とん‐きょう【頓狂/頓興】
[名・形動]だしぬけに、その場にそぐわない調子はずれの言動をすること。また、そのさま。「—な声を上げる」
トン‐キロ
《(和)ton+kilo(フランス)》貨物の輸送量を表す単位。貨物の重量トン数に、それを輸送した距離のキロ数を乗じ...
トンキン
ベトナム北部一帯の旧称。首都ハノイ、港市ハイフォンなどがある。 [補説]「東京」とも書く。
トンキン‐にっけい【トンキン肉桂】
カシアの別名。
トンキン‐わん【トンキン湾】
《Gulf of Tonkin》ベトナムの北東岸と中国の雷州半島・海南島とに囲まれた湾。南シナ海の支湾。1964年...
トンキンわん‐じけん【トンキン湾事件】
1964年にトンキン湾で起きた、米国海軍と北ベトナム軍の軍事衝突。8月2日と4日に、北ベトナム軍の魚雷艇が米軍の駆...
とん‐ぎょう【頓教】
仏語。修行の階程を経ないで、直ちに成仏できると説く教え。また、最初からいきなり深遠な大乗の理法を説く教え。→漸教(...
トング
下駄の鼻緒のようにつま先ではさむ形になったサンダルのこと。ベンハーサンダル。
トング
物を挟んだりつかんだりする道具。「パスタ—」
とん‐ぐう【頓宮】
仮の宮殿。行宮(あんぐう)。「廟院の南に—あり」〈著聞集・四〉
トングル
ベルギー東部の都市トンゲレンのフランス語名。
トング‐レール
鉄道で、分岐器のポイント部にある可動レール。
とんぐん【豚群】
黒島伝治の短編小説。大正15年(1926)「文芸戦線」誌に発表。
とん‐けい【遁刑】
懲役・禁固などの実刑判決確定後、刑務所などへの収容を免れるために逃亡すること。収容後の逃走罪と異なり、罰則規定がない。
とんけい‐しゃ【遁刑者】
自由刑の執行を免れるために逃亡している者。実刑が確定し刑事施設に収監される前や、服役中、あるいは病気等で刑の執行停...
とん‐けん【豚犬】
1 ぶたといぬ。 2 おろか者。 3 自分の子供をへりくだっていう語。豚児。
とん‐げつ【遯月】
《易の卦(け)で「遯」は6月に配されることから》陰暦6月の異称。
トンゲレン
ベルギー東部、リンブルフ州の都市。フランス語名トングル。ガリア戦争中の紀元54年に、ガリアのエブロネス族の長アンビ...
とん‐こう【敦厚】
[名・形動]誠実で、人情に厚いこと。また、そのさま。「—な人柄」「敬の言、—を欠き」〈露伴・運命〉
とんこう【敦煌/燉煌】
中国甘粛省北西部のオアシス都市。古来から西域との交通の要衝。南東郊外に敦煌石窟がある。トゥンホワン。
とんこう‐せっくつ【敦煌石窟】
敦煌郊外、鳴沙山の山腹にある石窟寺院。4〜14世紀に造営され、約490窟が現存する。貴重な壁画や仏像・古文書・古写...
とんこつ
木材をえぐって作ったタバコ入れ。多く、紐で煙管入れとつないで携行した。
とん‐こつ【豚骨】
1 豚の骨付きあばら肉と大根・こんにゃくなどを、焼酎・味噌・黒砂糖などで煮込んだもの。鹿児島県の郷土料理。 2 豚...
トンコリ
樺太アイヌの弦楽器。くりぬいた丸木に薄い響板を張った細長い胴に、5本の弦を張ったもの。座って斜めに抱き、両手の指で...
とん‐コレラ【豚コレラ】
《「ぶたコレラ」とも》⇒シー‐エス‐エフ(CSF)
とんコレラウイルス【豚コレラウイルス】
《「ぶたコレラウイルス」とも》⇒CSFウイルス
とん‐ご【頓悟】
仏語。長期の修行を経ないで、一足とびに悟りを開くこと。⇔漸悟(ぜんご)。
トンサ
ブータン中部の町。トンサ県の県庁所在地。標高約2000メートル、マンデ川沿いに位置する。東西交通の要地であり、第3...
とん‐さい【頓才】
その場に応じてうまく働く知恵。機転をきかせる才。頓知の才。「彼等一流の奇智—を掉(ふる)って」〈里見弴・多情仏心〉
とん‐さく【頓作】
[名・形動ナリ]即座にうまく応答したり洒落(しゃれ)などを言ったりすること。また、そのような人や、そのさま。「—な...
トンサ‐ゾン
ブータン中部、トンサ県の町トンサにある城。マンデ川が刻む谷間を望む丘の斜面に位置する。16世紀半ばに建てられたチベ...
トン‐サラ
タイ南部、タイランド湾西部に浮かぶパンガン島にある港町。同島の西岸に位置し、役場や警察署がある。本土のスラタニ、南...
とん‐ざ【頓挫】
[名](スル) 1 勢いが急に弱まること。また、計画や事業などが途中で遂行できなくなること。「活動に一—を来(きた...
とん‐ざい【屯在】
[名](スル)多くの者が集まっていること。たむろしていること。「兵士を—せしむる其地には」〈福沢・福翁百話〉
とん‐ざん【遯竄/遁竄】
[名](スル)にげかくれること。「地中海中の諸島に—する者も、尟(すくな)からざりき」〈竜渓・経国美談〉
とん‐し【豚脂】
豚の脂肪。ラード。
とん‐し【頓死】
[名](スル) 1 突然死ぬこと。急死。「旅先で—する」 2 将棋で、自分の王将の詰みを見落として詰まされてしまうこと。
トン‐シアオピン【鄧小平】
⇒とうしょうへい(鄧小平)
とん‐しゃ【豚舎】
豚を飼う小屋。豚小屋。
とん‐しゃ【頓写】
1 急いで書き写すこと。 2 追善供養のため大勢が集まって一部の経を1日で写すこと。一日経。「一日—の経書きて、回...
とん‐しゅ【頓首】
[名](スル)《「とんじゅ」とも》 1 中国の礼式で、頭を地面にすりつけるように拝礼すること。ぬかずくこと。 2 ...
とん‐しゅう【屯集】
[名](スル)群れ集まりたむろすること。「筑波辺に—した賊徒どものうち」〈藤村・夜明け前〉
とん‐しゅつ【遁出】
[名](スル)逃げ出すこと。「スパルタ人は—する者を捕て」〈竜渓・経国美談〉
とんし‐ゆ【豚脂油】
豚脂を精製したもの。無色で少し臭気がある。せっけんの原料や皮革油用。
とん‐しょ【屯所】
1 兵士などが詰めている所。 2 明治初めの警察署の称。
とんしょう‐ぼだい【頓証菩提】
仏語。速やかに悟りの境地に達すること。死者の追善供養のときなどに、極楽往生を祈る言葉として唱える。頓証仏果。速証菩提。
とん‐じ【豚児】
1 豚の子。 2 自分の子供をへりくだっていう語。豚犬。
とん‐じ【遁辞】
言い逃れの言葉。逃げ口上。「家主に対する—ではないのだろうか」〈梶井・瀬山の話〉
とん‐じき【屯食/頓食】
1 平安・鎌倉時代、宮中や貴族の宴会のとき、庭上で下仕えの者に賜る酒食をのせた台。また、そこにのせた食物。特に、強...
とん‐じゃく【貪着】
[名](スル)仏語。むさぼり執着すること。物事にとらわれること。