つぎ‐に【次に】
[接]前に述べた事柄に付け加える内容を導く語。それから。それにつづいて。「会長のあいさつが終わると、—来賓の祝辞がある」
つぎねふ
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城道(やましろぢ)を他夫(ひとづま)の馬より行くに」...
つぎねふ‐や
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城川を宮上り」〈記・下・歌謡〉
つぎ‐の‐ないかく【次の内閣】
民主党が与党でない場合に設置される、党の政策を検討し決定する機関。構成員は、与党となったときの閣僚候補ともなる。 ...
つぎ‐の‐ま【次の間】
1 主要な部屋に隣接する控えの間。「—付きの部屋」 2 主君の居室の次にある部屋。従者などが控える部屋。おつぎ。
つぎ‐の‐もの【次の者】
次に位する者。第二流の者。また、身分の低い者。「すべて人の頼むまじきものは—にてありけるぞや」〈義経記・二〉
つぎ‐は【継(ぎ)端】
話などを言いつづけるきっかけ。つぎほ。「言葉の—を失う」
つぎ‐ば【継(ぎ)歯】
《「つぎは」とも》 1 歯の悪い部分を取り除いて、そのあとに人造の歯を継ぎ足すこと。また、その歯。差し歯。 2 下...
つぎ‐はぎ【継ぎ接ぎ】
1 衣服に継ぎがたくさんあたっていること。「—だらけの着物」 2 他人の文章や考えなどを寄せ集めてつなぎ合わせるこ...
つぎ‐はし【継ぎ橋】
ところどころに橋脚となる柱を立て、橋板を継いだ橋。「足(あ)の音せず行かむ駒もが葛飾(かづしか)の真間(まま)の—...
つぎ‐ば【継(ぎ)場】
近世、街道で人馬の継ぎ替えをする所。宿場。宿継ぎ。問屋場。
つぎ‐ばしご【継ぎ梯子】
継ぎ合わせて長く伸ばせるようにした梯子。
つぎ‐びきゃく【継(ぎ)飛脚】
江戸時代、幕府が各宿駅に配置し、重要文書や貨物を継送させた飛脚。
つぎ‐ふ【継(ぎ)歩】
将棋で、同一筋の敵歩の頭に連続して歩を突いたり打ったりして攻めること。
つぎ‐ぶし【次節/継節】
元禄(1688〜1704)のころ、江戸新吉原で流行した小唄。つぎうた。
つぎ‐ほ【接(ぎ)穂/継(ぎ)穂】
1 接ぎ木のとき、台木に接ぐ枝など。義枝。《季 春》 2 いったんとぎれた話を続けようとするときのきっかけ。つぎは...
つぎ‐まつ【継ぎ松/続ぎ松】
たいまつ。ついまつ。「—とり出だして、更に点(とも)して見ければ」〈今鏡・六〉
つぎ‐め【継(ぎ)目/続ぎ目】
1 物と物のつなぎ合わせてある部分。つなぎめ。「水道管の—」 2 骨と骨とが連結している部分。関節。「膝の—が急に...
つぎめ‐の‐ごはん【継(ぎ)目の御判】
室町・江戸時代、主君の代がわりのとき、家臣や社寺などに、前主どおりにその領地・職務を安堵する旨、花押(かおう)を書...
つぎ‐もの【継(ぎ)物】
1 破損した漆器・陶器などを修繕すること。また、そのもの。 2 衣類の破れにつぎをあてて繕うこと。また、繕いを必要...
つぎ‐ろう【接ぎ蝋】
接ぎ木の接合部分に、乾燥や雨湿を防ぐために塗る粘着性の物質。蜜蝋・松脂(まつやに)などに獣脂やアルコールを混ぜたも...
つぎ‐ろうそく【継ぎ蝋燭】
蝋燭が燃え尽きる前に、別の蝋燭を継ぎ足すこと。忌む風習がある。
つく【月】
1 「つき」の上代東国方言。「かの児ろと寝ずやなりなむはだすすき浦野の山に—片寄るも」〈万・三五六五〉 2 名詞の...
つく【銑/釻/柄】
1 弓の弭(はず)の異称。また、そこにはめる金具。 2 鉄棒・十手などにつける折れ釘。 3 荷棒の両端に作った綱を...
