ねん・ず【拈ず】
[動サ変]つまむ。ひねる。「一枝の花を—・じ給ひしに」〈太平記・二四〉
ねん・ずる【念ずる】
[動サ変][文]ねん・ず[サ変] 1 物事の成就などを強く願う。「成功を—・ずる」 2 心の中で神仏に祈る。また、...
ねん‐せい【粘性】
1 ねばる性質。ねばりけ。 2 流体の内部に働く抵抗。流体の速度が流れの中の各点で異なるとき、速度をならして一様に...
ねん‐せい【稔性】
植物が受粉し、果実をつくることが可能であること。結実性をもつこと。
ねんせい‐けいすう【粘性係数】
⇒粘性率
ねんせい‐ダンパー【粘性ダンパー】
地盤と建物の間に設置される免震装置の一種。シリコーン油などの粘性流体を密閉封入したシリンダーとピストンで構成され、...
ねんせい‐ていこう【粘性抵抗】
⇒摩擦抵抗
ねんせい‐りつ【粘性率】
流体の粘性の度合い。流体の速度が、流れに垂直なある面で異なるとき、その速度の勾配に比例して働く摩擦力の大きさ。気体...
ねんせい‐りゅうたい【粘性流体】
流体や流体中の物体の運動を考える際に、粘性を考慮しなければならない流体。粘性流体のふるまいはナビエストークスの方程...
ねん‐ぜい【年税】
毎年納める租税。
ねん‐そ【燃素】
燃焼を説明するために仮定された元素フロギストンの訳語。→フロギストン説
ねん‐そう【年星/年三】
⇒ねそう(年星)
ねんそ‐せつ【燃素説】
⇒フロギストン説
ねん‐たい【粘体】
粘性があり、固体と液体の中間の性質をもつ物体。飴(あめ)・糊(のり)など。粘性体。粘性流体。
ねん‐たん【年担】
「年金担保貸付制度」の略。
ねん‐だい【年代】
1 経過してきた年月。「—を経た樹木」 2 時の流れをあるまとまりで区切った期間。「一九五〇—」 3 紀元から順に...
ねんだい‐がく【年代学】
天文学・物理学・暦学・文献学などを利用し、歴史上の事実の絶対年代や相互間の時間的関係を定める学問。
ねんだい‐き【年代記】
歴史上の出来事を年代順に記したもの。クロニクル。クロノロジー。 [補説]作品名別項。→年代記
ねんだいき【年代記】
《原題、(ラテン)Annales》古代ローマの詩人エンニウスによる詩。ローマの歴史を描いた長編叙事詩だが、現存する...
ねんだいき‐もの【年代記物】
年代記に載せる価値があるほどの事件。転じて、珍事件。
ねんだい‐もの【年代物】
長い年月を経て、それによって価値の出た物。また、非常に古い物。「—のワイン」
ねんだん‐せい【粘弾性】
粘性と弾性をあわせもつ性質。固体としての弾性変形と流体としての粘性を同時に示す。コロイド溶液、高分子物質などに広く...
ねん‐ちゃく【粘着】
[名](スル)ねばりつくこと。「しっかりと—する」「—テープ」
ねんちゃく‐ご【粘着語】
⇒膠着語(こうちゃくご)
ねんちゃく‐ざい【粘着剤】
接着剤の一種。物と物をはり合わせるのに用いるが、あとではがすことができる。
ねんちゃく‐しつ【粘着質】
クレッチマーによる気質類型の一。ねばり強く、感情的な動きが少なく、保守的で、時に爆発的な感情放出を行う気質。
ねんちゃく‐せい【粘着性】
ねばりつく性質。
ねんちゃく‐テープ【粘着テープ】
接着剤等を塗布したテープ。セロハンテープ、ガムテープなど。
ねんちゃく‐りょく【粘着力】
ねばりつく力。
ねん‐ちゅう【年中】
1 ⇒ねんじゅう(年中) 2 幼稚園・保育園で、4歳児。「—組」
ねん‐ちゅう【粘稠/黏稠】
[名・形動]ねばりけがあって濃いこと。また、そのさま。「—な液体」「—剤」
ねんちゅう‐ぎょうじ【年中行事】
一定の時期に毎年慣例として行われる儀式や催し物。初め宮中の公事(くじ)についていったが、のち民間の行事や祭礼にもい...
ねんちゅうぎょうじ‐えまき【年中行事絵巻】
平安後期の絵巻。もと六十余巻。後白河法皇の勅命で、常盤光長(ときわみつなが)らが宮中および民間の年中行事を描いたも...
ねんちゅうぎょうじ‐の‐そうじ【年中行事の障子】
宮中の年中行事の名目を両面に書いた衝立(ついたて)障子。清涼殿の弘廂(ひろびさし)にあった。ねんちゅうぎょうじのし...
ねん‐ちょう【年長】
[名・形動] 1 年齢が上であること。また、そのさまや、その人。としうえ。「仲間うちでいちばん—な(の)人」「—者...
ねん‐てん【捻転】
[名](スル)ねじれること。ねじれて向きが変わること。また、ねじって向きを変えること。「からだを—する」「腸—」
ねん‐とう【年頭】
年のはじめ。年始。「—のあいさつ」《季 新年》
ねん‐とう【念頭】
心の中の思い。胸のうち。「—に浮かぶ」「—にない」
ねん‐とう【燃灯/然灯】
1 法会のとき、供養のため灯をともすこと。また、その灯。 2 「燃灯仏」の略。
ねん‐とう【粘投】
[名](スル)野球で、投手が窮地をしのぎながら粘り強く投球すること。「ルーキーが—を見せる」
ねんとう‐きょうしょ【年頭教書】
⇒一般教書
念頭(ねんとう)に置(お)・く
常に心にかける。いつも忘れないでいる。「相手の立場を—・いて助言する」
ねんとう‐ぶつ【燃灯仏】
過去の世に出現し、釈迦(しゃか)に将来成仏するという予言を授けた仏。
ねん‐ど【年度】
暦年とは別に、事務などの便宜のために区分した1年の期間。「—初め」「—末」「会計—」
ねん‐ど【粘土】
岩石が風化や熱水作用によって分解してできた微細な粒子の集まり。地質学では粒径256分の1ミリ以下、土壌学では0.0...
ねん‐ど【粘度】
1 流体の粘性。 2 粘性率。単位はパスカル秒・ニュートン秒毎平方メートルのほか、ポアズを用いる。
ねん‐どう【念動】
一心に念じることによって、手を触れないでも物体が動くというもの。「—力」
ねんど‐かく【粘土槨】
古墳の埋葬施設の一。木棺の周りを粘土の層で覆ったもの。古墳時代前期に成立した。
ねんど‐がわり【年度替(わ)り】
年度が改まること。また、その時期。
ねんど‐がん【粘土岩】
堆積(たいせき)岩の一。粘土が圧縮・脱水して固結したもの。