の‐やま【野山】
野と山。野や山。
のやまごくそうもんしょう【野山獄相聞抄】
古川薫による歴史小説。野山獄に幽閉されていた吉田松陰と、年上の女囚高須久子の交情を描く。昭和53年(1978)発表...
ノヤン
モンゴルの遊牧社会で、氏族長をさす称号。チンギス=ハンの統一後は、領主・貴族・高級役人などをもさすようになった。
のゆきやまゆき【野ゆき山ゆき】
与田凖一による少年少女向け詩集。昭和48年(1973)刊行。第11回野間児童文芸賞受賞。
の‐ゆさん【野遊山】
野山に出て遊ぶこと。「今日はどれへぞ—に出うと存ずる」〈虎寛狂・靫猿〉
の‐よ
[連語]《終助詞「の」+間投助詞「よ」。多く女性が使う》 1 断定をやわらげた言い方。「そうな—」「それは優しい方...
のより‐りょうじ【野依良治】
[1938〜 ]化学者。兵庫の生まれ。不斉(ふせい)合成の研究が評価され、平成12年(2000)文化勲章受章。平成...
のら
仕事もしないで遊び暮らすこと。また、その人。怠け者。放蕩(ほうとう)者。どら。「些異(ちとかわ)って居た偏屈者、そ...
の‐ら【野良】
《「ら」は接尾語。「良」は当て字》 1 野。野原。「最寄の灌木の間や—などを猟(あさり)尽して」〈二葉亭訳・めぐり...
ノラ
中央アフリカ共和国南西部の都市。サンガムバエレ州の州都。マンベレ川とカディ川の合流点に位置し、河港をもつ。
ノラ
イプセンの戯曲「人形の家」の女主人公。夫にとってかわいい人形にすぎない妻の地位を捨て、夫や子供とも別れて家出する。...
のら‐エーピー【野良AP】
⇒野良Wi-Fi
のら‐ワイファイ【野良Wi-Fi】
暗号化やパスワードなどのセキュリティー上の管理がなされておらず、だれでも無料で利用できる状態にある無線LANアクセ...
のら‐ワイファイスポット【野良Wi-Fiスポット】
⇒野良Wi-Fi
のら‐アクセスポイント【野良アクセスポイント】
⇒野良Wi-Fi
のら‐アプリ【野良アプリ】
⇒勝手アプリ
のら‐いぬ【野良犬】
飼い主のいない犬。宿なし犬。やけん。のいぬ。 [補説]「野良犬」は飼い主がなく、人家の周りをうろついて残飯などを食...
のら‐いも【野良芋】
収穫したあとに残った芋が越冬し、翌春に芽生えたもの。雑草とみなされる。
のら‐かせぎ【野良稼ぎ】
田畑に出て農作業をすること。野良仕事。
のら‐がらす【野良烏】
1 ねぐらのない烏。「—、うかれがらすの浮き名も消えて」〈鶉衣・鴉箴〉 2 たえずそこに出入りして事情に通じている...
のら‐ぎ【野良着】
野良仕事で着る衣服。
のら‐くら
[名・形動]怠けて遊んでいること。また、そのさまや、その人。「—者」「彼のような—な息子を生んだことを」〈佐藤春夫...
のら‐クラウド【野良クラウド】
⇒ローグクラウド
のらくらものにっき【のらくら者日記】
「愉しい放浪児」の別邦題。
のらくろ
田河水泡(たがわすいほう)作の連載漫画。また、その主人公の名。のら犬の黒吉が軍隊に入り、失敗を重ねながらも昇進して...
のら‐しごと【野良仕事】
田畑に出てする仕事。農事。
のら◦す【宣らす/告らす】
[連語]《動詞「の(宣)る」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》おおせになる。おっしゃる。「あらたまの年の経ぬれば...
のら‐でんぱ【野良電波】
⇒野良Wi-Fi
ノラド
《North American Aerospace Defense Command》北米航空宇宙防衛司令部。米国と...
のら‐ねこ【野良猫】
飼い主のない猫。のねこ。→野猫[補説]
のら‐ねずみ【野良鼠】
1 ヒミズの別名。 2 ジネズミの別名。 3 ヤマネの別名。
のら‐ホットスポット【野良ホットスポット】
⇒野良Wi-Fi
のらぼう‐な【のらぼう菜】
アブラナ科の野菜。東京西郊・埼玉などで栽培される。春に収穫され、葉や茎をおひたし・天ぷらなどにする。
のら‐まいり【のら参り】
のらくら者が、信心からではなく遊び半分に神仏に参拝すること。「喧嘩師の—」〈浄・油地獄〉
のら‐まつ【のら松】
のらくらと遊び暮らす者を人名めかしていう語。「是—、…なぜにきりきり働きやらぬ」〈浄・嫗山姥〉
のら‐まめ【野良豆】
1 ソラマメの別名。 2 ツルマメの別名。 3 エンドウの古名。〈和名抄〉
のら‐むすこ【のら息子】
怠け者で遊び好きの息子。道楽息子。どら息子。
のら‐もの【のら者】
のらくらと遊び暮らす者。怠け者。どら者。
のら‐やぶ【野良藪】
野にある藪。「なき人を—などに置きて侍るを見て」〈拾遺・哀傷・詞書〉
のらり‐くらり
[副](スル) 1 「ぬらりくらり2」に同じ。「—(と)質問をかわす」 2 「ぬらりくらり3」に同じ。「日がな一日...
のらをかわ・く
仕事を怠ける。遊びにふける。「茂兵衛めが戻ったら代はらうと存ずれど、どこに—・くやら」〈浄・大経師〉
のり【法/則/典/範/矩】
《動詞「の(宣)る」の連用形が名詞化したもので、神仏・天皇の宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形...
のり【乗り】
[名] 1 乗り物などに乗ること。また、その人。「船—」 2 つりこまれること。調子づくこと。また、音楽のリズムな...
のり【糊】
1 米・麦などの澱粉質の物を煮て、粘りけを出させたもの。紙をはりつけたり、布地に張りをもたせたりするのに用いる。「...
のり【生血/血】
まだ乾かない粘りけのある血。血糊(ちのり)。「疵口を確(しっ)かと抑えてはいるものの、—は溢れて」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
のり【海苔】
1 ウシケノリ科アマノリ属の紅藻の総称。主に海岸のしぶきのかかる岩上に生え、冬から春に生育。アサクサノリ・スサビノ...
のり‐あい【乗(り)合い】
1 他人どうしが、同じ乗り物に一緒に乗ること。また、その人。「—の釣り船」 2 「乗合自動車」「乗合馬車」「乗合船...
のりあい‐じどうしゃ【乗合自動車】
一定の運賃で不特定の旅客を乗せ、定まった路線を運行する大型の自動車。バス。
のりあい‐だいりてん【乗合代理店】
2社以上の複数の保険会社と代理店契約を結んでいる保険代理店。 →専属代理店
のりあい‐ばしゃ【乗合馬車】
多人数がいっしょに乗る馬車。ふつう、一定の路線を一定の運賃をとって走った。→円太郎馬車 [補説]書名別項。→乗合馬車