にらみ‐かえ・す【睨み返す】
[動サ五(四)]相手からにらまれた際に、こちらからもにらみつける。「負けずに相手を—・す」
睨(にら)みが利(き)・く
他の者を押さえつける威力がある。「実績があるだけに後輩に—・く」
にらみ‐くら【睨み競】
「にらめっこ」に同じ。
にらみ‐す・える【睨み据える】
[動ア下一][文]にらみす・う[ワ下二]視線を動かさないで強くにらむ。「じっと—・えて一歩もひかない」
にらみ‐だい【睨み鯛】
正月や婚礼の際に飾る尾頭付きの鯛。塩焼きや蒸し焼きで保存が利き、三箇日や婚礼当日は見るだけで後日改めて食べることか...
にらみ‐つ・ける【睨み付ける】
[動カ下一][文]にらみつ・く[カ下二]激しくにらむ。じっとにらむ。「やじった聴衆を—・ける」
にらみ‐よきん【睨み預金】
銀行が拘束預金としての措置はとらないが実質的には拘束をかけており、銀行に債務がある預金者が引き出せない状態にある非...
睨(にら)みを利(き)か・せる
他の者に勝手なことをさせないように押さえつける。「ベテランが—・せる」
にら・む【睨む】
[動マ五(四)] 1 目をいからしてじっと見る。鋭い目つきで見る。「じろりと—・む」 2 精神を集中し、視線を動か...
にらめ‐くら【睨め競】
「にらめっこ」に同じ。「書物と—をしているもの」〈漱石・趣味の遺伝〉
にらめっ‐こ【睨めっこ】
[名](スル) 1 相手とにらみ合うこと。 2 注意してよく見ること。「説明書と—しながら操作する」 3 子供の遊...
にら・める【睨める】
[動マ下一]「睨む」に同じ。「横眼で津田の顔を—・めるように見ながら」〈漱石・明暗〉
にらやま【韮山】
静岡県伊豆の国市の地名。伊豆半島北部に位置する。源頼朝が流された蛭(ひる)ヶ島、幕末に築造された反射炉などの史跡がある。
にらやま‐がさ【韮山笠】
《幕末、伊豆韮山の代官江川太郎左衛門が考案したことから》こよりを編んで黒漆を塗った、平たい円錐形の笠。砲術訓練の武...
にらやま‐ずきん【韮山頭巾】
《幕末、伊豆韮山の代官江川太郎左衛門が考案したところから》黒ビロードで半球状に縫い、後ろに錣(しころ)をつけた頭巾...
にらやま‐はんしゃろ【韮山反射炉】
静岡県伊豆の国市にある反射炉跡。江戸時代末期の築造。稼働した反射炉として現存する、国内唯一の施設。大正11年(19...
にら‐レバ【韮レバ】
「にらレバ炒め」の略。レバにら。→レバにら炒め
にらレバ‐いため【韮レバ炒め】
⇒レバ韮炒め
に‐らん【二卵】
2個のたまご。また、2個の卵子。
にらんせい‐そうせいじ【二卵性双生児】
二つの卵子が別々の精子を同時に受精して胎児となった双生児。一卵性と異なり、異性の場合もある。
にりつ‐はいはん【二律背反】
哲学で、相互に矛盾する二つの命題(定立と反定立)が同等の妥当性をもって主張されること。アンチノミー。
にりとう‐いせき【二里頭遺跡】
中国、河南省偃師(えんし)県にある殷(いん)代前期の遺跡。中国最古の青銅器や宮殿跡が出土し、殷墟(いんきょ)期に先...
に‐りゅう【二流】
1 二つの流れ・流派。また、二つの方法。「系統が—に分かれる」 2 一流より程度がやや劣ること。また、そのもの。「...
にりゅうか‐けいそ【二硫化珪素】
⇒硫化珪素
にりゅうか‐たんそ【二硫化炭素】
赤熱した炭素に硫黄蒸気を反応させて得られる、特異臭のある無色の液体。引火しやすく、有毒。硫黄・燐(りん)・沃素(よ...
