ぬのめ‐ぞうがん【布目象眼】
象眼技法の一。地金に布目状の筋を彫り、その部分に薄く延ばした金属をかみこませて平面にしたもの。
ぬのめ‐ぬり【布目塗(り)】
素地(きじ)に漆を塗布した布・紗(しゃ)をあて、上から摩擦して布目を転写し模様をつける漆塗り技法。
ぬわ・る【縫はる】
[動ラ下二]周りのものにまぎれるように隠れる。「とある畔(くろ)のかげに—・れ伏し」〈太平記・九〉
ぬ‐ばかま【奴袴】
《指貫(さしぬき)に「袴奴」の字を用いたのを逆にし、誤読したもの》指貫(さしぬき)の異称。「烏帽子直衣に—の稜(そ...
ぬ‐ばかり
[連語] 《打消しの助動詞「ず」の連体形+副助詞「ばかり」》動詞の未然形に付く。…ないだけ。…ないほど。「桜花折り...
ぬば‐たま【射干玉】
ヒオウギの種子。丸くて黒い。うばたま。むばたま。
ぬばたま‐の【射干玉の】
[枕] 1 「ぬばたま」のように黒い意から、「黒」「夜」「夕」「宵」「髪」などにかかる。うばたまの。むばたまの。「...
ヌバック
牛・羊などの表皮を削って毛羽立たせ、ビロードのような質感をもたせた革素材。
ぬ‐ひ【奴婢】
《古くは「ぬび」》 1 召使いの男女。下男と下女。 2 律令制における賤民(せんみん)の一。奴は男子、婢は女子のこ...
ヌビア
アフリカ北東部、エジプトのアスワンからスーダンのハルツームに至るあたりのナイル川流域の地。古代エジプトの遺跡があり...
ヌビディア
⇒エヌビディア
ぬ◦べし
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の終止形+推量の助動詞「べし」。この場合「ぬ」は強調の用法》 1 推量の意を表す。…に...
ぬ‐ほこ【瓊矛】
玉で飾った矛。あまのぬほこ。「天(あま)の—をもて」〈神代紀・上〉
ぬ‐ぼく【奴僕】
しもべ。下男。
ぬま【沼】
1 湖より浅い水域。ふつう、水深は5メートル以内で、フサモ・クロモなどの水中植物が繁茂する。 2 俗に、趣味などで...
ぬま‐えび【沼海老/沼蝦】
1 十脚目ヌマエビ科の甲殻類の総称。淡水または汽水にすむ。ヤマトヌマエビ・ヌカエビなど。 2 ヌマエビ科のエビ。体...
ぬま‐か【沼蚊】
ヌマカ属のカの総称。体長10ミリメートル前後。黒褐色で体や脚に白い斑紋がある。南アメリカ・南アジア・アフリカの熱帯...
ぬま‐がい【沼貝】
ドブガイの別名。
ぬま‐がえる【沼蛙】
アカガエル科の両生類。体長3〜5センチで、雌は時に6センチを超える。背は褐色に暗色斑があり、腹面は白い。本州中部以...
ぬま‐がや【沼茅/沼萱】
イネ科の多年草。湿地に群生し、高さ約1メートル。根茎は短く、葉は線形。8〜10月、淡紫緑色の穂を円錐状につける。
ぬま‐がれい【沼鰈】
カレイ科の海水魚。全長約90センチ。他のカレイ類と異なり、両眼が体の左側にある。北太平洋の沿岸から汽水域にかけて、...
ぬまざわ‐こ【沼沢湖】
福島県西部にあるカルデラ湖。只見川中流域に位置する。只見川との高低差を利用した揚水式発電が行われる。面積3平方キロ...
ぬま‐すぎ【沼杉】
ヒノキ科の落葉高木。高さ25〜50メートル。湿地では、根回りの地上に呼吸根を出す。樹皮は赤褐色か灰褐色で、繊維状に...
