ねずみ‐たけ【鼠茸】
ホウキタケの別名。
ねずみ‐つき【鼠突き】
未熟な槍(やり)の使いよう。また、槍術の未熟な者をあざけっていう語。「彦九郎あざ笑ひ、なんのおのれが—」〈浄・堀川波鼓〉
ねずみ‐とり【鼠取り/鼠捕り】
1 ネズミを捕らえること。また、その器具や薬剤。 2 《ネズミを捕食するところから》アオダイショウの別名。 3 警...
ねずみ‐ど【鼠戸】
1 「鼠木戸(ねずみきど)1」に同じ。 2 「鼠木戸2」に同じ。「—の口も塞(ふさが)りて、入るべき方もなし」〈太...
ねずみ‐なき【鼠鳴き】
「ねずなき」に同じ。「簾の内から—、何事かと寄る袖の時雨」〈浮・新色五巻書・三〉
鼠(ねずみ)に引(ひ)かれる
家の中に一人きりでいて、さびしいことのたとえ。
ねずみ‐の‐お【鼠の尾】
イネ科の多年草。日当たりのよい地に生え、高さ50〜70センチ。葉は線形。夏から秋、ネズミの尾に似た淡緑色の穂が茎の...
ねずみのこ‐さんよう【鼠の子算用】
「鼠算(ねずみざん)1」に同じ。
ねずみ‐のみ【鼠蚤】
ネズミに寄生するノミ。ケオプスネズミノミ・ヤマトネズミノミなど。人体にも寄生し、ペストなどを媒介する。
ねずみ‐の‐よめいり【鼠の嫁入り】
昔話の一。ネズミの夫婦が秘蔵の娘に天下一の婿をとろうとして、太陽・雲・風・築地と、次々に申し込むが、結局は同じ仲間...
ねずみ‐はなび【鼠花火】
小さな花火の一。火薬を詰めた細い紙の管を小さい輪にしたもの。火を付けるとネズミのように地面を走り回り、破裂する。ね...
ねずみ‐はんぎり【鼠半切り】
ねずみ色の半切り紙。漉(す)き返しの悪紙。
ねずみ‐ばしり【鼠走り】
門または出入り口などの、扉の枢(くるる)を受けるために柱間に渡した梁(はり)。とかみ。ねずばしり。
ねずみ‐ばんし【鼠半紙】
ねずみ色の粗末な半紙。
ねずみ‐まい【鼠舞ひ】
(ネズミが穴を出ようか出まいかとようすをうかがうように)ためらうこと。まごまごすること。ねずまい。「猪武者の尾につ...
ねずみ‐もち【鼠黐】
モクセイ科の常緑低木。暖地に自生。葉は楕円形でつやがあり、モチノキに似る。夏、白色の小花を円錐状に密につけ、果実は...
ねず‐もち【鼠黐】
⇒ねずみもち
ね‐ずり【根摺り】
ムラサキソウの根ですり染めること。また、染めたもの。「みかりするかきの—の衣手に乱れもどろにしめるわが恋」〈経信集〉
ねず・る【舐る】
[動ラ四]「ねぶる」に同じ。「唇を—・りまはし」〈滑・膝栗毛・三〉
ねせ‐つ・ける【寝せ付ける】
[動カ下一][文]ねせつ・く[カ下二]「寝かし付ける」に同じ。「むずかる子を—・ける」
ネセバル
ブルガリア東部、黒海に面する町。古代トラキア人集落メネブリアに起源し、紀元前6世紀初頭に古代ギリシャの植民都市メセ...
ね・せる【寝せる】
[動サ下一][文]ね・す[サ下二]寝るようにする。寝かす。「赤ん坊を—・せる」
ね‐ぜり【根芹】
セリ。根を食用とするところからいう。《季 春》「我が事と鯲(どぢゃう)の逃げし—かな/丈草」
ねそ
《副詞「ねそねそ」から》鈍重で気が利かないこと。また、そのような人。「大宮司の—殿がいつの間にやらちょろまかし」〈...
