に‐なわ【荷縄】
荷物を縛るのに用いる縄。
ににぎ‐の‐みこと【瓊瓊杵尊/邇邇芸命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫。天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子。天照大神の命令で、葦...
に‐にん【二人】
人数が2であること。ふたり。 [補説]「二人」は「ふたり」とも読む。「二人組」「二人乗り」などは「ににんぐみ・ふた...
ににん‐さんきゃく【二人三脚】
1 二人が一組みになって横に並び、隣り合う足をひもで結んで、3脚で走ること。また、その競技。 2 両者が協力して物...
に‐にんしょう【二人称】
文法で人称の一。話し手(書き手)に対して、聞き手(読み手)をさし示すもの。日本語では、「あなた」「あなたがた」「き...
ににんどうじょうじ【二人道成寺】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。天保6年(1835)大坂角(かど)の芝居で「恋袂(わけふたつ)二人道成寺」の...
ににん‐のり【二人乗り】
[名](スル)⇒ふたりのり
ににん‐ばおり【二人羽織】
袖に手を通さずに羽織を着た人の後ろから、もう一人が羽織の中に入って袖に手を通し、前の人に物を食べさせたりする芸。見...
ににんびくに【二人比丘尼】
仮名草子。2冊。鈴木正三(しょうさん)作。寛永9年(1632)ごろの刊か。戦乱で夫に死別した二人の尼により、仏の道...
ににんわんきゅう【二人椀久】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「其面影二人椀久」。作詞者未詳、初世錦屋金蔵作曲。安永3年(1774)江戸市村座初演。狂乱...
に‐ぬき【荷抜き】
[名](スル)運送する荷物から一部をこっそり抜き取ること。「輸送途中で—する」
に‐ぬき【煮抜き】
1 水を多くして炊いた飯からとった粘りのある汁。おねば。 2 「煮抜き卵」の略。
にぬき‐たまご【煮抜き卵/煮抜き玉子】
(関西地方で)かたゆでの卵のこと。
に‐ぬし【荷主】
荷物の持ち主、また、発送人。
に‐ぬり【丹塗(り)】
丹(に)または朱で塗ること。また、そのもの。「—の盆」
ニネベ
古代アッシリアの都市。現在のイラクの北部、チグリス川を挟んでモスル市の対岸に位置する。前8〜7世紀ごろ首都となり栄...
に‐ねん【二念】
二つの異なった考え。また、他の考え。「彼を愛するに—無く」〈紅葉・金色夜叉〉
にねん‐せい【二年生】
1 第2学年の児童・生徒・学生。 2 「二年生植物」の略。
にねんせい‐しょくぶつ【二年生植物】
発芽から開花・結実して枯死するまでの生活環を1年以上2年以下で終える植物。環境条件によって2年を過ぎて開花・結実す...
にねん‐そう【二年草】
「二年生植物」に同じ。
にの【布】
「ぬの(布)」の上代東国方言。にぬ。「筑波嶺(つくはね)に雪かも降らる否をかも愛しき児ろが—乾さるかも」〈万・三三五一〉
に‐の‐あし【二の足】
1 二歩目。 2 《二の足を踏むの意から》ためらうこと。しりごみ。 3 太刀の鞘(さや)の帯取りを通す足金物(あし...
二(に)の足(あし)を踏(ふ)・む
一歩目は進みながら、二歩目はためらって足踏みする。思い切れずに迷う。ためらう。しりごみする。「正札を見て—・む」
ニノイアキノ‐こうえん【ニノイアキノ公園】
《Ninoy Aquino Park》フィリピンの大マニラ首都圏の都市ケソンシティーにある公園。ケソンメモリアルサ...
に‐の‐いた【二の板】
1 兜(かぶと)の錏(しころ)、鎧(よろい)の草摺(くさずり)、袖、栴檀(せんだん)の板などの、上から2枚目の板。...
に‐の‐いと【二の糸】
三味線の第2の弦。一の糸よりも細く、三の糸よりも太い。
に‐の‐うで【二の腕】
肩からひじまでの間の部分。上膊(じょうはく)。
に‐の‐うら【二の裏】
連歌・俳諧で、百韻の二の折の裏。歌仙では名残の裏にあたる。
に‐の‐おもて【二の表】
連歌・俳諧で、百韻の二の折の表。歌仙では名残の表にあたる。
に‐の‐おり【二の折】
連歌・俳諧で、百韻一巻を書くときの懐紙の2枚目の一折。裏表にそれぞれ14句を記す。歌仙では名残の折にあたる。
に‐の‐かわり【二の替(わ)り】
1 京阪の歌舞伎で、正月興行のこと。また、その上演狂言。顔見世の次の興行なのでいう。二の替わり狂言。《季 新年》 ...
に‐の‐く【二の句】
1 次に言いだす言葉。 2 雅楽で、朗詠の詩句を三段に分けて歌うときの第二段の詩句。
二(に)の句(く)が継(つ)げ◦ない
次に言う言葉が出てこない。あきれたり驚いたりして、次に言うべき言葉を失う。「あっけにとられて—◦ない」
にの‐ぐも【布雲】
布のように横になびいている雲。にぬぐも。「夕さればみ山を去らぬ—のあぜか絶えむと言ひし児ろはも」〈万・三五一三〉
にのじ‐てん【二の字点】
踊り字の一種「」のこと。
に‐の‐せん【二の線】
「二枚目」1のこと。また、役者が二枚目として売り出すこと。
に‐の‐ぜん【二の膳】
正式の日本料理で、本膳に添えて、または本膳の次に出す膳。→本膳
に‐の‐たい【二の対】
寝殿造りで、東の対・西の対に対し、東北・西北の対屋(たいのや)。
に‐の‐たち【二の太刀】
二度目に斬(き)りつけること。また、その刀。「—を浴びせる」
ニノチカ
米国の映画。1939年作。監督はルビッチ。主演はガルボ。
に‐の‐つぎ【二の次】
2番目。そのつぎ。あとまわし。「話は—にして早く片付けなさい」
に‐の‐つづみ【二の鼓】
雅楽の打楽器で、細腰鼓(さいようこ)の一種。壱鼓(いっこ)と三の鼓の中間の大きさのもの。奈良朝には唐楽に、平安朝以...
に‐の‐とり【二の酉】
11月の第2の酉の日。また、その日にたつ市。《季 冬》「—やいよいよ枯るる雑司ケ谷/波郷」→酉の市
に‐の‐ひと【二の人】
宮中での地位が一の人である摂政・関白に次ぐ人。「世の—にておはしますめり」〈大鏡・道長上〉
にのへ【二戸】
岩手県北部の市。リンゴ・葉タバコ栽培、稲作や畜産が盛ん。平成18年(2006)1月、浄法寺町と合併。人口3.0万(...
にのへ‐し【二戸市】
⇒二戸
に‐の‐ほ【丹の穂】
赤い色の目立つこと。「春されば花咲きををり秋付けば—に黄色(もみつ)」〈万・三二六六〉
に‐の‐まい【二の舞】
雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。舞は二人。「安摩(あま)」に引き続いて、それを見ていた咲面(えみめん)...
に‐の‐まち【二の町】
《「町」は等級・階級の意》第二級。二流どころ。「顔は少々—だけれど」〈秋声・仮装人物〉
に‐の‐まつ【二の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、まん中の松。袖摺(そです)りの松。