉 2 主要なもの。...
つかさ‐くらい【官位】
官職と位階。かんい。「罪なくて罪に当たり、—を取られ」〈源・明石〉
つかさ‐こうぶり【官冠/官爵】
1 官職と位階。官位。「高き家の子として—心にかなひ」〈源・少女〉 2 年官と年爵。「受領までこそ得させ給はざらめ...
つかさ‐つかさ【官官/司司】
1 中央の各省庁。「—できちんと対応する」 2 多くの役所。また、多くの役人。つかさづかさ。「御法事にすべて—の人...
つかさ‐ど・る【司る/掌る】
[動ラ五(四)]《「官(つかさ)取る」の意》 1 職務・任務として取り扱う。役目としてそのことに当たる。「広告業務...
つかさ‐びと【官人】
官職にある人。官吏。役人。「—より始めて、諸々の民に至るまで」〈東関紀行〉
つかさ‐めし【司召】
「司召の除目(じもく)」の略。
つかさめし‐の‐じもく【司召の除目】
在京の諸官を任命する公事(くじ)。古くは春、平安中期ごろから秋に行われるようになった。内官の除目。秋の除目。京官の...
つかさ‐やっこ【官奴】
古代、官有の奴婢(ぬひ)。
つか・す【尽かす】
[動サ五(四)]すっかり出してなくす。出しつくす。「愛想を—・す」
付(つ)かず離(はな)れず
近づきすぎず、そうかといって離れもしないで、一定の距離を保ちながら関係を続けるさま。また、中立的な態度をとるさま。...
つかだ‐たいほう【冢田大峯】
[1745〜1832]江戸後期の儒学者。信濃の人。名は虎。寛政異学の禁を批判。のち、尾張藩明倫堂督学。著「聖道弁物...
つか‐つか
[副] 1 人前などに、ためらわずに進み出るさま。「—(と)歩み寄る」 2 不用意にものを言うさま。「母が—と親仁...
つか‐つくり【塚造】
キジ目ツカツクリ科の鳥の総称。全長50〜70センチでずんぐりしている。落ち葉や砂などで塚状の大きな巣を作って卵を産...
つか‐なが【柄長】
柄の長い刀剣。また、刀剣の柄を前へ長く出して腰にさすこと。
つか‐なみ【束並み/藁藉】
わらを畳ほどの広さに編んだ敷物。わらぐみ。「—の上によるよる旅寝して黒津の里になれにけるかな」〈夫木・三一〉
つか・ぬ【束ぬ】
[動ナ下二]「つかねる」の文語形。
つかぬ‐こと【付かぬ事】
[連語]それまでの話とは関係のないこと。だしぬけのこと。「ところで、—を伺いますが」
つかね‐お【束ね緒】
たばねるために用いるひも。結びひも。「あはれてふことだになくは何をかは恋の乱れの—にせむ」〈古今・恋一〉
つか・ねる【束ねる】
[動ナ下一][文]つか・ぬ[ナ下二] 1 一つにまとめてくくる。たばねる。「髪を—・ねる」 2 腕などを組む。こま...
つか‐の‐あいだ【束の間】
「つかのま」に同じ。「紅の浅葉の野らに刈る草(かや)の—も我(あ)を忘らすな」〈万・二七六三〉
つか‐の‐ま【束の間】
《一束(ひとつか)、すなわち指4本の幅の意から》ごく短い時間。ちょっとの間。「—の夢」「—も忘れない」
つか‐ばしら【束柱】
《「つかはしら」とも》短い柱。つか。
つかわ◦す【使はす】
[連語]《動詞「つか(使)う」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》お使いになる。「朝(あした)には召して使ひ夕(ゆ...
つかはら【塚原】
姓氏の一。 [補説]「塚原」姓の人物塚原渋柿園(つかはらじゅうしえん)塚原卜伝(つかはらぼくでん)
つかはら‐じゅうしえん【塚原渋柿園】
[1848〜1917]小説家。江戸の生まれ。本名、靖(しずむ)。歴史小説を多く書いた。作「由井正雪」「天草一揆」「...
つかはら‐ぼくでん【塚原卜伝】
[1489〜1571]室町後期の剣客。常陸(ひたち)の人。卜伝流(新当流)の祖。上泉伊勢守に新陰流を学び、流派を成...
つかはらぼくでんじゅうにばんしょうぶ【塚原卜伝十二番勝負】
津本陽による剣豪小説。天下無双の剣聖とうたわれた塚原卜伝の生涯を描く。昭和58年(1983)刊行。
つか‐ふな【束鮒】
一束(ひとつか)ほどの大きさのフナ。「沖辺(おきへ)行き辺に行き今や妹(いも)がため我が漁(すなど)れる藻伏(もふ...
つか‐ぶくろ【柄袋】
刀剣の柄を覆う袋。多く鐔(つば)までかけ、雨・雪の日や旅行のときなどに用いた。
つかま・う【捕まふ/掴まふ/捉まふ】
[動ハ下二]「つかまえる」の文語形。
つか‐まえ【柄前】
刀の柄。また、そのつくり。
つかまえ‐どころ【掴まえ所】
「掴(つか)み所」に同じ。「—のない返答」
つかま・える【捕まえる/掴まえる/捉まえる】
[動ア下一][文]つかま・ふ[ハ下二] 1 逃げようとするものをとりおさえる。「どろぼうを—・える」「虫を—・える...
つか‐まき【柄巻】
刀剣の柄を組糸や革などで巻くこと。また、それを業とする人。
つかま・す【掴ます】
[動サ五(四)]「掴ませる」に同じ。「金を—・す」 [動サ下二]「つかませる」の文語形。
つかま・せる【掴ませる】
[動サ下一][文]つかま・す[サ下二] 1 つかむようにさせる。つかます。「赤ん坊にがらがらを—・せる」 2 賄賂...
つかまつり‐びと【仕り人/仕奉人】
つかえる人。従者。「一条殿の御—とかやのためになめき事したうびたりけるを」〈大鏡・伊尹〉
つか‐まつ・る【仕る】
[動ラ五(四)]《「つこうまつる」、または「つかえまつる」が「つかむまつる」となって音変化したもの》 1 「する」...
つかまり‐だち【掴まり立ち】
[名](スル)幼児が物につかまってやっと立つこと。
つかま・る【捕まる/掴まる/捉まる】
[動ラ五(四)] 1 取り押さえられて、逃げることができなくなる。とらえられる。つかまえられる。「どろぼうが—・る...
つかまわり‐こふん【塚廻古墳】
大阪府堺市百舌鳥夕雲町(もずせきうんちょう)にある、5世紀の古墳。百舌鳥古墳群を構成する円墳で、直径32メートル、...
つかみ【掴み/攫み】
1 つかむこと。手で握ること。多く他の語と複合して用いる。「ひと—」「わし—」 2 相手の気持ちを引きつけること。...