ぬま‐た【沼田】
沼のように泥深い田。
ぬまた【沼田】
群馬県北東部の市。江戸時代は真田(さなだ)・本多・土岐(とき)氏などの城下町。木材の集散や木工業が盛ん。奥日光・尾...
ぬまた‐し【沼田市】
⇒沼田
ぬまた‐しんすけ【沼田真佑】
[1978〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成29年(2017)「影裏」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。同作品で...
ぬまた‐ぼんち【沼田盆地】
群馬県北部に広がる盆地。赤城山・子持山・武尊(ほたか)山などに囲まれた三角形の地域。標高は約300〜500メートル...
ぬま‐たろう【沼太郎】
1 スッポンの別名。 2 ヒシクイの別名。
ぬま‐だいこん【沼大根】
キク科の多年草。暖地の湿地や水辺に生え、高さ30センチから1メートル。葉は対生し、長卵形。秋、白い頭状花をまばらに...
ぬま‐ち【沼地】
泥深く、じめじめしている土地。 [補説]書名別項。→沼地
ぬまち【沼地】
芥川竜之介の短編小説。狂気の中で死んだ画家の油絵を巡る主人公と新聞記者のやり取りを描く。大正8年(1919)5月、...
ぬまづ【沼津】
静岡県東部の市。駿河湾に面する。もと水野氏の城下町で、東海道の宿場町として発展。水産加工業・金属機械工業・近郊農業...
ぬまづ‐アルプス【沼津アルプス】
静岡県の伊豆半島西部の付け根に延びる低山群の総称。沼津市内の香貫(かぬき)山(標高193メートル)から南に横山(標...
ぬまづ‐がき【沼津垣】
細い割り竹や板などを斜めに編んで作った網代垣(あじろがき)。静岡県沼津地方に多い。
ぬまづ‐し【沼津市】
⇒沼津
ぬま‐とらのお【沼虎の尾】
サクラソウ科の多年草。湿地に群生し、高さ40〜70センチ。葉は長楕円形で、互生する。夏、茎の先に総状に多数の白い小...
ぬま‐はぎ【沼萩】
ヌマトラノオの別名。
ぬま‐もりかず【沼間守一】
[1844〜1890]政治家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治維新後、大蔵省・司法省・元老院に出仕。嚶鳴社(おう...
ぬま‐よもぎ【沼蓬】
ヤマヨモギの別名。
ぬみ【要害/要】
1 攻防上で重要な地点。要衝。ぬま。「賊虜(あだども)の拠(を)る所は皆是—の地(ところ)なり」〈神武紀〉 2 た...
ぬみ‐ぐすり
1 シャクヤクの古名。〈和名抄〉 2 クコの古名。〈和名抄〉
ヌミディア
古代、アフリカの北西部、現在のアルジェリア付近にあった地方名。前3世紀ごろ、ヌミディア王国が成立したが、のちローマ...
ぬめ【絖】
生糸を用いて繻子織(しゅすおり)にして精練した絹織物。生地が薄く、滑らかで光沢があり、日本画用の絵絹や造花などに用...
ぬめ【滑】
敷居や鴨居(かもい)などの部材で、溝のないもの。無目(むめ)。
ヌーメア
南太平洋、ニューカレドニア島南西岸の港湾都市。旧称ポール‐ド‐フランス。ニューカレドニアの行政中心地。メラネシア随...
ヌーメア‐しんりんこうえん【ヌーメア森林公園】
⇒ミッシェルコルバッソン動物森林公園
ぬめ‐かわ【滑革/𩊠】
牛皮をタンニンでなめした、光沢と弾力のある皮革。革細工に用いる。
ぬめ‐く・る【滑くる】
[動ラ四]なめらかで滑る。ぬるぬるする。「丸太舟をこぎ出すごとく—・って歩み寄り」〈浄・嫗山姥〉
ぬめ‐ごま【滑胡麻】
アマの別名。