にくたい‐ろうどう【肉体労働】
からだを使ってする労働。筋肉労働。
にく‐たらし・い【憎たらしい】
[形][文]にくたら・し[シク]いかにも憎らしい。なんとも憎らしい。にくったらしい。「—・い口をきく」 [派生]に...
にく‐たん【肉袒】
肩脱ぎして肉体の一部を現すこと。昔、中国で降伏や謝罪の意を示すために行った。
にく‐だれ【肉垂れ】
「にくすい(肉垂)」に同じ。
にく‐だん【肉弾】
兵士が弾丸の代わりとして敵陣に突入すること。 [補説]日露戦争を描いた桜井忠温の戦記文学「肉弾」からできた語。
にくだん【肉弾】
桜井忠温の戦記小説。日露戦争での実体験をもとに書かれたもの。明治39年(1906)刊行。 を原作とする映画。岡本喜...
にく‐だんご【肉団子】
ひき肉を丸めて調理した食品。ミートボール。
にくだん‐せん【肉弾戦】
1 肉体を弾丸の代わりとして、敵陣に突入して行う戦い。兵士が直接ぶつかって戦うさまをいう。 2 (比喩的に)格闘技...
にく‐ち【肉池】
印肉を入れる容器。肉入れ。
にく‐ちゅう【肉柱】
貝柱(かいばしら)。
にく‐づき【肉付き】
《「にくつき」とも》 1 肉がついていること。また、そのもの。 2 からだの肉のつきぐあい。太りぐあい。「—がよい」
にく‐づき【肉月】
漢字の偏の一。「肌」「肝」「胸」などの「月」の称。本来は「肉」の字の象形で、日月の「月」と区別していう。現在では同...
にくづき‐の‐めん【肉付きの面】
越前の吉崎観音の霊験物語。邪悪な姑(しゅうとめ)が鬼女の面をかぶって嫁を脅すと、その面が顔に食いついて外れなくなる...
にく‐づ・く【肉付く】
[動カ五(四)]からだに肉がつく。太る。「ふっくらと—・く」
にく‐づけ【肉付け】
[名](スル) 1 肉をつけること。骨組みがひととおり出来上がってから、細部に手を加え、内容に厚みを与えること。「...
にく‐てい【憎体】
[名・形動] 1 憎々しいこと。また、そのさま。「—な意地わるが」〈野上・迷路〉 2 「憎体口(にくていぐち)」の略。
にくてい‐ぐち【憎体口】
憎らしいものの言い方。にくまれぐち。「何がなあたる—」〈浄・朝顔話〉
にく‐てき【肉的】
[形動]肉体に関するさま。肉欲に関するさま。肉体的。「—な苦悩」⇔霊的。
にくて‐ぐち【憎体口】
「にくていぐち」の音変化。「平日(いつも)に似気(にげ)なき—を利いた」〈魯庵・社会百面相〉
にくて‐らし・い【憎体らしい】
[形][文]にくてら・し[シク]《「にくていらしい」の音変化。近世語》憎々しい。憎らしい。「二つ元結の—・い男つき...
にく‐なべ【肉鍋】
1 肉料理用の鍋。 2 鳥獣の肉などを鍋で煮ながら食う料理。
にく‐なんばん【肉南蛮】
煮た豚肉とネギを加えた掛けそば、または掛けうどん。
にく‐にく【憎憎】
[副]いかにも憎そうであるさま。「—と返事しければ」〈著聞集・一六〉
にくにく‐し・い【憎憎しい】
[形][文]にくにく・し[シク]いかにも憎らしい。非常に憎らしい。「—・い態度」 [派生]にくにくしげ[形動]にく...
にく‐はく【肉薄/肉迫】
[名](スル) 1 身をもって敵地などに迫ること。「敵の本拠に—する」 2 競争などで、すぐ近くまで追い迫ること。...
にく‐ばえ【肉蠅】
双翅(そうし)目ニクバエ科の昆虫の総称。全体に灰黒色で、胸部背面に3本の縦縞、腹部背面に銀色の市松模様がある。幼虫...
にく‐ばなれ【肉離れ】
筋肉や筋線維が部分的または完全に断裂し、種々の障害をきたした状態。疾走・跳躍時に筋肉の急激な収縮によって起こること...
にく‐ひつ【肉筆】
印刷・複製などでなく、本人が実際に手で書くこと。また、そのもの。「—の手紙」
にく‐びょうぶ【肉屏風】
「肉障(にくしょう)」に同じ。「女小姓を—奢りに透間中庭の」〈浄・妹背山〉
にく‐ぶとん【肉布団】
同衾(どうきん)する女性を布団に見立てていう語。
にく‐ふん【肉粉】
獣肉などを乾燥して粉末にしたもの。飼料・肥料などに用いる。
にく‐ぶと【肉太】
[名・形動]文字の線が太いこと。また、そのさま。「—な(の)力強い字」⇔肉細。
にくぶとん【肉蒲団】
中国の好色小説。6巻20回。明末・清初の作家李漁の作といわれ、主人公の未央生が漁色の末に出家する物語。一名、覚後禅...
にく‐へん【肉片】
肉の切れ端。
にく‐ぼそ【肉細】
[名・形動]文字の線が細いこと。また、そのさま。「—な(の)活字」⇔肉太。
にくま‐れ【憎まれ】
1 人から憎まれること。 2 「憎まれ口」の略。
にくまれ‐ぐち【憎まれ口】
人に憎まれるようなことを言うこと。また、その言葉。「—をたたく」
にくまれっ‐こ【憎まれっ子】
かわいげがなく、だれからも好かれない子供・人。
憎(にく)まれっ子(こ)世(よ)にはばかる
人に憎まれるような者が、かえって世間では幅をきかせる。
にくまれ‐やく【憎まれ役】
人から憎まれるような役目・立場。「—に徹する」「—を買って出る」
にく‐まん【肉饅】
「肉饅頭」の略。
にく‐まんじゅう【肉饅頭】
刻んだ野菜などをまぜた挽肉(ひきにく)を調味し、イーストを加えた小麦粉の生地で包んで蒸した饅頭。肉まん。
にくみ【憎み/悪み】
憎むこと。憎しみ。憎悪。〈和英語林集成〉
にく‐みそ【肉味噌】
ひき肉を加えて作ったなめ味噌。
にく・む【憎む/悪む】
[動マ五(四)] 1 よくないこと、本来あってはいけないこととして許しがたく思って嫌う。他人の言動などに強い不快の...
にくめ◦ない【憎めない】
[連語]憎もうとしても憎むことができない。愛すべきところがある。「乱暴者だが、—◦ないやつ」
にく‐や【肉屋】
肉を売る店。肉店。
にく‐よう【肉用】
食用の肉として用いること。食肉用。
にくよう‐ぎゅう【肉用牛】
食肉を得るために飼養されている、乳用牛以外の牛。肉専用種(和牛や外国種のヘレフォード種・アバディーンアンガス種など...
にくよう‐けい【肉用鶏】
食肉用として改良・育成されたニワトリ。コーニッシュなど。→採卵鶏