にりょう‐たい【二量体】
二つの単量体で構成された重合体。ダイマー。
に‐りん【二輪】
1 二つの車輪。また、二輪車のこと。 2 二つの花。「—咲き」 3 二つの丸いもの。「日月—を漂出す」〈神皇正統記・序〉
にりん‐しゃ【二輪車】
車輪が二つある車。「自動—」
にりんじどうしゃげんどうきつきじてんしゃにかんするとうなんきけんふたんぽ‐とくやく【二輪自動車原動機付自転車に関する盗難危険不担保特約】
自動車保険における特約の一。二輪自動車および原動機付自転車の盗難による損害に対しては、保険金を支払わないとするもの...
にりん‐そう【二輪草】
キンポウゲ科の多年草。各地の林縁などに群生する。高さは約15センチ。葉はふつう三つに深く裂けている。4月ごろ、白い...
にる【似る】
[動ナ上一][文][ナ上一] 1 物の形が見た目に同じようである。「双子のようににている」「夕顔ににた白い花」 2...
にる【煮る】
[動ナ上一][文][ナ上一]水などの中に食物を入れ、火にかけて熱を通す。「強火でにる」「魚を甘辛くにる」
ニル‐アドミラリ
[名・形動]何事にも驚かないこと。また、そのさま。無感動。「あらゆることに対して—な」〈高見・故旧忘れ得べき〉
に‐るい【二塁】
野球で、一塁と三塁の間の塁。セカンドベース。セカンド。
にるい‐しゅ【二塁手】
野球で、二塁を中心にその周辺を守る内野手。セカンド。
にるい‐だ【二塁打】
野球で、打者が二塁まで達することのできた安打。ツーベースヒット。
ニルギリ‐きゅうりょう【ニルギリ丘陵】
《Nilgiri Hills》⇒ニルギリ山地
ニルギリ‐さんち【ニルギリ山地】
《Nilgiri Mountains》インド南部、タミルナドゥ州南西部の丘陵。西ガーツ山脈南部より東に延びる。平均...
煮(に)るなり焼(や)くなり
どのように扱おうとも。どんな目に遭わされようとも。「—好きにしろ」
ニルバーナ
涅槃(ねはん)。
にれ【楡】
ニレ科ニレ属の高木の総称。アキニレ・オヒョウなどがあるが、ふつうハルニレをさす。ニレ科にはケヤキやハリゲヤキも含まれる。
にれい‐さん【爾霊山】
二百三高地(にひゃくさんこうち)のこと。日露戦争時に乃木希典が命名。
にれ‐か・む【齝む】
[動マ五(四)]牛などが、かんで一度飲み込んだ食物を再び口に戻してかむ。反芻(はんすう)する。「人が皆—・むと云う...
にれけのひとびと【楡家の人びと】
北杜夫の長編小説。第1部および第2部は「新潮」誌で昭和37年(1962)から昭和39年(1964)にかけて連載。こ...
にれのこかげのよくぼう【楡の木陰の欲望】
《原題Desire Under the Elms》オニールによる戯曲。1924年初演。19世紀半ばのニューイングラ...
似(に)れば似(に)るもの
《驚きの気持をこめて》似ているとはいっても、これほどまで似ているとは。「兄弟とは言っても、—だ」
に‐れん【二連】
同じ形・様式のものが二つ続くこと。
にれん‐じゅう【二連銃】
銃身が2本ある銃。
にれんぜん‐が【尼連禅河】
インドのビハール州を流れるガンジス川の支流バルガ川の古称。河畔の菩提樹の下で釈迦(しゃか)が悟りを開いたと伝える。
にろくじ‐ちゅう【二六時中】
《昔、1日が12刻であったところから》終日。一日中。また、いつも。「—警戒にあたる」→四六時中