ネソ
海王星の第13衛星。2002年に発見された。名の由来はギリシャ神話の海のニンフ。海王星からの軌道距離は平均で486...
ね‐そう【年星/年三】
《「ねんそう」の撥音の無表記》陰陽家で、開運を祈って、その人の生まれた年にあたる属星(ぞくしょう)をまつること。ま...
ねそ‐ねそ
[副]言語・動作が鈍重であるさま。「そばから—上方の産まれと見えて」〈根無草・後〉
ね‐そび・れる【寝そびれる】
[動ラ下一][文]ねそび・る[ラ下二]寝る時機を失って眠れなくなる。寝そこなう。「長電話のせいで—・れてしまった」
ね‐そべ・る【寝そべる】
[動ラ五(四)]横になったり腹ばいになったりして、ゆったりとからだを伸ばす。「床に—・る」
ね‐そ・む【寝初む】
[動マ下二]男女が初めて共寝をする。「そき板もち葺(ふ)ける板目のあはざらばいかにせむとか我が—・めけむ」〈万・二...
ね‐ぞう【寝相】
眠っているときのかっこう。ねざま。ねずまい。「—が悪い」
ね‐ぞろい【根揃い】
1 根がそろっていること。 2 髪を結ったとき、鬢(びん)や前髪などの根がそろっていること。ねぞろえ。「まことにお...
ねた
《「たね(種)」を逆さ読みにした語。「ネタ」と書くことが多い》 1 新聞記事・文章などの材料や、取り上げる話題。「...
ねた【妬/嫉】
《形容詞「ねた(妬)し」の語幹から》ねたましいこと。また、恨みに思うこと。根にもつこと。「宵に悪口(あくこう)せら...
寝(ね)た牛(うし)に芥(あくた)掛(か)くる
悪事をした罪を無関係の人に着せることのたとえ。
ねた‐おろし【ねた下ろし】
《「ねた」は「たね(種)」を逆さ読みにした語》落語や漫才などで、初めてその芸を高座で演じること。新作を初めて発表す...
ねた‐が・る【妬がる】
[動ラ四]ねたましく思う。悔しがる。うらめしく思う。「かくいかう猛(たけ)き身に生まれて、なんぢを—・りて」〈宇治...
ねたが割(わ)・れる
手品などの仕掛けがばれる。また、たくらみがばれる。「狂言強盗の—・れる」
ねた‐きり【寝た切り】
横になったまま起きられないこと。「—の病人」
ねた‐げ【妬げ/嫉げ】
[形動ナリ] 1 ねたましいさま。憎らしくて腹立たしいさま。「かくほかに歩けどさらに—にも見えずなどあれば」〈大和...
寝(ね)た子(こ)を起(お)こす
静かに収まっている物事によけいな手出しをして、問題を起こすことのたとえ。
ねた・し【妬し/嫉し】
[形ク] 1 うらやましくねたましい。また、ねたましく思われるほどすばらしい。「心にくく—・き音(ね)ぞまされる」...
ねた‐ちょう【ねた帳/ねた帖】
1 漫才師などが出し物として披露する芸や漫談のメモ。また、仕事上の企画やアイデアなどを書き留めたメモ。 2 寄席の...
ネタニア
⇒ネタニヤ
妬(ねた)に籠(こ)・む
いつまでも恨みに思う。根にもつ。「きさとねんごろ致せしを由兵衛めが—・み」〈浄・今宮の心中〉
ネタニヤ
イスラエル北西部の都市。地中海に面しテルアビブヤッファの北約30キロメートルに位置する。1920年代に建設され、欧...
ねた‐ば【寝刃】
刀剣の、切れ味の鈍くなった刃。「—を研ぐ」
ね‐タバコ【寝タバコ】
寝床の中でタバコを吸うこと。また、そのタバコ。
ねた‐ばれ
仕掛け(ねた)が事前にわかって(ばれて)しまうこと。主に映画・演劇・小説・漫画などの作品の内容や結末が露見すること...
寝刃(ねたば)を合(あ)わ・す
《寝刃は切れ味の鈍くなった刃》刀剣の刃を研ぐ。転じて、こっそり悪事をたくらむ。