つく【木菟/木兎】
ミミズクの古名。「初め天皇生(あ)れます日、—産殿(うぶどの)とび入れり」〈仁徳紀〉
つ・く【付く/附く/着く】
[動カ五(四)] 1 あるものと他のものが離れない状態になる。 ㋐あるものが表面に密着する。くっつく。付着する。接...
つ・く【吐く】
[動カ五(四)]《「突く」と同語源》 1 胃や口の中の物を吐く。もどす。「へどを—・く」 2 ㋐息を吐き出す。「た...
つ・く【突く/衝く/撞く】
[動カ五(四)] 1 とがった物で一つ所を勢いよく刺したり、強く当てたりする。「槍で—・く」 2 棒状のもので強く...
つ・く【就く】
[動カ五(四)]《「付く」と同語源》 1 ㋐(「即く」とも書く)ある地位に身を置く。特に、即位する。「王座に—・く...
つ・く【搗く/舂く】
[動カ五(四)]《「突く」と同語源》穀物を杵(きね)や棒の先で強く打って押しつぶしたり、殻を除いたりする。「玄米を...
つ・く【漬く/浸く】
[動カ五(四)] 1 大量にあふれ出た水にひたる。つかる。「床(ゆか)まで水が—・く」 2 (漬く)漬物に味がしみ...
つ・く【築く】
[動カ五(四)]《「突く」と同語源》土や石を積みあげてつきかためる。きずく。「公儀にても品川の海に台場を—・き」〈...
つ・く【尽く】
[動カ上二]「つきる」の文語形。
つ・く
[接尾]《動詞五(四)段型活用。動詞「付く」から》擬声語・擬態語などに付いて、そのようなようすを示す状態である意を...
つくい‐こ【津久井湖】
神奈川県相模原市にある人造湖。相模川上流をせき止めて造られた城山ダムの貯水池。面積約2.5平方キロメートル。総貯水...
つく‐いも【捏芋/仏掌薯】
ツクネイモの別名。
つくえ【机/案】
1 本を読み、字を書き、また仕事をするために使う台。ふづくえ。「—に向かう」 2 飲食物を盛った器をのせる台。食卓...
つくえしろ‐の‐もの【机代の物】
食卓の上にのせる物。飲食物。つくえもの。「百取(ももと)りの—を具(そな)へ」〈記・上〉
机(つくえ)を並(なら)・べる
同じクラス・職場などで、ともに学んだり働いたりする。「—・べた仲」
つくし【土筆/筆頭菜】
早春に出るスギナの胞子茎。筆状で淡褐色、節に「はかま」とよぶ葉がつく。頂部から胞子を出すと枯れる。食用。筆頭菜(ひ...
つくし【筑紫】
古く、九州地方の称。また、特に筑前・筑後にあたる九州北部の称。さらに、大宰府をさすこともある。
つくし‐えびら【筑紫箙】
木材を曲げたり、水牛の角(つの)などで作った軽便な箙。主に北九州で用いられた。
つくし‐かん【筑紫館】
古代、外国使節接待のために大宰府に設けた館。のち、鴻臚館(こうろかん)と改称。
つくし‐がく【筑紫楽】
雅楽の一種で、室町時代に九州久留米の善導寺を中心に行われていたもの。箏曲(そうきょく)の筑紫流を生む母体となった。
つくし‐がた【筑紫潟】
有明海の異称。
つくし‐がも【筑紫鴨】
カモ科の鳥。全長63センチくらい。体は白く、頭・くびは黒色で緑色の光沢があり、肩から胸に栗色の帯がある。ユーラシア...
つくし‐ぐし【筑紫櫛】
筑紫で産した櫛。「別るれば心をのみぞ—挿して逢べき程を知らねば」〈拾遺・別〉
つくし‐こいし【筑紫恋し】
ツクツクボウシの別名。
つくし‐ごと【筑紫箏】
1 「筑紫流」に同じ。 2 筑紫流箏曲(そうきょく)で用いる箏。また、俗箏(ぞくそう)は筑紫流から生じたので、これ...
つくし‐さんち【筑紫山地】
《「ちくしさんち」とも》九州北部をほぼ北東から南西に走る山地。福岡・佐賀・長崎の3県にまたがる。平均標高400〜9...